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September 28, 2011
  311以降の東京に現出した音風景

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                              photo by masa.


渋谷駅、ガード下から轟き響くスネア・ドラム、スルドやジャンベなどの音が聞えてきました。9月19日の代々木公園発の反原発デモへ、わたくしは集合時刻より遅れて渋谷に到着。そして駅下まで降りてきたとき、丁度デモ隊列の真ん中あたりの集団と遭遇したのでした。
これが噂に聞きしデモに現れるドラム隊かと、彼らが奏でる迫力あるリズムに魅せられ、その後は彼らの後を付いていったのでした。

311以降の反原発デモによく参加されていらっしゃる尊長の友、masaさんから、そのドラム隊の音を録音し、それを多くの人たちで"シェア"したいと考えている旨を窺ったのは、デモの行進を終えた場でのこと。
わたくしはその音に魅了されただけでなく、masaさんがシェアしたいと仰るその考えに共感いたしました。そして翌週9月24日の渋谷反原発デモへ向け録音の準備を始めたのでした。masaさんのエントリー「反原発デモに響くドラムの音」を是非ご参照ください。

これは正に311以降の東京に現れた衝撃的な音風景=サウンドスケープに他ならないでありましょう。
その録音した音源を此処にシェアさせていただきます。殊に関東から遠い地に住む方々、デモに行ってみたいがなかなか都合のつかない方々も是非30分のお時間をつくっていただき、多くの方々に(始めからお終いまで)聴いていただきたく存じます。
そして、このような音を現出させた311以降のわたしたちの社会について、個々の心のあり様について、もう一度考えてみませんか。
LISTEN IT LOUD!! Across the Street Sounds!!


反原発デモ 9.24 feat.ドラム・パーカッション隊
 2時間20分におよんだデモ行進(のサウンド)を30分に短縮編集したヴァージョン

mp3 音源 ダウンロード(30分04秒、55.5メガ)
 圧縮音源ファイル(mp3形式 256kbps)


wav 音源 ダウンロード(30分04秒、303.5メガ)
  非圧縮音源ファイル(wav形式 44.1kHz, 16bit = CDクオリティ)
 こちらはデータ容量がかなり大きいのでご注意ください。

(■以降、青文字部分を、windowsは右クリック〜対象をファイルに保存、または、名前をつけて保存でダウンロード開始。Macは option key + クリックでダウンロードできます。
 ダウンロードしたファイルは、Windows Media Playerや、iTunes、その他音楽再生ソフトにてご試聴ください。)


今すぐストリーミング試聴されたい方は、下のオレンジ色の再生ボタンをクリック。
(内容は上記でダウンロードできる音源=mp3 と同一です。)


このストリーミングはSoundCloudの(わたしのアカウント)ページへ行っても聴くことができます。また、上にある埋め込み式プレイヤーはフラッシュによるものですのでスマートフォン経由ですと再生できない場合があります。スマートフォンからのアクセスはSoundCloudアプリをご利用ください(アプリ使用の場合は、わたしのアカウント名 Makoto_Niijima にて検索していただくとスムースなようです。)

No nukes demonstration Tokyo Sep 24, 2011 edited short ver.


※此処で紹介させていただきました全ての音源ファイルは商用利用以外の全てにおいてご自由にお使いいただけます。
 ・このページへのリンク歓迎 http://across.mniijima.com/2011/09/311.html
 ・またお手元にダウンロードされた音源の再配布もOKです!


8:02 PM permalink | anti-nuclear | comments (0) | trackbacks (0)

September 22, 2011
  これらの色彩が多くの人の目にとまりますように


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6:00 PM permalink | anti-nuclear | comments (0) | trackbacks (0)

September 21, 2011
  彼の胸のうちの苦しみは音楽とともに昇華されたのであろうか

「うちではBSを観ることができません」
アンテナを購入設置していないだけなのですが、情けないツイットをしたところ、西に住む友人が親切にダビング10の十分の一を費やして送ってくださったのでした。
ということを経て先日放映されましたスティーブ・ライヒ新作「WTC 9/11」世界初演を含むコンサート映像を観ることができました。

(以下ネタバレご注意を)

番組の始めより、およそ三十分はライヒ氏とクロノス四重奏団のメンバーへのインタビューを含む、新作「WTC 9/11」作曲の動機や過程の説明に費やされておりました。
ライヒ氏は語っておりました。この曲で(音楽で)世界が変わるとは到底思えない。然し乍ら(彼はこれを)作らざるを得なかったと。彼からみれば子供の世代に当たるわたくしですが、それでも以下のように言ってあげたいと思いました。それで良いのですよ。あなたが為したこと、あなたが自身の欲求に添ってそれを拵えたことは正しいことであったと思います、と。

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12:59 AM permalink | music | comments (0) | trackbacks (0)

September 20, 2011
  あの事件から、わたしたちは何を学んだのだろうか

あの頃はまだ仕事からの帰宅後、呑気にテレビなぞを見ていたのでした。まだ娘も産まれていなかったころのことです。
その日、ニュースステーションをつけましたら、メインであった久米宏氏が遅い夏季休暇中で、サブキャスター渡辺真理氏の深刻な表情を窺うこととなりました。番組冒頭より画面には黒煙をあげるワールドトレードセンターが映し出されていたと記憶しています。高層ビル火災かと思い、見続けていたところに衝撃が走りました。2機目の突撃でしたが、それでもまだテロという情報はあがっていなかったと思います。わたくしは火災の影響で管制システムがうまくいっていない(ことがあるのかどうかは存じあげませぬが)のか、はたまた黒煙のため視認できずビルに衝突したのかなどと勝手な推理をしていたものでした。
最初にあがっていた黒煙が1機目の突撃自爆テロで、2機目の突撃も多くの民間人を捲き込んだ自爆テロであったとの情報があがってきたところで、映像の前から動けなくなっておりました。

一連のこと、そしてその後のことは皆さんもご周知のとおりですが、これを機にブッシュ政権の「味方でなければ敵である」という居丈高な姿勢のもと、対テロ戦争へ拍車がかかりましたが、911被害者および遺族の無念に心を痛めつつも、報復合戦の連鎖をどこかで食い止めなければ第二第三の三千人を超える人命被害を憂う念を払拭できないのであります。

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September 17, 2011
  世界中の多くの哀しみの声に耳を傾ける行為

予約注文しておりましたCDの発売が延期となりましたようで、9月11日の夜更けには、それでは所有している盤を聴きましょうということで、棚から取り出し再生機のトレイに乗せたのでありました。

ギヤ・カンチェーリ作曲作品「意味のない戦争」「リトル・インバー」のカップリング。カンチェーリ氏はグルジアの生まれ。わたしたち極東に住む者たちにとってのグルジアは、地理的にも、意識的にも、情報的にも、遥か遠い国ではなかろうかと思います。古くから民族が交差してきたコーカサスの地で、昨今もロシア、アメリカの間に挟まれた戦いを余儀なくされているといった印象がございます。
斯様な祖国グルジアを背景にした「意味のない戦争」はカンチェーリ氏にとって「内面と外面の心の安らぎへの願い」を暗示した作品で、サクソフォン四重奏と混声合唱によって不安感たっぷりに響き彷徨う26分間。

「リトル・インバー」は、第二次世界大戦中、ドイツ戦、殊に市街戦のシュミレーションを行なうため、米軍が村人たちを追い出し、軍事演習を行なったイングランド、ソールズベリーに位置する寒村を描いた作品です。そしてその「死の村」と化したインバー村に破壊されたまま残る教会で行なわれたイヴェント時(2003年、室内楽アンサンブルにヴォーカル、ギターそして男声合唱。後にトビリシで少年児童合唱をダビング)の36分弱の演奏こそ、このディスクに収められたトラックなのです。

どちらの曲もいくつかのフォルテの山を越えながらも基調は暗く静謐な音楽です。トータル・セリーなど難しい作曲技法は用いられず(これはカンチェーリ作品に通ずる)とはいえ大胆な和声、終始しなかったり解決しなかったりする音楽ではありますが、ブラームスの合唱曲などにも通じる聴き易い音楽でありましょう。
そして児童合唱の響きが甘美であればあるほど、清浄であればあるほど、聴いているわたくしたちの胸が掻きむしられる、そのような類いの音楽であります。

カンチェーリ氏の音世界を聴くことはイコール、世界中の多くの哀しみの声に耳を傾けることなのかもしれません。



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 Little Imber / Giya Kancheli (ECM records)

8:56 PM permalink | music | comments (0) | trackbacks (0)