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March 28, 2011
  あの日のこと

(個人的メモのため、推敲しておりません。)

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1:57 AM permalink | general | comments (0) | trackbacks (0)

March 21, 2011
  平成二十三年のわたくしたちは戦慄を禁じ得ない

映画は、当たり前のことですが、その映像によってストーリーの時代が表れてきます。その映画は疑うことなく現代劇でありましょう。


MADCONNECTIONのiGaさんより、"暗示的"であると教えていただいた短編映画がございます。iGaさんが教壇に立つ東京造形大学の学長・諏訪敦彦(すわのぶひろ)氏による監督作品。まずはその概要を引かせていただきますね。


本学学長諏訪敦彦の新作短編映画「黒髪」(10分)がフランス、ドイツの文化チャンネルarte(アルテ)にて放送され、現在は同社webサイトにて公開中です。
同作はパリのシネマテーク・フランセーズにおいて開催された展覧会「Brune Bronde」展において展示されました。
女性の髪をテーマにアッバス・キアロスタミ他世界の6人の映画作家が、短編を制作する企画の一編です。(東京造形大学web site内: http://www.zokei.ac.jp/news/2010/115.htmlより)


構成等々、たいへんよくできた短編と思いました。強いて云えば、高層ビルが見える窓辺のシーンにて、振り返った後の彼女に、もう幾許か複雑な表情があってもよかったと思います。
然し乍ら、斯様な小さきことには目を瞑っても、尚この映画が視聴者に問う想像喚起力を防ぐことにはならないのであります。
最終シーンにて、彼女が、何故、斯様な状態になったのか、これが現代劇であるという観点からそれを想像することで平成二十三年のわたくしたちは戦慄を禁じ得ないことでしょう。


「黒髪」はこちらでストリーミングを視聴することができます。
arte - les cheveux noris(音声日本語です)

10:53 AM permalink | movie | comments (0) | trackbacks (0)

March 16, 2011
  賢明な小鳥たちは己の身丈で生きている

いま住んでいる家は、借家で、ボロな一軒家です。夏が来れば丸五年住んだことになります。わたくしが音楽を聴いたり、写真の暗室に使っている二階の部屋は、東京横浜を結ぶ街道から住宅地への進入路に面し、うちとその進入路の間にあるわずかなスペース(隣の企業の土地)には企業によって植え込みが造られ、一本の木が植えられています。この家で初めての春を迎えたとき、その木が咲かせた花により、それが白木蓮であることを知りました。以来、弥生の月始めから中程に至る短い期間に見ることができる純白の花は、春の到来を知る素敵な目安として毎年楽しんでいるのです。

白木蓮の肉厚な花弁は、白く美しいだけでなく、よほど美味しいのでしょうか、花弁が充分に開きますと、それらは小鳥たちについばまれ、花芯だけを残した姿にされてしまうのです。
ところで小鳥たちは、一気にたくさんの花弁をついばむことはせず、ひとつふたつの花弁をついばむと何処かへ消え、また明くる日にやってきて、自分が必要な分だけをついばんでゆくのです。おかげさまで、この賢明な鳥たちの行動によって、木の隣の住人で在るわたくしにも白く美しい花を見る楽しみに幾許の間の猶予をいただいているようです。
小鳥たちは決して余計に食べることもしなければ、まだ沢山咲いている花弁を巣に持ち帰ることもしないようです。欲張らず、己の身丈で生きているのですね。

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