前エントリーにて、今回、清家冨夫さん作品展の主題となっております、イングランド、ブライトンのWest Pierについて、簡単にご説明をさせていただきました。
嵐と火災により倒壊しました19世紀の建築物。それは世界的にも珍しいPleasure pierで、その廃墟を濃い霧の日に見てみますと、徒ならぬ光景が垣間見え、それを機に霧がでた日を選んで撮影を繰り返したのだそうです。
このことを単純に受け止めますと、なんとロマンティックな、まさに19世紀的な、と思ってしまいます。人類が造ったものが、老朽化し、ついに自然の力に抗えなくなった、その姿、その刹那を切り取った、なんてことは誰もが云えることですが、わたくしは、ここからも清家さんの作品づくりに、透徹した意志を感じるのです。
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7:30 PM permalink | comments (4) | trackbacks (0)
芝浦のP.G.I. (Photo Gallery International)へ行かれたことのある方はお解かりでしょう。そこでの展覧会、作品は2階のスペースを使って展示されております。併せて関連作品が1階のショップ・スペースにも展示されまして、それらは主展示を見るにあたっての心の準備と云いましょうか、緊張感を高める効果があるように思えます。
昨年(2007)3月に、開かれました清家冨夫氏の作品展「LIGHT ON DUST - Glynde Forge -」へ伺ったときも、例に漏れず、1階にはいくつかの作品が展示されておりました。
そのうちの1点に、わたくしは、たいへん惹かれましたことを今でも思い出すことができます。
海に伸びた桟橋が、視線の先では、無惨に倒壊し、その鉄骨組みが、海中に没している、海は荒れ、濃霧で少し先の視界も不鮮明となり、視界コントラストは甚だ低い。
これは英国に在る倒壊した桟橋を古いフォールディングカメラを使って撮影されたとのことでした。
その倒壊した桟橋の写真が、ポストカードとなって、わたくしのところへ配達されました。
清家冨夫氏の新作品展「WEST PIER」の案内でございました。
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11:59 PM permalink | comments (2) | trackbacks (0)
アート・フォト・サイト・ギャラリーへ清家冨夫さんの展示に伺いましたら(前回エントリー)、ハービー山口さんの個展の案内が置かれておりました。場所は中目黒とのことでしたので、そこを辞した後、学芸大学駅まで歩き、東横線に乗って向かったのです。
こちらも初めて訪れる処で、目黒川沿いの洒落た一角にございます「CASPER'S Gallery」という2006年にオープンした、まだ新しいギャラリーです。
わたくしが幼少のころ、父の友人が目黒区東山におり、渋谷区鉢山の自宅から上村坂もしくは西郷公園脇を降りて、目黒川、そして山手通りを超え、よく遊びに行ったことを思い出します。当時、昭和40年代前半(1960年代後半)ですが、目黒川は鼠色の汚水が流れ、ところどころ泡が立ち、腐臭がひどく、橋を渡ることがとてもとても嫌であったと記憶しております。
それがよくぞここまで水質が回復したと感じたのは、いまから10年ほど前でしょうか。そして、おそらくそのころからでしょう、この目黒川沿いに洒落た店が出来始めたのは。
さて、ハービーさんの写真展は「1989年東欧 真冬に咲いた花」ということで、壁崩壊直後のベルリン、ビロード革命真っ最中のプラハで撮影されたものを中心とした展示でございました。
ベルリンに限らず、全世界的な東西分断の構造は「変わらない」と思っていましたので、ニュースから流れる映像を見ては、驚きを隠せなかったことを思い出します。
写真はそのような東欧のマスな姿を感じさせるものではなく、より個に焦点をあてた印象が強くでるような構成。時代が変わろうとしている真っ只中の個の姿です。
そのような作品群を観ながら、わたくしは唯一知る東欧出身者、旧東ドイツ、ドレスデンに生まれた音楽家T・Rのことを思い出しました。彼はある日、わたくしが未だ訪れたことがない東欧の街の様子を語ってくれたのです。ドレスデンを始めとする東欧には中世からの美しい街並みが在り、そして社会主義時代の無機質な姿のアパートメントや団地が並列している。さらに最近では西からの文化、ビジネスが恐ろしい勢いで流入し、例えば街中にコカ・コーラなどの看板が突然と聳え立つようになった、のだそうです。この話しを聞いたのは1994年か、95年頃のことです。
そういった状況下で、彼ら東欧人は、あらためて(ナショナリズムという言い方に誤解が生じるならば)アイデンティティを構築する必要に迫られていると。
ところで、毎年、または年に数度と活発に写真展をされていらっしゃるハービー山口さんの展示にはずいぶん久しぶりに伺ったのですが(前回わたくしが訪れたのはHit Onさんが運営されているアートスペース・モーターでのルクセンブルグを撮った展示だったと思います。)、温かく接してくださるそのお人柄はいつもと変わらずでした。
この日も、古くからのファンであるという女性と、ハービーさんの作品を初めて観るという方と談笑されておりました。話題が代官山同潤会アパートのことになり、初めて観にこられた若い女性は(同潤会アパートが)青山に在ったのは知っていましたが、代官山のそれは知らないと云います。するとハービーさんは、ギャラリーに用意してありました「PEACE」というご自身の写真集のページを開き(アップリンク刊の伝説的写真集「代官山17番地」ではございませんでした)当時の代官山アパートのことを教えていらっしゃいました。
そこで会話の中に入れていただき、わたくしは昭和40年代前半にアパート敷地内にあった保育園に通っていたことをお話ししたりしまして、楽しい時間となったのでした。
(ハービーさんの写真集「代官山17番地」について、そしてわたくしの同アパートに関わることは、後日あらためてエントリーしようと、実はかなり以前より計画しており、原稿もかなり下書きできているのです。
それはいずれまた。)
東欧は自由と資本主義経済を手中にしましたが、何か失ったものはないのでしょうか。
中目黒は川の水質がかなり回復し、お洒落なビジネスエリアと、人々が憩う場所を手に入れましたが、これまた失ったものはないのでしょうか。
代官山は同潤会アパートと、そこに住む人たち、集う人たちを失いましたが、代わりになにかを得られたのでしょうか。
ギャラリーを辞した後、そのようなとりとめのないことを考えつつ、中目黒駅に向かって、もう葉はたくさん虫に食われ、いまにもハラハラと舞い落ちてきそうな桜の木が立ち並ぶ目黒川沿いを歩いたのでした。
「1989年東欧 真冬に咲いた花」ハービー・山口写真展
@CASPER'S Gallery(中目黒:地図)
2007年10月2日(火)~10月14日(日) 11:00~19:00、最終日は17:00まで
6:00 PM permalink | comments (2) | trackbacks (0)
写真家・清家冨夫さんには「ZOE」というたいへん人気のあるシリーズ(および写真集)がございますが、そのモデルでありますZOEさんと作り上げた時間のネガを再度見直し、発表された「Portraits of ZOE」を目黒のアート・フォト・サイト・ギャラリーで拝見してきました。
今回展示されていた作品群は、アート紙に顔料インクでプリントされたものですが、ツールが変わろうが、清家さんの作家性は揺るぎないものであると認識いたしました。
かつて、このように書いたことがございます。
『ここはシャドウだ、というところには躊躇無く黒く潰す潔さ。そして印画紙の地色に向けてどこまでも粘るハイライト。温黒を描くトーンの美しさはパリの妖気を写しているようです。』
昨年秋、神田明神近くにオープンしたばかりのgallery bauhausにて、「清家冨夫 写真展 SEIKE TOMIO WORKS 1987-2004 モノクロームの時間」を拝見したときの感想です。
さて、今回「Portraits of ZOE」の作品を1点1点追うごとに見えてきたのですが、各々の作品中で、もっとも黒いところは必ず主被写体であるZOEさんの一部にあるのでした。それらは服の部位であったり、手袋であったり、髪もしくは髪の奥にあるシャドウ部であったりしています。
もちろん背景や前景にも明るいところ暗いところはございます。ところが、その環境における明度上のシャドウよりも黒いと意識させるのです。
そのことによりポートレートとして、モデルの存在がしっかりと、わたくしたち鑑賞者の眼に刻印され、造形の印象が強くなっていると感じました。
さらにハイライトからハイエストライトへ至る柔らかな階調、これもモデルの肌や、または身に着けているものに存在するわけでして、がっちりとした黒との対比のなかで、美しく活きているのです。
さらに、もちろん背景や前景が蔑ろにされているはずもなく、柔らかいアウト・オブ・フォーカスで捉えられたそれらは空気感に満ちており、ときに物憂げであったり、ときに意志の力に満ちていたり、その後の時間の濃厚さを予感させたりと様々な表情を見せるZOEさんをうまく包んでいるのでした。
斯様に芸術家というものは、作品の骨格となる独自の手法を持ち、いささかの躊躇もなく繰り返しそれをベースとして肉をつけてゆく。そこに作家性、或いは個別性というものを表出しているのだと、これら撮影されてから20年経たネガからの新しいプリントを拝見し強く感じた次第でございます。
なお本シリーズには、デジタル・プリントだけでなく、展示はされておりませんでしたが銀塩プリントのエディションもあるようでございます。
あくまで想像の範囲を超えるものではございません。かつて見てきた清家さんのプリントからの印象で云いますと、もしかしたら銀塩のほうがハイライトのトーンがよりきれいに出ているのかも、という銀塩好きの勝手な主観もございますが、機会あれば見比べてみたいというのが本音でございます。
この素晴らしい「Portraits of ZOE」の展示は、11月3日(土)まで行われております。
アート・フォト・サイト・ギャラリーさんは、駅からのアクセスが若干不便なのですが、撮影散歩に慣れていらっしゃる方々には苦もないはずです。是非この機にご覧になられてはいかがでしょうか。
(因みに、わたくしは目黒線・武蔵小山駅から徒歩で伺いました。ほんの15分くらいでした。)
「Portraits of ZOE」トミオ・セイケ写真展 -蘇った伝説のポートレート第2章-
@アート・フォト・サイト・ギャラリー(地図)
2007年9月14日(金)~11月3日(土) 13:00~19:00 日月休廊とのこと。
8:43 PM permalink | comments (0) | trackbacks (0)
(前日からの続き)
さて、写美の3階展示室で「"TOKYO" マグナムが撮った東京」を鑑賞した後は、みなで地階に降り、「第7回上野彦馬賞展」へ。これは九州産業大学と毎日新聞社主催による「九州産業大学フォトコンテスト」の入賞作品の展示。
まず展示室入口に掲示された3名の組写真のレベルの高さに驚きました。やりますねぇ。(それらはカラー作品でしたけれど)こういうレベルで作品を是非作りたいものです。
その他一般の部ではリアリズム系の作品が目立ちましたが、これは新聞社が主催に起っている影響でしょうか? このコンテストは「21世紀に羽ばたく若い写真家の発掘と育成を目的」として行われているそうなのですが、今世紀にあっても変わらぬ世界の惨状を杞憂する気持ちにどうのこうの発言するつもりはありませんが、写真の視点としての新しさ、若い写真家ゆえの鮮度がそこに垣間見えず、少し残念に思いました。
それに引き換え、学生さんの入賞作にはおもしろいものが多かったですね。表現としては拙いのですが、その発想のおもしろさ、今の時代でしか在り得ない、撮り得ない作品にずいぶん驚かされました。
ところで、この展示室の一画にはそれら若々しい作品と相対的に古い古い写真が並んでおりました。
それらはまさに上野彦馬氏(については産業能率大学のページ、あるいはwikiを参照されたし)ご本人が江戸末期から明治期にかけて撮影したポートレートと、長崎の風景、建築物の古写真で、長崎の「江崎べっ甲店」が所蔵しているアルバムからの展示だそうです。
上野彦馬氏はかの有名な坂本竜馬のポートレートを撮った写真家で、日本の写真開祖と称されておりますが、単に写真機を持って写し始めたのではなく、当時この国には存在しませんでした写真感剤をオランダの参考書を片手にいちから製造していったことが開祖と言われる所以なのでしょう。
当時はコロジオン湿板という(現在のフィルム代わり)感光材料の時代なのですが、単薬も調達することができない時代に、いかに製造してゆくか、その脅威の経緯については長崎大学薬学部のページに詳しく書かれております。
そして上野氏がこのコロジオン湿板の開発によって得たことは「舎密局必携」という書物にまとめ、出版しており、これは当時の最先端の化学実験書にして入門書であったそうで、先の長崎大学薬学部のページでは、
「写真術を介して、彦馬が与えた日本の化学界への功績は計り知れない。」
と結ばれております。
(「舎密(せいみ)」とはオランダ語で化学を表すchemie(セミー)の音訳で、日本の化学の祖・宇田川榕庵による造語であると、長崎大学薬学部のページには記述されています。)
さて上野氏のコロジオン湿板から焼き付けられた写真は、当時の人々を知る上で恰好な資料なのでしょうが、背景と人物をより写真として成立させるべく、趣向を凝らした構図、写された人たちの表情とともに、完成されたポートレートと言ってよいのではないでしょうか?
とくに町人と、武士のポートレート(異なる2点)が1点の額に収められた作品があったのですが、両人の表情の差には驚くべきものがありました。
また黒光りするような肌のシャドウ・トーンは独特で、目を惹いた点でもあります。
さらに建築物の描写では、時代を感じさせない詳細さがあり、コロジオン湿板恐るべしなのであります。
個人的には、今回この上野氏の写真を観ることができたのは、マグナムの展示以上に重要な体験であったと感じております。
参考までに上野氏の写真はWEB上、先にリンクさせました産業能率大学サイト内の、このページにて閲覧することができます。
※現代において、コロジオン湿板を復古させ、自身の創作活動に活かしていらっしゃる作家さん菅原一剛氏を以前拙ページにてご紹介しておりました。
11:11 AM permalink | comments (2) | trackbacks (0)
昨日はtokyo-photo.netさん、銀塩ウエットプロセス・フォーラム、メンバーであるSさんが遠方へ越されるとのことで、壮行会オフを開き、参加してきました。
みなが集まるとやはり留まらなくなる写真談義。いつものことですがメインとしてプランしていた写美での鑑賞の時間がなくなりそうな勢いでした(笑)
さて、その写美では3階展示室にて「"TOKYO" マグナムが撮った東京」が開催中でした。1950年代から10年一区切りで時代時代をブースで別けての展示。
マグナム・フォト(あるいはwikiを参照)ですから基本的に報道を扱った写真群なのですが、外国人(日本人、久保田博二氏もメンバーですが)から見た東京という街のイメージを観ることができます。年代を追って様変わりする街、それはひたすら無機質な方向へ向かっているように僕は感じましたが、では人々はどうなのか、身に着けているものなどの外見的変化を認める反面、どの時代においても個人個人にはなんとも言いようの無い孤独さが垣間見られ、集団としての東京人あるいは日本人の表情にはその孤独感を隠すがごとくの仮面的姿が、酔った会社員にも、原宿で踊る者たちにも、警官隊に突入するデモ隊にも共通して見ることができたような気になりました。
しかしこういった印象を持って、外国人の東京観、日本人観を表していると簡単に言うことはできないでしょう。この展示に関しましても、また違った見かたをできるでしょうし、あくまでもひとつのディレクションの下に構成された、それは言い換えれば観て欲しいことを意図を持って選択し、並べられた展示なのですからね。
ですから総評というものが持つ危うさを感じますので、ここでは気に入った個別の写真、またはシリーズという見地からあらためて挙げてみたいと思います。
まずもっとも印象的だったものはスイス人、ルネ・ブリ氏が1961年(昭和36年)に撮った「ミセス・イワキの1日」と題された4枚組みもの。東京オリンピックを控え急速に開発が進む東京、その中でごく一般的と思われる家庭の中に入り込んだ、たいへん興味深い作品。エプロンといいますか、割烹着を来た主婦を買い物の店先で、台所で、茶の間で撮影したものですが、マスな東京を捕らえる以上に、時代を、東京を、または日本人を象徴する写真として、たいへん注目いたしました。
また80年代(1983年=昭和53年)の米国人リチャード・カルバーー氏による、日常の中での人間の造作、肢体への興味が、巧みな構図の中で生かされたシリーズものが面白かったです。
(注:先のリンク先=マグナム・フォト内のブリ氏、カルバー氏それぞれのページには、ここでの展示写真は掲載されていません。)
さて、このマグナム・フォトでは現在もっとも人気のある作家かもしれませんが、エリオット・アーウィット氏の個展が4月に開催されます。詳しくはコチラ。
また俳優や、ミュージシャンを撮り続けているデニス・ストック氏の個展も4月に。彼のジャズ・シーンの写真を見たいのですが、こちらは大阪です。う~ん。
さて、3階展示室を出た後に地階に向かったのですが、個人的にはこの地階での展示のほうが興味深かったです。
(続く)
1:30 PM permalink | comments (0) | trackbacks (0)
昨年10月末にgallery bauhausさんを訪れて以来半年を待ちました。
3月になりましたら再び清家冨夫さんの写真を見ることができます。
清家冨夫 作品展「LIGHT ON DUST - Glynde Forge -」
2007年3月5日(月)~ 4月14日(土)
P.G.I. (Photo Gallery International)
東京都港区芝浦4-12-32
(JR田町駅下車 芝浦方面出口より徒歩10分・ゆりかもめ芝浦埠頭駅より徒歩約15分)
月~金11:00 - 19:00、土11:00 - 18:00、日・祝日休館
今からとても楽しみです。
昨年のgallery bauhausさんで拝見したときの、わたくしの拙文はこちら。
11:15 PM permalink | comments (0) | trackbacks (0)
部屋に飾りたい写真とは、どういうものでしょうか。
昨今、写真家自身がギャラリーを開設し、運営するケースが増えているようです。作家にとってプリントが売れてナンボの世界。ところが僕たちは、あまり写真を購入して壁に掛けるという習慣がありません。どちらかと言えば企業やお店などが購入し、社内や店舗内に、というのがケースとしては多いのでしょう。まぁ名前のある方のプリントはそれなりのお値段していますので、個人で所有するには相当余裕がないといけませんね。
ところで、僕はいつも開期終了間際に駆け込むことが多い写真展。今回も28日で終了という展示に駆け込んできました。
今年9月に写真家・小瀧達郎氏がオープンさせた、gallery bauhausに、オープニング企画展である「清家冨夫 写真展 SEIKE TOMIO WORKS 1987-2004 モノクロームの時間」を見にいってきました。
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continue reading "いつもギリでゴメンナサイ"
11:59 PM permalink | comments (0) | trackbacks (0)
エントリー「a marvelous invitation enclosed by a red envelope」でご紹介しました、中藤毅彦さんの写真展「atmosphere」を拝見しに、谷中にも行ってきました。
時間の都合がつかず、夜のキャンドルとともに写真を見ることはできなかったのですが、アーティストのアトリエ兼ギャラリーらしい素敵な空間で中藤さんのトーンを堪能してきました。
失礼ながら、まずは古めかしい木枠の素敵な額に魅せられました。プリントは8x10をメインに出品されていましたが、童話の世界のような、甘さと、怖さが、共生する作品群。ガラス・アートとのコラボを意識されたのか、ガラス越しに対象を写した作品が半分くらい占めていたようです。
あまり時間がとれなかったので、サっと辞してきたのですが、こういう空間って大好きなんです。ガラス・アートも素敵な作品があったので(写真展をやっていなくとも)また時間を作って訪ねてみたいと考えております。どうやらお茶も飲めそうなので長居してしまいそう。気がついたら作品を買っていたりしてね(^^;
明日の日曜日、谷根千散歩をしながら、ふら~っといかがでしょう?
写真展は10月23日まで(これまたギリでごめん)。
中藤毅彦写真展「atmosphere」+nido「あかりの時間」 @nido
東京都台東区谷中3-13-6 TEL 03-3824-2257 open 11:00~20:00 水曜定休
9:18 PM permalink | comments (0) | trackbacks (0)
どうもピンと来なかったんです。それらはツチ(土)クニ(国)ミヤコ(都)から日本の原風景を探った写真とのことですが、僕には正直そんな風景を感じることができませんでした。高梨豊さんの写真集「初國 pre-landscape」を見たときの感想です。
そこで、その写真集のオリジナル・プリントを展示した同じタイトル「初國 pre-landscape」を見に、東京工芸大学の写大ギャラリーに行ってきました。
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8:58 PM permalink | comments (0) | trackbacks (0)
時間経過の感覚が年々早くなっています。西に住む友人が上京された機会に野郎3人で谷中を撮影散歩したのがちょうど1年前。天気に恵まれたあの日、谷中の路地に降り注いだ陽の光を鮮明に思い出すことができます。
その谷中。いまも残る下町風情に創作意欲を駆り立てられるのか、芸術家のアトリエや、ギャラリーがずいぶんと在るようです。そして只今"街じゅうが展覧会場"をコンセプトにした「谷中芸工展」というイベントが開催中とのこと。谷中って、そんなパワーのある街だったのですね。
圧倒されるストリ-トを撮っていらっしゃる中藤毅彦さんも其処で面白そうなことをやっているようです。

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6:34 PM permalink | comments (6) | trackbacks (0)
おそらくは現在この国の写真作家として、もっとも人気があり、影響力がある方ではないでしょうか。昨今の活動をちらちら窺っていると、60年代から常に前衛を走り続けてきたパワーはいまだ衰えを知らぬように思えます。森山大道さんについて書いております。
森山さんの作品を始めて目にしたのは、僕が写真を始めたころ、写真で飯を食っている友人宅の壁に掛けられたオリジナル・プリントでした。視界に飛び込んでくる黒と白の印画からたいへん強い印象を与えられました。3年ほど前に森山さんの全キャリアに渡る大規模な作品展を地元のミュージアムで見たときは、一般的によく取り上げられるブレ、ボケ、アレがどうのこうの以上に、対象を捉えるのが上手い人だなぁと思ったものです。そして遠野をテーマにした写真集からのオリジナルプリントのトーンにたいへん魅せられました。以来全てをカバーして歩くほど積極的ではありませんが、時折その盛んな創作活動をギャラリーにて拝見するようになっています。
さて本日所用により表参道まで出かけたついでにRAT HOLE GALLERYへ寄ってきました。ヒステリック・グラマーのショップ地階に新規オープンとなったギャラリーで、そのオープニングを飾る森山さんの写真展 it の初日でした。
作品は大全紙と全倍だと思います。未発表作からセレクトされたもの。東京やヨーロッパで撮影とありましたが、このトーンで拝見すると、どこも東京だと言われればそのまま信じてしまいそう。濡れたバイクのカウル、ステンレスだろうか金属製の便器、、、モノの質感が異様にデフォルメされたプリントだと感じました。展示作品中、積み上げられた古タイヤを写したものにもっともガツンとやられました。
森山大道写真展 it
2006年10月13日(金)~11月19日(日) 12:00-20:00 月曜休廊
RAT HOLE GALLERY
東京都港区南青山5-5-3 B1 TEL 03-6419-3581
"写真展" on trackback people.
8:35 PM permalink | comments (4) | trackbacks (0)
ギャラリーからのDMが随分遅れて届いたようです。この手のお知らせはたいてい以前訪れた写真展で芳名帳に記した住所に宛てて送られてきます。最近引越しをしたうちへは、前住所から転送されてから届けられるために、そのような時間差を生じてしまったのですね。
届けられた封書には2件の写真展の案内が同封されていました。そのうち期の早いほうは17日(日)までではないですか! しかも三島浩さんの写真展。
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5:21 PM permalink | comments (2) | trackbacks (0)