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   <title>Across the Street Sounds</title>
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   <title>ソナタにソナチネ、ブルースにブルーゼット、ということかしら？</title>
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   <published>2010-03-10T04:40:13Z</published>
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   <summary>トロンボーン奏者、カーティス・フラーが1959年にSAVOYレーベルよりリリース...</summary>
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://across.mniijima.com/">
      <![CDATA[トロンボーン奏者、カーティス・フラーが1959年にSAVOYレーベルよりリリースした「BLUES-ETTE」は、往時におけるジャズ喫茶の定番であったと諸先輩方から教えていただきました。
じんた堂さんのエントリー「<a href="http://tokyo-clip.cocolog-nifty.com/tclip/2010/02/savoy.html" target=_blank">SAVOY</a>」で紹介されている盤は90年代に国内の（当時）日本コロムビアから発売されたリイシュー盤。これはなかなかよい処理を経て世に出てきた盤であることを他所から情報を得たことで、俄然興味を覚えたのでした。そしてモノ盤、ステレオ盤を判別する品番情報もじんた堂さんよりいただき、まずはモノ盤でも買ってみようとオークションに入札したのでした。


<img alt="blues-ette01.jpg" src="http://across.mniijima.com/img/blues-ette01.jpg" width="480" height="300" />


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      <![CDATA[ところで、SAVOYレーベルの国内での版権は（洋楽盤の常で）様々な国内レコード会社を転々としており、現在はコロムビア・ミュージック・エンタテインメントさんが所持しているようですが、中古レコードを探してみますとCBSソニー盤、日本フォノグラム盤、キングレコード盤、東芝EMI盤（名称は全て当時のもの）などいずれ菖蒲か杜若状態。
わたくしの手元にやってきた盤はSAVOYが米アリスタ・レーベルの傘下にあったときのもののようで、東芝EMI（当時）から発売された国内盤でございます。

上でリンクしています、じんた堂さんのエントリーには日本コロムビア盤のジャケット写真もございますが、左端に黄色いラインがはいっており（所謂、帯ではない）其処に黒文字でオリジナル・ステレオ盤の品番である「ST-13006」が記され、その下に「STEREOPHONIC」とも記されております。
<img border="0" src="http://across.mniijima.com/img/blues-ette02.jpg" width="230" height="230" align="left">わたくしがオークション上で見た（お目当ての）盤は、黄色いラインが右端に、品番はオリジナル・モノ盤の「MG-12141」その下にステレオフォニックではなく「HIGH FIDELITY」とございました。
ところが、ところがです、無事落札し、送られてきた盤（ジャケットはまさにそのもの）を聴いてみましたら、なんとステレオ盤ではございませんか！
確かに出品者はモノ、ステレオのことに一切触れておりませんでしたから、まるきりわたくしの早合点だったのです。しかもジャケットをよく見ましたらアリスタのレーベル・ロゴの上に「STEREO」と書いてあります（その上には東芝EMIとしての品番が記載）。ああ、この部分がアップで写された商品写真があればよかったのですが、、、まぁこれは出品者さんを責めることはできないですね。
というわけで、ステレオ国内盤を入手してしまったのです。
（よく考えてみましたら、1959年という時代のジャズ録音でステレオ盤が存在している作品のモノ盤はあまり意味がない気がします。理由は長くなるので省きますが、よって今後モノ盤を買うことはなさそうです。）

さてこの名盤、人気に違わぬよい内容でリーダー、Curtis Fullerのよく歌い、柔らかなトロンボーンは心地よいですね。サックスのBenny Golsonのアドリブにはもう少し与えられた小節数のなかで、幾許か起承転結感があるとより良かったのかもしれませんが、彼の奔放さがバンドの中でアクセントとなり飽きさせないアルバムになっているように思えます。Al Harewoodは皮ものより金もので表現するドラマーのようです。そしてそれが絶品。ライド（シンバル）のニュアンス変化で、演奏進行のきっかけや場面転換をこんなにも彩ることができるとは驚きです。
ピアノの名手Tommy Flanaganも多彩な音色の持ち主。くぐもった音から、パキーンと強烈なアタックを持った１音まで、いろいろと手の内の広さを魅せてくれます。その素晴らしいTommyの演奏ですが、こういう表現は録音しにくいのですよ。このアルバムのエンジニアは高名なRudy Van Gelderですが、彼にしてもアンサンブルのなかでこのピアノの処理がうまくいっていないようです。もっと倍音を拾えるとピアノの（アンサンブル内での）和音的支えが効いて良くなったのではないかと思えます。
（追記参照ください。）

もうひとつエンジニアリングで苦言を呈せば、突拍子のないところでのリバーブ（人工的に付加させた残響）の増減（例えばFive Spot After Darkの最後テーマに戻ったところで、一旦薄くなっていたリバーブが再び深く掛けられてくるところなど、アルバム内に数箇所あるのです。）には興を醒まされるところがあってなんだかなぁ、な感じです。
ところが、メディアとしての盤の状態（恐らく国内販売元でカッティングし、プレスされた盤でしょう）はなかなか良く出来ておりまして、国内盤らしい、柔らかで綺麗な音に仕上がって、この音楽とのマッチングがすこぶる良いです。こうなると逆に中音域がブ厚く処理されているであろう、そしてバリバリいっているであろう米国盤も聴いてみたくなったのでした。




追記：wikiを読んでみましたら、エンジニア、ルディ・ヴァン・ゲルダーのピアノ収録に関して、批判を述べている（海外の）批評家もいるようです。
<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B2%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%BC" target="_blank">wiki: ルディ・ヴァン・ゲルダー</a>]]>
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   <title>啓蟄の虫は春のにほいに鼻を蠢かす。</title>
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   <published>2010-03-06T14:48:17Z</published>
   <updated>2010-03-06T14:55:58Z</updated>
   
   <summary>（三月五日のこと、） 昨晩の雨がすっかりあがり、青々とした空が心地よく身を包む朝...</summary>
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      （三月五日のこと、）
昨晩の雨がすっかりあがり、青々とした空が心地よく身を包む朝、所用あって、久しぶりに人形町へ。啓蟄の虫のごとく地下鉄駅から地上へと這い出てまいりました。
大通りからひとつ入ったまだ仕度中の商店が並ぶ道の人影はまばらでしたが、着物に前掛けをした寿司屋の女将さんは雨も疾うに乾いた店先に水を打っておりました。パーマネント屋の鉢には絵日傘というのでしょうか、紅白斑の椿が凛として咲き、菓子屋からはニッキ（ここではシナモンと呼ばないほうが似合っていると思います）の香りがたち、春めいた陽気に心までほかほかとしてまいります。
しばらくしてこんどは、このあたりは寺町ではございませんが、ふうっと鼻を包んだのは線香からたったほのかなにおい。何処かの御宅の仏壇で燻されているのでしょう。商店街とはいえ、店と家が同じ屋根の下にあるといったことは以前では普通のことであり、その普通の営みが此処ではまだ息づいているようです。

用事はすぐに終わり、時間があったので大川端へ寄ってみることにしました。
箱崎の高速道路の下から堤防を越えますと、たくさんの保育園児が明るい日差しの下で遊んでおりました。その陽は強く、少し歩いてきただけで汗ばむようでしたから、上着は小脇に抱えることにいたしました。昨晩の雨に川は洗われたのでしょうか、この日はあまりドブ臭くなく、風はほんのりと潮のにおいを運びわが身を摩るようにして過ぎてゆきます。
清洲橋。
南にそびえる旧石川島の高層マンション群、そして北に見えるまだ半分の高さなのに視界に迫る墨東峻絶塔（ああ、世間では東京スカイツリーと申すそうな）、ここから石川島へはおよそ1.5キロ、押上まで3キロメートルほどしか離れておりませんが、靄に覆われコントラストが著しく低い遠景。
これはもう春の様子でございます。

翌日からは、また天気が崩れるとのこと。そのせっかくの一日の一時をこうして過ごせましたこと、ありがたいことでした。
      
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   <title>コノコロミヤコデハヤツタモノ</title>
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   <published>2010-02-25T14:59:59Z</published>
   <updated>2010-02-25T18:01:04Z</updated>
   
   <summary>映画監督であります篠田正浩氏が著した「河原者ノススメ（幻戯書房 2009）」は豊...</summary>
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      <![CDATA[<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=soundofsilenc-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4901998501&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" align="left"></iframe>映画監督であります篠田正浩氏が著した「河原者ノススメ（幻戯書房 2009）」は豊富な資料を背景に日本芸能史をまとめあげた興味深い書籍でした。

篠田はいまにも血をつなげる芸能の系譜を、大陸や半島、さらにはアジア全域のアニミズムの影響を踏まえたうえで伎楽、散楽の輸入を起点とし、田楽、猿楽、そして能狂言への発展、またアルキ巫女や白拍子、琵琶法師の語る平曲などから、後世の説教、浄瑠璃、歌舞伎への発展などを、ただ時系列に並べるのではなく、その流れのなかで絶えず疎んじられた人々の姿がダイナミックに芸能を動かしていったことを再確認しております。
また（語り物などの）物語からは斯様な人々の悲哀や愁訴が滲みでていることも、この国の芸能史を確認してゆく上での要点であると気づかされます。




この書を読むにあたり、参考にしたいもの、
●<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4582760716?ie=UTF8&tag=soundofsilenc-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4582760716" target="_blank">日本の音-世界のなかの日本音楽 / 小泉文夫（平凡社ライブラリー）</a>
　音階構造など理論面からの考察などは玄人向きかもしれませんが、日本の音、音楽、芸能の全体像をまず浚うには絶好の書。

●<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4480089292?ie=UTF8&tag=soundofsilenc-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4480089292" target="_blank">日本の歴史をよみなおす (全) / 網野善彦（ちくま学芸文庫）</a>
　網野氏のなかでは「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4061596942?ie=UTF8&tag=soundofsilenc-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4061596942" target="_blank">中世の非人と遊女（講談社学術文庫）</a>」が直接的資料になりそうですが、まず網野史観のダイジェストとして読んでおきたいです。

●<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/404703326X?ie=UTF8&tag=soundofsilenc-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=404703326X" target="_blank">女性芸能の源流-傀儡子・曲舞・白拍子 / 脇田晴子（角川選書）</a>
　「河原者ノススメ」でも脇田氏の諸作はたくさん引用されておりました。

●<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4061589946?ie=UTF8&tag=soundofsilenc-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4061589946" target="_blank">日本藝能史六講 / 折口信夫（講談社学術文庫）</a>
　折口の「翁の発生」は篠田の書につながってゆきます。

●歌舞伎以前 / 林屋辰三郎（岩波新書184・絶版）
　生憎絶版なのですが本当は一番のお勧め。古書相場では1,000円くらい。





<strong>ところで、「河原者ノススメ」のなかで岩佐又兵衛の名がでてきたことにはいたく驚かされました。</strong>

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      <![CDATA[<a href="http://across.mniijima.com/2010/02/post_338.html" target="_blank">先だって見てまいりました洛中洛外図・舟木本</a>は国立博物館においては「作者不詳」とされておりましたが、どうやら岩佐又兵衛の作という説があるのだそうです。ただし（彼の他の作品も含めて）独特の画風、装飾性から一個人の手になるのを不可とし、彼およびその工房によるものという解釈が大方な考えのようでございます。このように作者確定に至っていない作品であるとして国立博物館では作者不詳としていたのでしょう。

その岩佐又兵衛の驚くべき出自。織田信長へ謀反を起こし、そして逃亡した荒木村重という人物、その荒木の妻妾子女はみな信長に捕えられ惨殺されたのだそうですが、又兵衛は、荒木の実子であり、その難を逃れた生き残りだと言われているのだそうです。
（詳しくはwiki：<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%92%E6%9C%A8%E6%9D%91%E9%87%8D" target="_blank">荒木村重</a>、および<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E4%BD%90%E5%8F%88%E5%85%B5%E8%A1%9B" target="_blank">岩佐又兵衛</a>の項を参照）
舟木本の鑑賞の後、わたくしはその時代がこんなにも享楽的な雰囲気だったのかと不思議な気持ちになったものでしたが、篠田によれば、
<blockquote>信長が君臨した疾風怒濤の時代に生を受け、豊臣徳川の血で血を洗う天下分け目の決戦を目の当たりにし、安土桃山文化の洗礼を満身に浴びた絵師</blockquote>であり、
<blockquote>かぶく時代思潮が湧き上がった現場</blockquote>を見ることができるのがこの舟木本だという解釈になるほどと感心したのでした。
この舟木本、次回の公開の際にも是非見に行きたいと、そして岩佐の（および工房の）ものと言われている他の作品、例えば「<a href="http://bunka.nii.ac.jp/SearchDetail.do?heritageId=18957" target="_blank">豊国祭礼図屏風（徳川美術館蔵）</a>」や「<a href="http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/050115.htm" target="_blank">山中常盤物語絵巻（MOA美術館蔵）</a>」なども見てみたいと強く思ったのでした。

岩佐のことを記した章の末尾には閑吟集からの一首が引いてございました。


<blockquote>「何せうぞ　くすんで　一期は夢よ　ただ狂へ」（閑吟集より）</blockquote>


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   <title>変ホ長調交響曲第二楽章</title>
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   <published>2010-02-19T10:31:34Z</published>
   <updated>2010-02-19T10:32:41Z</updated>
   
   <summary>柔らかな陽が射し込む部屋。ターンテーブルのうえで回るLPレコード。 モーツァルト...</summary>
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      柔らかな陽が射し込む部屋。ターンテーブルのうえで回るLPレコード。
モーツァルト、変ホ長調交響曲、第39番、その第二楽章。
老人は身動きせず静かに聴いておりましたが、途中、傍らにいるのでしょうがフレームアウトしてその姿は見えない彼の息子へそっと話しかけます。

　「次がきれいなところだ、、、、、聴いて。」

木管の吐息のあと、弦によるメロディが高鳴ります。
そのフレーズを聴いた老人の顔から、これ以上にない優しい微笑みがこぼれました。
そして、

　「きれいだろ。」

と。



      <![CDATA[<a href="http://across.mniijima.com/2010/01/post_330.html" target="_blank">先月ご永逝されました</a>指揮者・オトマール・スウィトナーを追悼して組まれた番組。「父の音楽　〜指揮者スウィトナーの人生」再放送を、勤め先の同僚に録画してもらい、深夜、家人が寝てから、ひとり、DVDを再生させたのでした。
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=soundofsilenc-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B000GG4CV6&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" align="left"></iframe>件のシーンは番組開始から程なくして入ってきました。もちろんレコードの演奏は自身の指揮によるもの。
スウィトナーさんのあの笑顔は、親から子への慈しみに満ちたそれであり、かつ、ああ、この人はほんとうにほんとうに音楽を愛していらっしゃったのだと確信させるような溢れかたでございました。それを理解したとき、わたくしはもう堪えきれずにぼろぼろと涙を零してしまいましたよ。

音楽家ならば音楽を愛しているのはあたりまえでしょう。わたくしでさえ相当に愛しているのだと声を大きくすることができます。
しかしながら、わたくしは例え家族であっても他の者に、このような笑顔で音楽の美しさと素晴らしさを伝えたことがあるでしょうか。
それほど素敵な笑顔だったのでした。

先逹って、この番組を是非観てみたいと記しておりましたから、鑑賞の後は新たなエントリーを起こしてみようと、さて何をテーマに書いてみればよいかしらと、メモをとりながらの鑑賞でございました。
何故彼は東ドイツへ渡ったのか。その東での待遇。東と西の二重生活。本妻と側女、そして息子。その息子へ指揮棒を渡してみる。秘密警察の文章。シュターツカペレ・ベルリンとの再会と、震える手での一度限りの指揮、、、
それぞれ興味深いシーンでございましたけれど、わたくしにはもう充分でした。

あの笑顔を見ることができて幸せでした。
安らかにお眠りください。


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   <title>華 -It means the enchanted, not the flowers-</title>
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   <published>2010-02-18T11:46:16Z</published>
   <updated>2010-02-18T16:54:23Z</updated>
   
   <summary>雑感：We Are The World 25 for Haiti 映画「This...</summary>
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      <![CDATA[<strong>雑感：We Are The World 25 for Haiti</strong>

映画「This Is It」からブレイクしたOrianthiに続いて、We Are The World 25 for HaitiからはNicole Scherzingerではないかしらん？
そう、全員コーラスのなかで白いタンクトップを着ている別嬪さんです。

Orianthiより上手いギタリストは沢山いるでしょうし、（失礼ながら）容姿だって、、、
それでもステージ上でのOrianthiには「華」がありましたね。<a href="http://across.mniijima.com/2009/11/post_320.html#orianthi" target="_blank">そのプレイ・スタイルに魅せられた</a>のはわたしひとりではなかったようです。
<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BC" target="_blank">Nicole</a>は、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA" target="_blank">The Pussycat Dolls</a>というヴォーカル・ダンス・グループ、まぁ所謂、アイドル・グループのリード・ヴォーカリストとのこと（PCDと略すそうですから、以降はそれに倣います）。
アイドルとはいえリードを務めているからには米国ではきちんと歌えることが最低条件。そして詩曲も書くそうですから将来的な幅を期待できそうです。PCDを（日本風に言うと）卒業して、もっと広い層へ訴える楽曲でソロ・デビューしたらブレイクしそうだと思いませんか？

このオフィシャル・ビデオのサムネイル（トップ）画像、中央の女性です。

<object width="480" height="295"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/Glny4jSciVI&hl=ja_JP&fs=1&"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/Glny4jSciVI&hl=ja_JP&fs=1&" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="480" height="295"></embed></object>

]]>
      <![CDATA[We Are The World 25 for HaitiではトップのJustin Bieberのファースト・ラインを受けて、Jennifer Hudsonとともにセカンド・ライン（<q>when the world must come together as one</q>）のハーモニーパートを歌うところから登場します。
その後２回目のヴァース（Jazzの導入詩のことではなく、Ａメロね）ではハイチでの映像がインサートされ歌っているシーンは隠れているのですが、魅力的な高域の声でサード・ライン（<q>we can't let them suffer no we cannot turn away</q>）のソロをとっているようです（Enrique Iglesiasのあとです）。そしてサビの<q>We are the world, we are the children</q>で全体コーラスを追いかけるメロをソフトに、さらには<q>There's a choice we're making</q>のmakingにかぶせてハミングを披露。ラップ・パートの後、Will-I-Amの隣にもしっかりいて（絡んでなにか歌っているようですが、此処の声はカットされているようですね）ものすごい頻度でピックアップされています。彼女にも「華」があるのですねぇ。

彼女はハワイイ出身でフィリピン人の父、ロシア系ハワイイの母を持つと（上でリンクしました）wikiにありますから、ルーツを活かした伸びやかでアンニュイな雰囲気の楽曲で、透明感のあるヴォーカルを聴かせてくれないかなぁと思ったのでした。

●<a href="http://www.youtube.com/user/ThePussycatDollsVEVO" target="_blank">The Pussycat Dollsのオフィシャル・チャンネル＠YouTube</a>のようです。
（最初に広告映像が流れます）

※<q></q> from the song "We Are The World 25 For Haiti" original written by Lionel Richie and Michael Jackson.]]>
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   <title>【続・急】We Are The World 25 For Haiti</title>
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   <published>2010-02-16T06:10:49Z</published>
   <updated>2010-02-17T15:20:04Z</updated>
   
   <summary> （動画を再生しただけでは募金できませんので、お気軽に再生してください。） ...</summary>
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      <![CDATA[<img style="visibility:hidden;width:0px;height:0px;" border=0 width=0 height=0 src="http://counters.gigya.com/wildfire/IMP/CXNID=2000002.0NXC/bT*xJmx*PTEyNjYzMDA*MzQ3ODMmcHQ9MTI2NjMwMDU2NDYzMyZwPTEyMDc*MSZkPVBnQWxnaDRkSWxGelBRUFomZz*yJm89YmFj/ZTM5OTgxNDcxNGQ5YjhmYTkzMzY1MjlkMWE3OTMmb2Y9MA==.gif" /><object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" id="playerLoader" width="500" height="528" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab"><param name="movie" value="http://farm.sproutbuilder.com/load/PgAlgh4dIlFzPQPZ.swf" /><param name="quality" value="best" /><param name="allowScriptAccess" value="always" /><param name="allowFullScreen" value="true" /><param name="wmode" value="transparent" /><embed src="http://farm.sproutbuilder.com/load/PgAlgh4dIlFzPQPZ.swf" width="500" height="528" name="playerLoader" align="middle" wmode="transparent" play="true" loop="false" quality="best" allowScriptAccess="always" allowFullScreen="true" type="application/x-shockwave-flash" pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer"></embed></object>

（動画を再生しただけでは募金できませんので、お気軽に再生してください。）
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      <![CDATA[●<a href="http://wearetheworldfoundation.org/" target="_blank">Official Site of We Are The World 25 For Haiti</a>

●iTunes Storeでの購入（寄付）は<a href="http://itunes.apple.com/jp/album/we-are-world-25-for-haiti/id355808800" target="_blank">こちら</a>か、またはすぐ下のジャケット・イメージをクリック

<a href="http://itunes.apple.com/jp/album/we-are-world-25-for-haiti/id355808800" target="_blank"><img border="0" src="http://across.mniijima.com/img/watw25heiti.jpg" height="122" width="122"></a>

●みなさまのブログ等に上にあるウィジェット（オフィシャル・ビデオが埋め込まれた画像）を貼付ける場合は、上の画像内にある「SHARE THIS」をクリックします。小さなポップアップ画面が開きますのでEmbed codeをCopyして、ブログ等の投稿ページにペーストすることで使用できるようになります。

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あれから４半世紀が経ち、メディアは多様化、募金の方法だけでなく、それを促進する方法も劇的に変化したようです。
音楽も、反抗、反体制、Younger Generationの象徴でありましたロックがすっかりショウビズの世界に取り込まれて久しく、それに入れ替わるように70年代に登場してきたヒップホップ・ミュージックが此処にきてどうやら社会的認知に至ったのかなぁ、という感がいたしました。
そして<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3" target="_blank">Wyclef Jean</a>が単に<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%82%BA" target="_blank">The Fugees</a>のいちメンバーではなく、米国音楽界のなかで、さらなる成功を収めた後に起こった事件（ハイチ大地震）であったこと。このワイクリフの存在こそ<a href="http://across.mniijima.com/2010/01/hope_for_haiti_now.html" target="_blank">Hope For Haiti Now</a>を成功させ、そして今回のWe Are The World 25 For Haitiでの（クインシーやライオネル・リッチーをサポートするだけでなく、それこそ）Younger Generationのアーティストたちを牽引した原動力なのではないかしら。

しかしながら、興を醒ますようですが、音楽の面からみて個人的には『<a href="http://www.mtvjapan.com/news/music/17294" target="_blank">ジェイ・Z、「We Are the World」は「触れてはならない」</a>』この考えに同感なのですが、、、

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●MADCONNECTION: 「<a href="http://madconnection.uohp.com/mt/archives/001954.html" target="_blank">We Are the World 25 for Haiti</a>」


●参加しているヒップホップ・アーティストたちが誰なのか判らない場合は、下の動画をPLAY!

<object width="480" height="295"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/6oXtClr0aKs&hl=ja_JP&fs=1&"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/6oXtClr0aKs&hl=ja_JP&fs=1&" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="480" height="295"></embed></object>

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●（2月17日、追記）Haitiの国旗カラーを模したT-Shirtを着ていたWyclef Jeanは、Hope For Haiti Nowでは同じカラーのショール風のものを首に巻いておりました、、、
<a href="http://www.mtvjapan.com/video/program/29054" target="_blank">Wyclef Jean "Rivers of Babylon" / "Yele"</a>
いやいや、よく見ると国旗そのものを巻いているようです。

●（2月17日、追記）歌っているミュージシャンの流れはある程度こちらでカバーされております。
『<a href="http://www.mtvjapan.com/news/music/17293" target="_blank">「We Are The World」 ラップやオートチューンで生まれ変わる</a>』
ちなみにオートチューンとは、本来はヴォーカルなどの音程矯正をする目的で作られた（DAW用プラグイン）ソフトウェアなのですが、過剰にエフェクトさせますと機械のヴォイス音のようになるため、その効果を面白いとラッパーなどが使い始めたのでありました。日本ではPerfumeによる使用例が殊に目立って有名です。まぁ（初音ミクなどの）ヴォーカロイド・ソフトでメジャー作品が作られる時代ですからオートチューンなどかわいいものかもしれません。ね？


●（2月18日、追記）My Favorite Things: 「<a href="http://red.ap.teacup.com/mitsuyo/1354.html" target="_blank">まだまだ、ハイチにできる事を</a>」


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   <title>みやこのあくしょいちろくまるまる</title>
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   <published>2010-02-10T10:15:04Z</published>
   <updated>2010-02-10T18:00:13Z</updated>
   
   <summary>慶長の京四条河原には数多の芝居小屋が跋扈していたようです。 いつも特別展だけに出...</summary>
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         <category term="General art" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://across.mniijima.com/">
      <![CDATA[慶長の京四条河原には数多の芝居小屋が跋扈していたようです。
いつも特別展だけに出掛けてひしめく人波に這々の体となって帰ってくることになる国立博物館ですが、平常展はすこぶる空いていて、ときには六曲一双の屏風も吾一人のものとなる贅沢。

<img border="0" src="http://across.mniijima.com/img/koku-haku10020502.jpg" width="215" height="320" align="left">洛中洛外図・舟木本を目当てに上野の山へ行ってまいりました。（左画像は東京国立博物館・本館内の休憩処。本文内容とは関係ございません）

保存のため公開は年にひと月と限られている作品ですが、ひっそりとした保管庫で眠っているより人前に出て、人々の感嘆などとともに過ごしたほうが似合いだろうと思ったほど賑やかさ。洛中洛外図はいくつか見てきましたが、こんなに享楽的なモチーフをたくさん盛り込んだものは初めてかもしれないという印象を得ました。
東寺の五重塔からの視点で描かれているそうですが、右隻に豊臣家の方広寺大仏殿を置き、左隻に徳川の二条城があり、ともに目を惹く大きさなのですが、洛中洛外図はなんといっても町衆の風俗を見ていくのがおもしろいです。

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      <![CDATA[四条河原には人形浄瑠璃の小屋が二軒並び、音楽だけを奏でているような小屋、阿国かとおもわしき女歌舞伎の小屋まで詳らかに描かれ、寺町通の祇園祭、五条大橋上でもなにやら群衆が踊っています。道辻では男が女に声をかけ、またアルキ巫女らしき傘を翳された姿もあれば、屋内とはいえ背後から女に抱きつく生臭坊主まで。
描かれた京の設定は関ヶ原以降、大坂夏の陣の前ということでしょうが、その時代の都はこのような享楽的な雰囲気だったのでしょうか。まったくタイムスリップして芝居小屋に潜り込んでみたくなりますね。

本館での鑑賞後は別棟の資料館へ赴き、凸版印刷と共同で設営されているミュージアムシアターへ。この舟木本のヴァーチャルリアリティ作品を見にいきました。大画面に拡大された屏風に描かれた民衆。その着物の柄（まで描き込まれていました）まで詳らかな高精細に感嘆の声を漏らしそうになったのでした。

本館での舟木本（屏風）の展示は２月２１日まで。
資料館でのVR作品は３月２８日までの金・土・日・祝・振替休日に公開。

参考リンク；
●<a href="http://www.tnm.go.jp/" target="_blank">東京国立博物館</a>

●<a href="http://www.toppan-vr.jp/mt/" target="_blank">ミュージアムシアター</a>

●<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%9B%E4%B8%AD%E6%B4%9B%E5%A4%96%E5%9B%B3" target="_blank">wiki /洛中洛外図</a>

さて、この日、本館では２階しか巡ることができなかったのですが、他の気になった作品には以下のものがございました。まったく私的な趣向でのご紹介をお許しください。

・升色紙（伝藤原行成筆、平安期、11世紀）/ <a href="http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?&pageId=E16&processId=01&col_id=B1325&img_id=C0008829&ref=&Q1=&Q2=&Q3=&Q4=&Q5=&F1=&F2=" target="_blank">画像</a>
無知なわたくしは、このかなによって書かれたスタイルが連綿体と散らし書きと言うのだと解説文を読んで知るのですが、まったく美しく、この前で10分くらい釘付けになってしまいましたよ。
「いまはゝや　こひしなましを　あひみむと　たのめしことぞ　いのちなりける」

そして、舟木本の隣にあった龍虎図屏風。
・龍虎図屏風（曽我直庵、安土桃山〜江戸期、17世紀）
左隻に虎、右隻に龍。虎はかつてみた応挙のものが強い印象を残して脳裏を漂っており、あのインパクトには敵わないと思ったものの、右隻の龍がすごかったのです。険しい山間の黒い雲間からぬっと首を覗かせた恐ろしさ。
ところで、ストロボの使用は禁止されていましたが、写真を撮っていてもうるさいこと言われないこの平常展（いくつかの作品には撮影禁止マークがありましたが）。ここは国の施設で、所蔵物は国民の宝でしょうから、正しくパブリック・ドメインでありましょう。

<img border="0" src="http://across.mniijima.com/img/koku-haku10020501.jpg" width="480" height="270">


・北楼及び演劇図巻（菱川師宣、江戸期、17世紀）/ <a href="http://bunka.nii.ac.jp/SearchDetail.do?heritageId=92059" target="_blank">参考</a>
北楼とはもちろん「廻れば大門の見返り柳いと長けれど」と一葉さんに表された新吉原のことですが、日本堤から衣紋坂、そして大門は描かれているのに、見返り柳の姿が見えませんでした。

<img border="0" src="http://across.mniijima.com/img/koku-haku10020503.jpg" width="480" height="270">

これは廓のなか。切見世かしら。
彼方此方から、全員ユニゾンで奏でられる見世清掻が聴こえてくるようです。
平常展にも足を運ぶべきですね。]]>
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   <title>リマスタリングの功罪（４）</title>
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   <published>2010-02-08T09:55:41Z</published>
   <updated>2010-02-08T09:57:09Z</updated>
   
   <summary>発売を控えて一番最初に行なうマスタリング（或いはカッティング）作業時、少なくとも...</summary>
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://across.mniijima.com/">
      発売を控えて一番最初に行なうマスタリング（或いはカッティング）作業時、少なくともその作品のプロデューサーは立ち会っているでしょう。アーティストが立ち会うようになったのはいつごろからでしょうか？　アーティストがレコード制作において現在のような立場になるのは、恐らくはロックやSSW（Singer Song Writer）が台頭してきてからのような気がいたします。よって60年代後半、もしくは70年代になってからかもしれません。しかし、いずれにしろ制作に関わった人間がきちんとジャッジメントしているということは重要です。制作意図に沿わない処理にはNGをだしていたことでしょう。
もちろん現在でも（初出時の）マスタリング作業にはプロデューサー、アーティスト立会いのもと行なわれます。其処にはユーザーに「こう聴いていただきたい」という意思が込められているのです。


      ところが過去作品のリマスター盤（となるような作品）では、もともとの音源が海外からのものが多いですし、オリジナルの発売から何十年も経ておりますと、プロデューサーやアーティストの思いなどが文章で残っているわけではございませんから、当時の制作というものはまったく解らない状況で作業を進行することになります。
とはいえ、リマスタリング盤が当時の音を再現していなければいけないとも限りません。
しかし、あまりにもカテゴライズされたイメージのなかでしか音を表現できていないと感じることが多いのです。単にハイサンプリング、24ビット処理のプロセスを通じ、倍音を伸ばし、低域を充実させるのがどれだけ音楽を豊かに語っていることになるのでしょうか？
それが制作された当時の音楽の環境が如何なるもので、どういった雰囲気、世界観が求められ、何故残っているマスターテープがそういう音をしており、その音楽を聴くユーザーがどんな音の再現を求めていらっしゃるのか、そして現代のわたしたちは如何なる方向でマスタリングをしなければならないのか、そういったことをしっかり思考して作業に望んでいるとは到底思えないのです。

なにも昨年発売となりましたThe Beatlesのリマスター盤のように全てのリマスタリングで、あのような膨大な時間とコストをかけて作業しなければならないと言っているのではありません。あれはThe Beatlesの音源だからこそなし得ることができた、極めて稀な事例なのです。
しかしながら、現在の制作担当者とマスタリング・エンジニアにはもう少し頑張ってもらいたいと思う気持ちは避けられません。
ユーザーに対して、一度購入したアルバム作品を、さらに音が良くなったからもう一度購入して聴いてみてください、と望むのであれば、大手レコード・メーカーは、ひとたびその音の作り方を再検討すべきではないか、でなければユーザーの音楽からの乖離を食い止めることはできないのではないかと事態を憂慮するのであります。

このような状況ですから、わたくしはそういった過去の作品に関しましてオリジナルのLPに、いたくいとおしい気持ちが湧くのでございます。
もちろん全ての過去音源においてオリジナルLPの音が最高で、CDはよくないと断裁しているのではありません。なかにはLP以上に溢れる音楽性を表現しているCDが存在するのも事実です。しかしながら、わたくしはオリジナル・メディア制作時のマスタリング、カッティング作業に立ち会ったアーティスト、プロデューサーの声を聞きたいと思うのですよ。音楽を通じた声を。


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   <title>リマスタリングの功罪（３）</title>
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   <published>2010-02-06T16:35:50Z</published>
   <updated>2010-02-06T16:37:05Z</updated>
   
   <summary>マスタリング作業を済ませた音源は、複製プレスされる工場へ運ばれ、いくつかの工程を...</summary>
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://across.mniijima.com/">
      マスタリング作業を済ませた音源は、複製プレスされる工場へ運ばれ、いくつかの工程を経てCDに大量複製されます。

ところで昨今、リマスターとか、リマスタリングといった（処理が行なわれた）盤が市場で販売されているのは周知の通りでございます。
これらは既に一度CDとして発売するためのマスタリング作業を済ませているタイトルを「理由があって」再度マスタリングをしなおし（故にRe-Mastering）、再発売されている商品のことを指しております。

その「理由」とは、多くの場合、これらの商品はCD初期に一度マスタリングをされて商品化されていましたが、その後のデジタル機器の進化を経て、より物理特性のよい条件でマスタリングをしなおし、ユーザーに喜んでいただきたいという願いがあって（再商品化が）行われているのでしょう。


      そのような商品であるのに、例えば大手外資系CDショップのウェブ・ページなどでは（とある）リマスター盤は音がよくないなどのユーザーの書き込みをよく目にします。またそれら一部のリマスター商品は中古市場でも価値が低く見られているようで、初期マスタリング盤のほうが高値で売買されているケースも見かけます。
音響特性の良い機材を使ってリマスタリングしたはずなのに、一体全体これはどうしたことなのでしょうか。

どうやらショップのウェブ・ページなどでコメントを残している方々は、過去の同一音源を（LP、もしくは初出CD）を所有していらっしゃるようで、その比較でリマスター盤が良くないと書かれているようです。
これにはいくつかの原因が考えられます。まずはオリジナル・マスターテープが経年で劣化してきているのかもしれません。または何らかの事情でマスターそのものではなく、そのコピーなどからリマスタリングしなくてはならなかったかもしれません。
ところがそういった事情を超えて、リマスタリング作業を行なう制作環境も指摘されなければならないと、わたくしは苦言を述べたくなるのです。

マスタリング（或いはリマスタリング）作業には音色、音量の調整も含まれることは前回記しました。扱うマシンは確かに最新鋭のものになったかもしれませんが、それを制御するのは人間です。特に古い音源は先に挙げましたトラブルの要素も含み、本来ならば丁寧に丁寧に作業を進めたいところですが、コストの問題などから時間をかけて作業ができなかったり、また音楽そのものを機械という道具を通じて音そのもので表現する力量が足りなかったりする場合が多いのではないでしょうか。またそれをジャッジできる人間もそのプロジェクトに存在せずにプロセスが進行しているケースもあるようです。
こういった安易なリマスタリング作業を経てしまうと、音楽そのものに造詣が深いユーザーから不信感を持たれてしまうのは当然のことでありましょう。彼ら、彼女らはダイナミック・レンジやノイズ比のことに言及しているわけではないのです。音楽総体としての印象について指摘しているのです。


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   <title>リマスタリングの功罪（２）</title>
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   <published>2010-02-04T11:50:19Z</published>
   <updated>2010-02-04T12:29:41Z</updated>
   
   <summary>大昔の音楽録音では、大きなラッパ状のもの＝集音器の前で歌手も伴奏者も演奏をして、...</summary>
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      大昔の音楽録音では、大きなラッパ状のもの＝集音器の前で歌手も伴奏者も演奏をして、集音された音＝振動がそのままレコード原盤の溝を切っていたのだそうです。（ベルリナーによる円盤レコードは1887年に発明されました。）これをアコースティック録音と呼んでいます。
それが電気吹き込みと呼ばれる時代になり集音器はマイクロフォンにとって替わり、また直接原盤を切るのではなく、いったん磁気テープに録音（1940年代ごろから）をしておいてから、後に原盤を切る作業（カッティング）を経てゆくことになります。ポリ塩化ビニルを用いたLP、EP盤はこのころに登場してきます。


      まだまだこの時代、収録のためのマイクロフォンは１本だったようです。
音楽的な音量バランスをより良くしようとマイクロフォンの本数を増やし、それらをミキシング・コンソールという機械で混ぜ（ミックスし）、モノフォニック・マスターテープへアウトプットするようになるのは1950年代も半ば過ぎてから行なわれたようです。
クラシックのオーケストラは楽器の音量を踏まえた伝統的な配置があり、また音響に優れたホールで収録していましたから、マイク１本でもなかなか見事な音楽バランスをしているレコードが沢山ございます。さらにはレオポルド・ストコフスキー（映画「オーケストラの少女」やディズニーの「ファンタジア」で有名）という指揮者は音響理論、電気技術に至るまでの知識を持ち、よりレコード収録に向いた楽器配置を行なっておりました。


さて、昨今通常の音楽録音では、まずミュージシャンの演奏（およびヴォーカル）を収録するわけですが、クラシック音楽ならばその収録時にステレオ２トラック（ステレオは右と左のふたつのトラックでできているのです）にまとめてしまいますが、ポップスなどでは99％、マルチトラック録音をしております。
これは各楽器を別々のトラックに収録していくことをいいます。たとえ同時に演奏をしている楽器でもトラックを分けておきます。音楽の構造上、まずはリズムセクションと呼ばれるドラムス、ベース、ピアノを含むキーボード、ギター、時にはラテン・パーカッションなどのセッションをはじめに収録してから、後（日にちを経ている場合もあります）にその他の楽器類やヴォーカルやコーラスなどを（リズムセクションの演奏を聴きながら）そのうえに重ね録りしてゆきます（注１）。重ね録りはもちろん、それぞれ別のトラックに行なうのです。
このようなマルチトラック録音は1960年代にオープンリール式のテープレコーダーで、４トラックから８トラックのマシンを使用して行なわれ始め、The Beatlesなどの積極的な利用でポップス録音の主流となってゆきました。

そして全ての収録が完了して楽曲の全貌が見えたところで、再度ひとつひとつの楽器やヴォーカルの音色、音量を見直し、全体的な世界観を作り上げながら最終型のステレオ・マスターにしてゆくのです。この作業のことを、マルチ（多重）トラックからステレオ２トラックへ落とすという意味で、トラック・ダウンと呼んでいます（モノ＝１トラックへ落とす場合も同様。またミックス・ダウンという語も同じ意味です）。

トラック・ダウンの作業を終えますと次ぎに行なうのはマスタリングという作業になります。アルバム制作の場合は１０曲前後のマスター（テープなど、最近では非圧縮型のPCMオーディオデータ）から、曲の順番や、曲と曲の間の長さを決めます。また１枚のアルバムのなかでも異なったプロデューサーを起用し、トラック・ダウンをしたエンジニアが異なれば音色や平均的音量の傾向が異なってきますから、これらを１枚のアルバムとしての統一感を持たせるために音色と全体の音量の最終調整を行ない、レコードでもCDでも複製プレスを行なう工場へ納品できる形態に仕上げること、これがマスタリング作業になります。


（注１）：クラシック音楽は基本的に全ての楽器、歌がある場合は歌も、同時に録音してしまいます。故にいきなりステレオ２トラックをつくることができます。
ジャズも全ての楽器、歌を同時に録音していますが、こちらはかつては２トラックに、最近ではマルチトラック録音が主流です。

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   <title>リマスタリングの功罪（１）</title>
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   <id>tag:across.mniijima.com,2010://1.395</id>
   
   <published>2010-02-03T08:53:31Z</published>
   <updated>2010-02-03T08:59:56Z</updated>
   
   <summary>CD（Compact Disc）という音楽メディアが世に出回り始めた頃の商品には...</summary>
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         <category term="music" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://across.mniijima.com/">
      CD（Compact Disc）という音楽メディアが世に出回り始めた頃の商品には従来のアナログ・レコードと比べて如何にCDが優秀なメディアであるかを説明したページがブックレットのなかにございました。
それによりますとCDはアナログ・レコードに比べてダイナミックレンジ（小さな音と、大きな音の幅）が広く、ノイズも少ないということが大きな利点として挙げられておりました。



      <![CDATA[確かにレコードは針が溝をトレースするさいの接触ノイズを避けられなかっただけでなく、収録していたアナログ・テープに（シャーという）ヒス・ノイズが在ったため、収録時には小さな音がそのノイズに埋もれないように気を配ったものでした。すなわち元々ダイナミック・レンジの大きな（特にオーケストラなど）音楽でも、大きな音は歪まないギリギリのところまで大きく収録しながらも、小さな音も多少大きめに録音しておいてヒス・ノイズに埋もれないようにしたのでした。これによって生の音楽のもっているダイナミックレンジはレコード（になる前のテープの段階で既に）になると圧縮されたかたちになります。
実はCD（あるいはデジタル録音）においても、あまりにも小さな音はやはり（この場合ヒスではないのですが）ノイズの影響を受けますので、アナログ期ほどではないにしてもやはりダイナミックレンジを圧縮して録音するようにしています。ただし元々のメディアが持っている物理的な特性上この点においてCDのほうが有利でありますからブックレットに挿入された蘊蓄書きは嘘でも誇張でもありません。

またアナログ・レコードは角速度一定（毎分33と1/3回転とか、45回転とか）でありましたから、盤の外周で１秒間に針がなぞる溝の長さと、内側にきてからの長さでは差がでてしまいます。このことは単位時間における情報量が、盤の外周と内周で異なるということです。言い換えれば、外周で聴かれたほど、内周では音が良くないということになります。また内周では溝の弧がきつくなってくるという点でもハンディを追っているのです。
またレコード盤という面積のきまったメディアに溝を彫っていきますので、その彫りかたの深さによって収録できる情報総量が変化してしまいます（溝を深く切ると、溝の幅は太くなり、結果収録できる量が減ってしまう）。
こういった様々な問題点を有しているアナログ・レコードでしたから、盤の内外に関わらず情報量が変化しない線速度一定で、物理的遠心力の影響もほとんど受けないCDというメディアとしての優位性は明らかなのでございます。

それだのに、わたくしが先日エントリーのなかで一字一字スペースをおいて記しました、
<a href="http://across.mniijima.com/2010/01/post_332.html" target="_blank">果　た　し　て　こ　の　CD　は　オ　リ　ジ　ナ　ル　LP　の　よ　う　な　美　し　い　サ　ウ　ン　ド　を　聴　く　こ　と　が　で　き　る　の　で　し　ょ　う　か　ね　？</a>
とは、いったいどういうことなのでしょうか。

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   <title>あの兄弟の小さいほうは船に乗って世界を駆け巡った</title>
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   <id>tag:across.mniijima.com,2010://1.394</id>
   
   <published>2010-02-01T14:59:59Z</published>
   <updated>2010-02-05T01:33:51Z</updated>
   
   <summary>アコーディオンは船乗りたちによって世界中に広められたと彼女はお話しされておりまし...</summary>
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   </author>
         <category term="music" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://across.mniijima.com/">
      <![CDATA[アコーディオンは船乗りたちによって世界中に広められたと彼女はお話しされておりましたが、それでは何故アコーディオンが船に乗っていったのかと疑問に思ったのです。狭い船内に持ち込みやすい小型の楽器といえばギターなどが思い浮かぶものですからね。ところが彼女が弾くアコーディオンの音を聴いているうちに、オルガン？って、ふと思ったのでした。

<img border="0" alt="iwaki10013003s.jpg" src="http://across.mniijima.com/img/iwaki10013003s.jpg" width="200" height="270" align="left" />京島の<a href="http://lovegarden.exblog.jp/" target="_blank">LOVEGARDEN</a>にて、またまた素敵なフライトがあるとのことで１月３０日に行ってまいりました。今回はアコーディオン・ソロ、<a href="http://yaplog.jp/raku_rie/" target="_blank">岩城里江子さん</a>のライブでした。
岩城さんが弾かれる楽曲を聴きながら、わたくしは時折アイルランド、クロンマクノイズの初代ケルト統一王になったり、ハワイイのさとうきび畑で収穫をする農夫になったり、メコン川をくだる船頭になったり、はたまたシシリー島では映写技師になってみたりと世界中を駆け巡ったのでした。

ところでアコーディオンという楽器はそのからだに不似合いなほど大きな音もでてきます。それで和音がなると、ぶわっと会場が音で満ちてしまう。またとてもとても繊細な音量で、みんなの意識を惹き付けながら、ふわっと耳を包み込んでくれるのです。これは楽器がもつ性格でもありながら、それを表現のなかにしっかりと自分の音として具現化させる岩城さんのプレイに依るところが大きかったのだと思います。そんなアコーディオンの音を聴いていましたら<a href="http://across.mniijima.com/2009/06/post_287.html" target="_blank">オルガンの音色と表現の幅</a>を思い出したのでした。

もしかしたらヨーロッパの船乗りたちは、長旅の船上でも教会のスケジュールを執り行っていたのではないか、そのためにオルガンを持ち運ぶことはできないのでアコーディオンで代わりを行なったのではないか、、、そんなことを考えたのですよ。そもそもアコーディオンとオルガンは同じ仲間の楽器（発音原理）なのですからね。音色も似ていて当然なのです。
ということで、そんなことはなかったのだろうかと帰宅後にネットを巡ってみましたら、やっとバンドネオンを紹介したwikiのページに「<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%8D%E3%82%AA%E3%83%B3" target="_blank">野外での教会の儀式で、パイプオルガンの代用に使われたということである。</a>」とあったのでした。野外かぁ、それが船上であってもいいかもしれない、、、と一人勝手に納得させたのでした。


関連エントリー
●LOVEGARDEN: <a href="http://lovegarden.exblog.jp/10723840/" target="_blank">Rieko Iwaki ノスタルジー♬</a>

●らくん家: <a href="http://yaplog.jp/raku_rie/archive/197" target="_blank">ブルームーンの夜＠ラブガーデン</a>

●漂泊のブロガー２: <a href="http://susumenysi.exblog.jp/12061276/" target="_blank">アコーディオンソロ＠京島</a>

●東京クリップ: <a href="http://tokyo-clip.cocolog-nifty.com/tclip/2010/02/post-1a49.html" target="_blank">ブルームーン＠京島</a>

●af_blog: <a href="http://af-site.sub.jp/blog/2010/02/post_1132.html" target="_blank">時間</a>

●MyPlace: <a href="http://myplace.mond.jp/myplace/archives/000648.html" target="_blank">岩城里江子 Live in Love Garden</a>

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   <title>【急】Hope For Haiti Now</title>
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   <published>2010-01-25T14:59:59Z</published>
   <updated>2010-01-25T17:39:00Z</updated>
   
   <summary>企画の決定から実施まで猛スピードで進んでいった感がございます。事の緊急性を考える...</summary>
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      <![CDATA[<a href="http://across.mniijima.com/img/hope_for_haiti_now01.html" onclick="window.open('http://across.mniijima.com/img/hope_for_haiti_now01.html','popup','width=300,height=300,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img border="0" src="http://across.mniijima.com/img/hope_for_haiti_now01-thumb.jpg" width="200" height="200" align="left" alt="" /></a>企画の決定から実施まで猛スピードで進んでいった感がございます。事の緊急性を考えると、それは正しいことであったでしょう。そしてそのために恐らくは数百人のスタッフが何日も寝ずに準備を進めたのではないか、そんな彼らの努力に対しても大きな拍手を贈らなければならないと思ったのでした。
ハイチの地震から一週間を経て発表された「Hope for Haiti now」の企画、そしてその４日後（地震発生から１０日後）の開催と、<a href="http://itunes.apple.com/jp/album/hope-for-haiti-now/id352210151" target="_blank">音源のリリース</a>。
こんなチャリティ・ショーはいままでなかったことではないかしら？

弊宅ではCS放送など観ることができないのですが、放送の翌日から予想通りYouTubeにはどんどん番組が<a href="http://www.youtube.com/results?search_query=Hope+for+haiti+now&search_type=&aq=f" target="_blank">アップロード</a>され、ほぼ内容を把握することができました。Stevie WonderやBruce Springsteen、Neil Youngといった超ベテランから、U2のメンバー、Sting、Madonnaなどの80年代組、そして00年代のキラ星たち。このクラスのアーティストのプレイはほんとうに安心して観、聴きすることができます。
そのライブ音源が、放送後、直ちにiTunes Storeにアップされて購入可能になるとは（当初は米国内にアカウントを持つユーザーだけが購入可能だったはずですが、日本国内のアカウントで購入できるようになったのはいつからでしょう？　今日iTunesからの配信メールで知ったのでした。）正しくデジタル時代のチャリティ・ショーではなかったでしょうか。早速ポチっとしてしまいましたよ。
通常リリースをS社と契約しているアーティストたち（Alicia Keys、Beyonce、Christina Aguilera、Bruce Springsteen、、、けっこう参加している、、、）の音源も揃ってアップされているのが有難いです。

個人的にはColdplayのイカした曲（書き下ろし？）、Shakiraの変幻自在な声色、Madonnaが89年にリリースした懐かしいLike A Prayer、そしてThe Edgeのギターの格好よさに魅せられ、AguileraとBeyonceはともに薄いオケで歌いましたが両者のパワーには圧倒させられ、さらにはStevie Wonderによる（「明日に架ける橋」に入る前の）Time To Loveの深い深い歌唱には麻痺させられました。

（関連エントリー）
● MADCONNECTION: <a href="http://madconnection.uohp.com/mt/archives/001941.html" target="_blank">Hope for Haiti Now</a>

● MY Favorite Things: <a href="http://red.ap.teacup.com/mitsuyo/1335.html" target="_blank">今だって，何かができるはず</a>


<a href="http://itunes.apple.com/jp/album/hope-for-haiti-now/id352210151" target="_blank"><img border="0" src="http://across.mniijima.com/img/hope_for_haiti_now02.jpg" width="480" height="400"></a>

（画像クリックでiTunes Storeへ / 上記画像コピーライトはiTunes K.K）


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   <title>カーテンの向こうのビロード（２）</title>
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   <published>2010-01-19T02:54:38Z</published>
   <updated>2010-01-19T03:04:43Z</updated>
   
   <summary>旧東独逸の国営レコード会社でありました、ドイツ・シャルプラッテン（が為した仕事）...</summary>
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      旧東独逸の国営レコード会社でありました、ドイツ・シャルプラッテン（が為した仕事）の素晴らしさを認識したのは英EMIから発売されたリヒャルト・シュトラウスのオペラ「ナクソス島のアリアドネ」、ルドルフ・ケンペ指揮のLPを数年前に入手したときです。
これはシュターツカペレ・ドレスデン（国立歌劇場管弦楽団、当時）と、そのドレスデンの名歌手たちをたっぷりと起用し、プリマドンナに西側から絶世の美声を誇ったグンドラ・ヤノヴィッツを招聘し録音された、発売当時から（CDでも発売されていますが）超有名な盤でした。ところがわたくしは斯様な誉れ高い名盤ではありますが、発売元が英EMIということで、録音の質はあまり期待しておりませんでした。



      <![CDATA[そのころ各レコード会社（のクラシック音楽制作部門）は固有のサウンド・ポリシーを持ち、各々の録音テクニックでもって現場の制作にあたっておりました。そして一部のレーベル、具体的には英国のデッカとドイツ・グラモフォンは、1950年代初頭にはモノラルの収録テクニックが完成され、50年代中頃からテストが開始されましたステレオ録音におきましても1958年に市場に作品が出るまでには、収録に関しては既に完成の域に達しておりました。
英EMIも独自の収録テクニックでもって、豪華アーティスト陣の録音物をたくさんリリースしておりましたが、音楽的な意味でのサウンドに少々魅力が足りなかったように思えます。具体的には定位の真ん中が薄く、奥行き感に乏しいといったところでしょうか。
ところで、そのEMIから発売されたルドルフ・ケンペ指揮の「ナクソス島のアリアドネ」は1968年の作品ですが、聴いてみますとこれがとても素晴らしいサウンドなのです。収録場所に関する記述は商品の何処にもないのですが、聴こえてくる豊かな残響からおそらくはドレスデンのルカ教会だと判断できます。とは言え、その録音場所の質の高さからだけでは成し得ないクオリティのサウンドなのです。
そこでジャケット（というかボックス）をよく見てみますと、小さな文字で

　　<em>Recorded in association with V.E.B. Deutsche Schallplatten, Berlin.</em>

とあるではないですか。すなわち、このEMIから発売されたレコードの収録はドイツ・シャルプラッテンの協力によった、ということです。言い換えれば収録はシャルプラッテンの技術スタッフが行なっていたということです。
なるほどと合点がいきました。そしてこの美しいレコードとの出会いが、わたくしを過去の音源に関してはなるべくLPで揃えてゆきたいと思わせたきっかけになったのでした。

このケンペ指揮の「ナクソス島のアリアドネ」、現在入手できるCDは「<a href="http://www.hmv.co.jp/product/detail/2752659" target="_blank">この</a>」限定廉価盤のみのようです。果　た　し　て　こ　の　CD　は　オ　リ　ジ　ナ　ル　LP　の　よ　う　な　美　し　い　サ　ウ　ン　ド　を　聴　く　こ　と　が　で　き　る　の　で　し　ょ　う　か　ね　？


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   <title>カーテンの向こうのビロード（１）</title>
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   <published>2010-01-17T14:59:59Z</published>
   <updated>2010-01-17T16:16:00Z</updated>
   
   <summary>東ドイツというのは不可思議な国であったというのが、国際情勢とか政治の門外漢である...</summary>
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://across.mniijima.com/">
      <![CDATA[東ドイツというのは不可思議な国であったというのが、国際情勢とか政治の門外漢であるわたくしの率直な思いです。東側の国であったはずなのに、人も物資もだいぶ西側と行き来があったように感じられるのです。その反面、ベルリンの壁が象徴していたように分断があったことも事実なわけです。
わたくしが面識ある唯一その国に生まれた音楽家トルステン・ラッシュは、いまでこそゲンダイオンガクや映画音楽の作曲家ですが、学生時代は東ベルリンでバンド活動しておりました。ところがインディーチャートの上位に食い込むといった人気ぶりは西ベルリンでのこと、わたくしにはまったく？なことであります（おそらくは放送電波などが情報の媒介となっていたのでしょう）。

<a href="http://across.mniijima.com/2010/01/post_330.html">前回</a>、追悼記事を書きましたオトマール・スウィトナー氏はオーストリア出身で、西側でキャリアをスタートしたのだそうですが、1960年にドレスデン国立歌劇場（現、ザクセン州立歌劇場）に着任してからは、以降ベルリン国立歌劇場と、活動を東ドイツを中心に行なっていたとのことです。（詳しくは、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%BC" target="_blank">wiki</a>）

ところでスウィトナー氏が指揮を振った多くの音源は、東ドイツの国営企業でありましたドイツ・シャルプラッテンが制作しておりました。
東側のレコード・レーベルでは旧ソ連邦のメロディアが有名ですが、メロディアの悲惨な音に比べて、シャルプラッテンはいま聴いても惚れ惚れする素晴らしい音が魅力です。
前回ご紹介した「フィガロ」も「魔笛」もそのシャルプラッテン・サウンドを堪能できる作品。わたしが所有している「フィガロ」はこのシャルプラッテンを米国で販売していたセラフィム・レーベルの盤で、米国の音らしいカッティング処理を経ており、ブライトでジョリっとした仕上がりになっておりますが、音楽的な魅力を減じてはおらず、逆にスウィトナーのキビキビした演奏にとてもマッチしております。そしてなによりシャルプラッテンによる元々の録音が素晴らしいので活き活きとしたドタバタ・オペラが表されております。
このようにシャルプラッテンの音源は当時から様々な国で紹介されており、日本でもいくつかのレコード・メーカーによってLPの時代から知られた存在であったと思います。東の崩壊後、主立った音源はベルリン・クラシックというレーベルが引き継いでおりますが、いくつかのライセンスは他国のレーベルも所持しているようで、「魔笛」のほうはRCA CLASSICSレーベルとして（これも）米国BMGから発売されたCD。こちらもジョリジョリした米国風サウンドが付加されてしまっておりますが（おそらくは彼らの機材を通過しただけで、こういった味付けが加わるのではないかと想像）、やはり元々の録音が優秀なのは一聴にして判る名盤。
ことほど左様に旧東独というカーテンの向こうで、シャルプラッテンというレコード・レーベルは、冷戦まっただ中の1960年代においても現代に通じる素晴らしい仕事を為していたということに興味が尽きません。

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