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      <title>Across the Street Sounds</title>
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      <language>ja</language>
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         <title>残暑のお見舞いを申し上げます。</title>
         <description><![CDATA[<center><object width="480" height="385"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/RCQsnoZMGig&amp;hl=ja_JP&amp;fs=1"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/RCQsnoZMGig&amp;hl=ja_JP&amp;fs=1" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="480" height="385"></embed></object></center><br><br><br><br>

<center><object width="480" height="385"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/UFp60k9-Y74&amp;hl=ja_JP&amp;fs=1"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/UFp60k9-Y74&amp;hl=ja_JP&amp;fs=1" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="480" height="385"></embed></object></center><br><br>


嗚呼、これらの歌唱に魅了されます。ふたつめは日本人による詞曲ですが、繊細なファルセット・ヴォイスで本場ものを彷彿とさせるのではないでしょうか。こちらSP盤からコピーされた音源のようで、スクラッチ・ノイズも雰囲気を高めているようです。

数日間、家内の実家へ行って参ります。ハワイイでなく残念。


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         <pubDate>Thu, 12 Aug 2010 02:27:20 +0900</pubDate>
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         <title>おそらく雨音はわたしと娘では聞え方が違うでありましょう</title>
         <description><![CDATA[小学校の校庭。卒業してから訪れてみると、なんだこんな狭い所で運動をし、遊んでいたのかと思わずにいられないのではないでしょうか。わたしたちの心の成長、すなわちより広く社会を見得る力の獲得という以上に、単に体のサイズの成長によるところが大きく影響しているに違い在りません。
恐らく、わが娘も、いま、広々と感じている小学校の校庭が、いつの日か、とても狭く感じる日が訪れることでしょう。
そんな彼女と、親（大人）であるわたくしの間には、見ているもののスケールの差と同様に、聞いているものにも差があるのではないでしょうか。地を叩く雨の音、虫の音（ね）、背の高さが多いに影響を与えるでありましょう自動車のエンジン音、そして周りを取り囲む雑踏の音。

月捲りのカレンダーを一枚破って暦は八月となりました日曜日、前売り券を買ってあるので今日はポケモンの映画を見にゆこうという娘と家内を制して、この月始めの日はひとり千円で映画を見れるのだから、わざわざ前売り券を使って入場するのはもったいないと進言したところ、それならば<a href="http://www.karigurashi.jp/index.html" target="_blank">アリエッティ</a>を見ようということでwebにて席を確保し最寄りのシネマコンプレックスへと出掛けたのでした。

作品は絵の描き込みの詳細さにも目を見張ったのですが、なんといっても音の扱いが秀逸でした。状況を描写しながら、心理に迫る演出。翔くんが聞いているであろう音と、アリエッティが聞いているであろう音の描き分け。マルチ・チャンネルであるサラウンド効果を上手く使いながら、柔らかい音質でこれらを表現された音響効果、ダビングステージ担当者には敬意を表したいです。
そして、ダブルのアコギに、アイリッシュ・ハープ、イーリアン・パイプ。加わる音楽は妖精の国、ゴブリンの伝説を語るに相応しい響き。作曲者は仏国ブルターニュ出身だとの由。ああ、ブルターニュはケルトの人々の土地であります。

お話しは、原作である「床下の小人たち」を<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4001140624?ie=UTF8&tag=soundofsilenc-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4001140624" target="_blank">岩波少年文庫</a>にて是非読みたくさせられました。このような寓話が、ずうっと残って、いつの時代でも、わたしたちの心の隅で生き続けてほしいと願わずにいられません。


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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">movie</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 02 Aug 2010 05:18:57 +0900</pubDate>
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         <title>盛夏の熱を四分之一秒の幻に変えて</title>
         <description>先週のこと。茹だるような暑さが続くとある日、その暑さの全てを吸収したような、これまた熱い街路がございました。その宵、大きな荷を曳いたわたくしは其処の熱気の源となる雑踏の人々をすり抜けるのが一苦労でありましたが、それでもわたしたち一行三名は何とか裏路地へと身を忍ばせることが適いました。
路地に身を潜めること数十分、わたくしは協力者に予め打ち合わせた準備位置へ着くよう指示をしてわたくし自身も持ち場に着きます。
わたくしの指示にて協力者が動き、ある瞬間を狙って光景を写真機のフイルムを感光させるべく四分之一秒に設定してあつたシャッターを開けたのでした。




この日より、展覧会へ向けた写真制作を開始いたしました。
いや、展覧会はいつのことになるか、一年後なのか、二年後なのか、計画はまだまだ企てられないのではございますが、制作中途にて心が折れないように、こういう公の場所で宣言をしておくのがよいと思ったのでした。</description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">essay</category>
        
        
         <pubDate>Sun, 25 Jul 2010 01:02:31 +0900</pubDate>
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         <title>絵の具滴る筆のさき、想いも駈ける指のさき</title>
         <description><![CDATA[七夕の今宵、首都圏は雨。
わたくしは今日から始まりました、とある展覧会？　ライブ・ペインティング？　パフォーマンス？　イベント？　上手く嵌まる言葉はございませんが、すなわちそういうふうに突き抜けたいと考えていらっしゃる（はずの）若い美術家三人と、幾人かのミュージシャンが為す会場へ、その行為を撮影するために行ってまいりました。

まだ始まったばかりで、わたくしには今後どうなってゆくのか、まったく見当がつかないのですが、そこが面白いところでしょう。明日はほぼ終日、金曜は夜帯に、土曜も数時間を其処で過ごそうとスケジュールしております。残念ながら最終日の日曜には伺えないのですが、全五日間、渋谷の画廊で行なわれる狂気を写しまくろうとしているのです。

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「間の無い国」
７月７日～１１日、Gallery LE DECO 4F
<a href="http://home.att.ne.jp/gamma/ledeco/map.html" target="_blank">http://home.att.ne.jp/gamma/ledeco/map.html</a>

岡崎嶽、坂本紀恵、松田紀子 with Musicians: 橋本裕樹、藤本一郎
12:00～20:30開場 ※初日は15:00～、最終日は～15:00
入場料￥500、交換にドローイングを一枚差し上げます。

東京都渋谷区3-16-3ルデコビル
TEL03-5485-5188
※渋谷駅南口を出て明治通りを恵比寿方面に徒歩5分


「間の無い国」は、３人のペインターとミュージシャンがGallery LE DECOの一室を５日間ジャックし、公開制作を展開するイベントです。
スクエアーな展示会とも一時間や二時間で終わるライブペインティングとも異なる濃密なムードを立ちこめ、鑑賞者はのぞき見的な体験を逸脱し、音と共に「間」に投げ込まれ、ねじれ、循環するヴィジュアルや行為に飛び込むことになるでしょう。
喧騒は息を潜めふと、そこには間の無い国が立ち現われるでしょう。
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とのことです。

会期中、渋谷に立ち寄られることがございましたら、若い美術家たちの奔放と誠実と迷いと真っ直さを見にきてくださいませ。

<center><img border="0" alt="st-ldc10070701.jpg" src="http://across.mniijima.com/img/st-ldc10070701.jpg" width="480" height="320" /></center>



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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">General art</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 07 Jul 2010 23:59:59 +0900</pubDate>
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         <title>お父さんはそんなことお前に教えた覚えはない。</title>
         <description>昨日八歳となった娘に、どこか行きたいところはないかと問いますと、浅草のでっかい提灯がみたいとのこと。
下町はいいぞとか、浅草はおもしろいだとか、隅田川は最高だなどという教育は決してしておらず、お父さんが撮った雷門の写真とかを額装して部屋に飾ってあったり決してしてはいないのですが、何処から斯様な発想がでてきたものなのか不思議であります。

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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">墨東</category>
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         <pubDate>Sun, 13 Jun 2010 23:59:59 +0900</pubDate>
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         <title>さすが浅草、此処は猿ではないが、馬が居る</title>
         <description>皐月の末から好天つづき、水無月にはいっても梅雨の足音はまだ聞えない首都圏。この日も暑く陽が射すお天気で、雷門の前には多くの人々が記念の写真を撮っておりました。
このところの浅草は観光客が増えてきているのではないかと、其処で待ち合わせたＪさんは言うのです。六月六日、わたくしは浪曲の魅力を教えてくださったＳさんと、そしてそのご子息であって、此処浅草にも勤務されていたことのある呉服のプロであるＪさんと男三人で、人ごみの仲見世を避けながら、伝法院をぐるりとし、木馬亭へと向かったのでした。

かつてはちょっと繁華なところには必ずやあったと言われる寄席も、ラジヲやテレビの普及以来、いまやめっきりその数を減らしており、まして浪曲を定席としている小屋なぞは関東では此処木馬亭のみとなっている今日でございます（上方には在るのでしょうか？）。
ところが、その木馬亭でも浪曲公演は月の頭の十日間ほどだけ開かれ、残りの日々はその他の演芸種の公演で埋められるありさま。先日、此処に電話をかけ、日曜に伺いたいのですが混み合いますかと尋ねたところ、いや大丈夫ですよ、どうぞいらしてくださいと、おそらくは席亭の方だろう女性の声で仰られ、安堵と同時に寂しい気持ちにさせられたのでした。

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         <pubDate>Thu, 10 Jun 2010 05:22:50 +0900</pubDate>
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         <title>夏隣る空は沈んで樹木浮く</title>
         <description><![CDATA[<center><a href="http://across.mniijima.com/img/st-kkt10050201l.html" onclick="window.open('http://across.mniijima.com/img/st-kkt10050201l.html','popup','width=720,height=540,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img border="0" src="http://across.mniijima.com/img/st-kkt10050201l-thumb.jpg" width="480" height="360" alt="" /></a></center>


富士に降った雨雪が、八千五百年前の噴火でできた<a href="http://www.kakitagawa.tv/shimizu-t/roman/shizun/shizen.htm" target="_blank">三島溶岩流</a>の内部を経て地表に湧き出る処。その湧水量は東洋一とか。
この湧水地には朝な夕な幾度となく足を運んでおりましたが、陽の高きとき、その陽の姿も包有してしまうことに気づかなかったのは迂闊でございました。
と言ふわけで、写真機は持っておらず、電話のカメラ機能にてキャプチュアするしかなかったお粗末でございます。
これもまた黄金週間でのこと。


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         <pubDate>Mon, 24 May 2010 17:32:03 +0900</pubDate>
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         <title>秀抜な黒子たちによって支えられるものがたり</title>
         <description><![CDATA[そほいえば、まだ書いていなかつた感想文。有楽町では毎年恒例になってまいりました<a href="http://www.lfj.jp/lfj_2010/" target="_blank">ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン</a>がショパン生誕200年で盛り上がっていたであろう、黄金週間のとある日、わたくしは地方のシネコンでそのショパンのピアノ協奏曲を聴いておりました。
と言いますのも「のだめカンタービレ　最終楽章　後編」（！）を娘や姪子たちと観にいったのでした。この映画の前編は観ていないのですけれど、ピアノ演奏の吹替えを<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%B3" target="_blank">ラン・ラン</a>が（前編も）おこなったということを遅まきながら知ったので、娘たちを連れていったというより、くっ付いて行ったようなものでした。

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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">classical music</category>
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         <pubDate>Wed, 19 May 2010 11:36:37 +0900</pubDate>
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         <title>薫風ふく永田町、此処が道頓堀だっていいぢゃない</title>
         <description>歌祭文は錫杖を片手に、もう片方には法螺貝をもって歌い語る芸能であったようです。多くコピーペーストされ続けた文献に、法螺貝は吹くものとして挙げられていたようなのですが、小沢昭一氏の聞き書き「日本の放浪芸」によりますと、法螺貝はメガホンの代わりなのだそうです。もちろん門付けの芸。
文楽の「新版歌祭文」の冒頭は、この歌祭文を、世話物本を売る繁太夫節の門付けに替えて演出が為されており、義太夫語りによる繁太夫節という複雑な状態を、ああさすがに繁太夫節は哀切な語り口だなぁなどと知った口を聞けるほど違いを感じることが出来なかったのは日本人として甚く悲しいことでした。

五月十六日の日曜日、待望の文楽による人形浄瑠璃を永田町の国立小劇場にて観てまいりました。
演目は先にも記しました「新版歌祭文」と、舞踏もので短いけれど華やかな「団子売」。

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         <link>http://across.mniijima.com/2010/05/post_357.html</link>
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         <pubDate>Mon, 17 May 2010 23:59:59 +0900</pubDate>
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         <title>黒と白の狭間で生きた一世紀</title>
         <description><![CDATA[昨日（11日）の朝刊に<a href="http://en.wikipedia.org/wiki/Lena_Horne" target="_blank">リナ・ホーン</a>の訃報記事が掲載されておりました。
享年九十二歳の大往生。


●<a href="http://across.mniijima.com/2008/01/post_200.html" target="_blank">レビュー・ソング（１）</a>

●<a href="http://across.mniijima.com/2008/01/post_201.html" target="_blank">レビュー・ソング（２）</a>

●<a href="http://across.mniijima.com/2008/01/post_202.html" target="_blank">レビュー・ソング（３）</a>

●<a href="http://across.mniijima.com/2008/02/post_209.html" target="_blank">２０世紀の歌姫たち（３）</a>

彼女と、他の素晴らしいミュージシャンが出演した1943年の映画「<a href="http://en.wikipedia.org/wiki/Stormy_Weather_%28film%29" target="_blank">Stormy Wheather</a>」を観てみたいと思っているのですが、国内ではまだDVD化されておりませんで、叶っておりません。（上記「レビュー・ソング（３）」にてトレーラーをリンクしています。）

リチャード・アヴェドンが撮影したLPジャケットを掲げながら「Lena: A New Album」を聴いて追悼。]]></description>
         <link>http://across.mniijima.com/2010/05/post_355.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">jazz</category>
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         <pubDate>Wed, 12 May 2010 14:44:00 +0900</pubDate>
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         <title>端座する名人の背は伸び撥踊る、声色許多で間を走る（番外１）</title>
         <description><![CDATA[放浪の大道芸、諸芸を包含し、浪花節。

空き地に、人を集めて、これ「開き」といふ。
たまに高座を葭簀で囲んだ「開き」あり。
仮説小屋、中には桟敷、これ「箱店」也。
ときは文明開化、明治初期、寄席への進出、前夜のこと。

「浪曲の夕べ」にて伊丹秀敏師匠による浪曲・曲師の至芸を堪能し、冨士路子さんの実口演に触れたわたくしですが、この浪曲なるジャンルがいかに成立してきたのか、そういうことに甚く興味が湧く体質なのですよ。
ところが事前に読んでおりました
●「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4885920485?ie=UTF8&tag=soundofsilenc-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4885920485" target="_blank">実録　浪曲史</a>（唯二郎著　青峰書房刊　ISBN 978-4885920486）」
は、浪曲創成期のころの記述に乏しいのです。
いくつかの既存大道芸、放浪芸がミクスチュアされ、それらが明治期にひとつのジャンルとしての浪曲へと至ったのだそうですが、そのあたりを詳らかにするには他の資料をあたるのがそさそうです。

●「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4000242636?ie=UTF8&tag=soundofsilenc-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4000242636" target="_blank">定本日本浪曲史</a>」を記した正岡容氏に師事された大西信行氏による、
●「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4093872643?ie=UTF8&tag=soundofsilenc-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4093872643" target="_blank">浪花節繁昌記</a>（大西信行著　小学館刊　ISBN 978-4093872645　絶版かも。小学館のサイトでは検索にかかりませんでした。）」
●そして小沢昭一氏の「日本の放浪芸」が参考になります。

小沢昭一氏が1970年代におこなったたいへん貴重な聴き歩きの結実「日本の放浪芸　小沢昭一著」、現在入手しやすいのはオリジナル版と記されました<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4006021054?ie=UTF8&tag=soundofsilenc-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4006021054" target="_blank">岩波現代文庫版（ISBN 978-4006021054）</a>ですが、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4560035857?ie=UTF8&tag=soundofsilenc-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4560035857" target="_blank">白水社版</a>（ISBN 978-4560035856）が写真が多くて参考になります。ただし高価な本ですので興味のある方は図書館などで探してみてください。
この本は浪曲のルーツだけでなく、わたしたちの国にある（あった）様々な芸能を取材しており、ほんとうに素晴らしい仕事を為してくださったとページを捲るたびにその感が強まります。そして本だけでなく（どちらかといえば、こちらが主なのだと思いますが）<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005GW9G?ie=UTF8&tag=soundofsilenc-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B00005GW9G" target="_blank">音源</a>も残してくださっております。
わたくしはこの小沢氏が集めた音源を未聴なのですが、他のシリーズも含めてこれから是非揃えてゆきたいと強く思っているのであります。

（番外２　はそのうちに、）]]></description>
         <link>http://across.mniijima.com/2010/05/post_356.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">jpn traditional music</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 10 May 2010 16:32:02 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>端座する名人の背は伸び撥踊る、声色許多で間を走る（３）</title>
         <description><![CDATA[浪曲を演じる舞台のうえはKai-Wai散策さんの「<a href="http://kai-wai.jp/2010/04/post-1401.html" target="_blank">『浪曲三味線』はいかが？</a>」で詳らかではございますが、後ろに金屏風、浪曲師の前に口演台となるテーブルがございまして、曲師はたいてい幕やついたてのうしろへ隠れて浪曲師をサポートいたします（そうでないこともあるそうな）。
演劇的なセットはございませんので、如何なる演目においても（物語の）状況はあくまでも浪曲師の（節＝歌とせりふ）言葉と曲師の三味線のみで表されます。
節やせりふといった文句の中で雪が降っていれば客たちは「ああそうなのか」と頭で思うのではございますが、そこにしんしんとした雪景色をイメージとして立ち上がらせるのは曲師が付ける三味線の音であったのでした。またときには登場人物の感情までも表すその音が、浪曲師の言葉を増幅させて物語のなかへはいってゆく手助けとなっているようなのでございます。

また曲師の三味線は、おそらくはもともとは大道の芸であったという（浪曲の）ルーツを思わせるのですが、たいへんエモーショナルなもので、これは長い歴史のなかでソフィスティケイトされた長唄（三味線）などの表現とは甚く異なりまして、瞬間的に聴くものの心にぐさりと入り込んでくるように感じられました。
それは殊の外よい心地なのでございます。
三味線は、糸の振動が竿に触れてビヨーンサワサワサワと鳴るというたいへん独特な構造を持っていて（これがギターなら不良品または要調整）、これを「さわり」と呼ぶそうなのですが、浪曲三味線にはこの楽器的特徴だけでなく、思いきり撥で弾いた反動で糸が本体の皮やそれこそ竿にまで当たってバチッという打撃音を加えた奏法が目立つことが判りました。このノイジーな奏法はどちらかというと地方の民謡などをルーツに持つのではないかしら？　そんなことを考えながら伊丹秀敏師匠の芸を聴いておりました。

正直なところ、浪曲演目の所謂「なにわぶしだよねぇ」という世界観が現代におきましてどれほど通用するかと云えば、甚だ残念なことになるのかもしれません。然し乍ら明治の時代にジャンルとして確立され、大正、昭和と、近代日本の大衆の中で育まれ、愛されてきた民衆の哀歌が、このような高い完成度の芸能として在ることに感動を覚え、また同時に憂慮の念も抱かずにはいられませんでした。
こうした状況描写や感情描写を受け持つ曲師の芸を目の当たりにできましたこと、「席亭　宇」にて開かれました「浪曲の夕べ」はまたとない素晴らしい時間でありましたこと明らかなのでございます。


＜＜関連エントリー＞＞
●MyPlace: <a href="http://myplace.mond.jp/myplace/archives/000665.html" target="_blank">浪曲の夕べ：伊丹秀敏師匠の三味線と浪曲をきいた</a>

●Kai-Wai散策: <a href="http://kai-wai.jp/2010/04/post-1406.html" target="_blank">席亭 宇『浪曲の夕べ』</a>

●Kai-Wai散策: <a href="http://kai-wai.jp/2010/04/post-1407.html" target="_blank">宇 光 景</a>

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         <link>http://across.mniijima.com/2010/05/post_354.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">jpn traditional music</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 05 May 2010 23:59:59 +0900</pubDate>
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         <title>端座する名人の背は伸び撥踊る、声色許多で間を走る（２）</title>
         <description><![CDATA[<a href="http://across.mniijima.com/2010/04/post_352.html" target="_blank">明日へ続く</a>と書きながら、間を置いてしまった体たらく。
四月二十四日、松戸の「席亭　宇」にて行なわれました「浪曲の夕べ」の第一部は、曲師・伊丹秀敏師匠の至芸を味わおうという、なかなか稀な企画でございました。そもそも浪曲における曲師は如何なる仕事を受け持ち、主となる浪曲師の芸を如何に支えているのかを弟子の水乃金魚（みずのきんとと）さんが進行を務め、それに師匠が応え、演じてみる、というものでございました。

伊丹秀敏師匠は、大正から昭和の中頃まで大活躍をされた浪曲師、（二代天中軒雲月改め）伊丹秀子さんのお弟子さんだったとのこと。八歳でこの道に入門されたのだそうです。
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         <link>http://across.mniijima.com/2010/04/post_353.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">jpn traditional music</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 27 Apr 2010 21:09:55 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>端座する名人の背は伸び撥踊る、声色許多で間を走る（１）</title>
         <description><![CDATA[上野駅を発った常磐線は、隅田川、荒川放水路、綾瀬川、中川と越えてゆき、江戸川を渡れば、其処は千葉県で、ほどなくして松戸駅に着きます。こちらの方面へほとんど来ることのないわたくしですが、四月二十四日の土曜日は、初めてこの松戸に降りたのでした。
駅の西側、江戸川に近いところには坂川を中心にいくつかの川や水路があって、わたくしの目を楽しませてくれるところのようでございます。
ところがこの日、そんな街をゆっくり見物しているどころではございませんでした。駅近くの好立地にございます「席亭　宇」に行かなくては。

「席亭　宇」の名が出れば、当ブログをお読みになられていらっしゃる、おおよその方々はお気づきだと思います。「<a href="http://across.mniijima.com/2010/04/post_349.html" target="_blank">アイリッシュ・ミーツ・ラテン</a>」へ行ったとき、<a href="http://myplace.mond.jp/myplace/" target="_blank">玉井さん</a>からお誘いがあったのでした。

MyPlace
・「<a href="http://myplace.mond.jp/myplace/archives/000661.html" target="_blank">伊丹秀敏の三味線　4月24日土曜日</a>」

Kai-Wai散策、masaさんの、
・「<a href="http://kai-wai.jp/2010/04/post-1401.html" target="_blank">『浪曲三味線』はいかが？</a>」
・「<a href="http://kai-wai.jp/2010/04/post-684.html" target="_blank">『浪曲の夕べ』への誘い</a>」

洋楽に詳しいが、邦楽にはあまり親しんでこられなかったと仰るmasaさんが、これは凄いと惚れ込んだ三味線。それはいったいどんな音色を聴かせてくれるのか楽しみでなりませんでした。
ところで、わたくしはこれまで小唄や新内流しなどは聴いてきたものの、浪曲にはほとんど縁がございませんで、昨年あたりお世話になっている知人の父君より、浪曲はいいよと、そして浪曲師だけでなく、曲師の合いの手も上手い人のものには陶酔できると、インド音楽のラヴィ・シャンカールやオスカー・ハマーシュタインのミュージカル、オペラのキャスリーン・バトルやレニ・フレミングなどを引き合いに出して教えてくださっていたのでした。
わたくしのなかでは機がまさに果実のごとく熟して、いまにも枝からこぼれ落ちそうになっていたわけです。あとは手を出してみるだけ。

まずは図書館へゆき、浪曲のCDを数枚、そして浪曲の発生や歴史を知りたく「実録　浪曲史　唯二郎著　青峰書房刊」を借りて読んでみたのでございます。

ところで「浪曲の夕べ」が催される二日前、こんなことがございました。
MyPlace
・「<a href="http://myplace.mond.jp/myplace/archives/000664.html" target="_blank">新島さんから送られたメール</a>」
曲師に注目した会が行なわれようとしているところへ、なんというタイミングでしょうか。ますます伊丹秀敏師匠の三味線が聴きたくなりますよね。

（明日へ続く）

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         <link>http://across.mniijima.com/2010/04/post_352.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">jpn traditional music</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 24 Apr 2010 23:59:59 +0900</pubDate>
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         <title>新月や神も覗いた笛の音に己が満顔羞色を帯び</title>
         <description><![CDATA[ここは東京、渋谷。駅前からかつての大和田横町を抜け、道玄坂を渡って、百軒店へ。その百軒店も反対側へ抜け、円山町のホテル街にあるライブハウスへ。


彼女の出身地方【追記：注】は、彼女曰く、これ以上田舎なところは他所にないほど田舎なのだそうです。そして彼女はその地にある泉のほとりへ出掛け、ひとり、笛を吹くことがあるそうです。彼女の笛の音色が汚れなく澄んでいて、それを聴くわたしたちの心をも浄化するような響きであるのは、彼女が過ごしてきた斯様な環境が大きく影響しているのかもしれません。

<img border="0" src="http://across.mniijima.com/img/koto10041401.jpg" align="left" width="210" height="310">篠笛、神楽笛を吹く、<a href="http://www3.ocn.ne.jp/~kocchi/" target="_blank">こと</a>さんのライブを<a href="http://7th-floor.net/" target="_blank">渋谷7th FLOOR</a>へ4月14日、新月の日に、聴きにゆきました。
和ものの笛ですが、彼女が此処で奏でる音楽はあくまでもインストゥルメント・ポップスと云えばいいのでしょうか。ドラム、Ｅベース、ピアノ、アコギをバックに従えた編成。そうですねぇ、例えば世界遺産の番組（ってまだ放送されているのかしら？）のようなもののオープニング・テーマにしたらとてもマッチしそうですし、映画のサウンドトラックとしてもよさそう。すなわち音楽だけを聴いていますと映像を喚起する力があるのかもしれません。
シンプルなビートのうえに、たゆたう時間を乗せたメロウな曲、奇数拍子に複雑なメロディ、多彩な展開を持つアッパー曲など、どれも楽しい。
そしてことさんの笛。ピーっと高い音域を吹いても決して耳が痛くならないのですが、これは和楽器特有の性格という以上に、細やかな装飾音がたくさんついて、そしてロングトーンの最中も息の加減が微妙にコントロールされる奏法に大きく依っているのかもしれません。さらには笛を持ち替えてアルトな音域になりますとその柔らかさに空気の密度が一層増すようにも思えます。
そしてそれらは甚く澄んでいて美しいのです。

彼女は広島の県北部の山間で盛んに行なわれているそうな神楽団（<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E8%A6%8B%E7%A5%9E%E6%A5%BD" target="_blank">石見神楽</a>の系流のようです）の一員を父にもつ、いわばエリート。ここまでの笛吹きになるまで血のにじむような努力があったのでしょう。そして得た音色は先に記しましたように、わたくしが訪れたことがない美しい日本の、その水に洗われて育まれてきたのでしょう。

ライブハウスを後にして、駅まで戻る途中、再び百軒店へはいってゆきました。こんな時間の此処には怪しい店に導こうとポン引きたちがうろうろしているのですが、声をかけてきたうちの一人は、わたくしに「兄さん、もう一軒どう？」と訊いてきたのです。「もう一軒どう？」と。
果たして、わたくしはそんなに満足げな顔をしていたのでしょうか？


【追記：注】風情溢るる田舎は、彼女のご賢父様の出身地とのこと、ご教示いただきました。ご本人は斯様な処へ神楽の鍛錬のために通い続けたとのことでした。
誤記に関しまして、関係各位様にご迷惑をお掛けしましたこと、深くお詫び申し上げます。（22年4月16日）]]></description>
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         <pubDate>Thu, 15 Apr 2010 22:01:36 +0900</pubDate>
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