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September 25, 2010
  コンテンポラリーなジャズの夕べはいかが?

もうECMはいらないと、わたくしをして言わしめたCDアルバムがございました。
友人のジャズ・ピアニスト、鈴木奈緒さんが2000年にリリースしたCD「suite luz」のことであります。
そのアルバムについて拙文より引かせていただきます。

「suite luz」は、このアルバムのために彼女自身がポルトガルで撮影した雰囲気のある写真に囲まれ、そのヨーロッパの古い街に降り注ぐ陽光と、それに寄り添う陰が、日がな一日、時間の経過とともに移ろいゆく様を表したかのような、和音の推移と旋律の交わり、そして時の普遍性とパトスが心地よいリズムに支えらた素晴らしいアルバムなのです。

彼女は、このアルバムの後、ライブ・セレクションの自家CD-Rなどもリリースしておりましたが、なんとスタジオ収録によるフル・アルバムとしては2枚目となる新作を準備しているのだそうです。

「Eternity in 10」と名付けられたニュー・アルバムはソプラノ・サックスを交えたコンボ・カルテットに弦楽カルテットも加えた最大オクテットによる意欲作だそうです。いったいどんな音楽になっているのでしょうか。
その音楽をいち早く知るにあたり、アルバム・リリース日に記念ライブも行なうと知らせがありました。
これはもう駆けつけなければなりません。

このブログをご覧いただいているなかで、コンテンポラリーなジャズの響きにご興味があるかたがいらっしゃいましたら、是非一緒にいかがでしょう。
ピアニスト、鈴木奈緒さんの奏でる音楽は、わたくし的にたいへん心地よい音楽を提供してくれるのですが、そういった友人として応援しているだけでなく、客観的に評価しても甚だレヴェルの高い音楽を成し得ていると言って間違いはございません。
この機に是非とも聴いていただけたら有難く存じます。

●サイトなど
鈴木奈緒オフィシャル・サイト
(オフィシャル・サイト内、Discographyページでは1st Albumからの視聴が可能です。)
MySpaceでもいくつかの曲の視聴と動画の閲覧が可能です。
 なんと、こちらではニューアルバムから1曲(1部のみ)アップされているようです (Eternity In 10)!

・その後、MySpaceのほうには3曲を新たにアップ、ニューアルバムから4曲(1部のみ)の試聴ができるようになりました。

・また、オフィシャル・サイトのDiscographyページでも、ニューアルバムから6曲(いずれも1部のみ)の試聴が可能になったようです。


●ライブ・インフォメーション

20101119flyer-1.jpg

 ※フライヤーのダウンロード(pdfファイル/ 520kb) →こちら

【日時】2010年 11月19日(金)
    開場 19:00
    開演 19:30〜
【会場】公園通りクラシックス(渋谷ミュージックホール)
    渋谷区宇田川町19-5 東京山手教会B1F (TEL 03-3464-2701, 17時〜)
【出演】鈴木奈緒 (Piano)
    羽根渕道広 (S. Sax)
    高田壱 (Bass)
    小松誠司 (Drums&Perc)
    帆足彩 (Violin)
    羽島健 (Violin)
    小谷泉 (Viola)
    岡崎健太郎 (Cello)
【料金】3,500円(1ドリンク付)
    (前日までにご予約の方 3,000円)
【チケット申し込み、ご予約、お問い合わせ】
    公園通りクラシックス TEL 03-3464-2701(17時以降)

●ニュー・アルバム
2010年11月19日(金)発売
Nao Suzuki with Strings Quartet / Eternity in 10
(全8曲 / VBE-004 / 税込2,500円)

ということで、友人のわたくしからもどうぞよろしくお願い致します。


2:09 AM permalink | jazz | comments (2) | trackbacks (0)

September 24, 2010
  生の音楽は再生メディアを凌駕する

忘れないうちにメモ的に記しておこう。
昨9月23日、ピアニスト 飯野明日香さんのリサイタルに行く。オペラシティ、B1のリサイタル・ホール、14時開演。

「ASKA IINO メシアンとその影響 /
LE PARFUM DE FUTUR VOL. 8 〜 La Série de récital de piano 〜」

演目:
●トリスタン・ミュライユ:別離の鐘、微笑みーメシアンの思い出に
●ピエール・ブーレーズ:12のノタシオン
●カールハインツ・シュトックハウゼン:ピアノ曲V. VIII
●ベッティ・ジョラス:ポストリュード
●オリヴィエ・メシアン:幼子イエズスに注ぐ20のまなざし(VI. 神により、すべてはなされた)
〜休憩〜
●オリヴィエ・メシアン:ポール・デュカスの墓のための小品
●ブルーノ・マントヴァーニ:明暗のための練習曲
●パスカル・デュサパン:練習曲第2番
●金子仁美:『中世から』ピアノのための(委嘱作品 世界初演)
●オリヴィエ・メシアン:幼子イエズスに注ぐ20のまなざし(XII. 全能の御言葉、XIII. ノエル、X. 喜びの精霊のまなざし)
■アンコール:ドビュッシー:アラベスク第1番

<メモ>
その1)ブーレーズ:12のノタシオンは初めて聴いたのですが、これは面白い。
その2)ベッティ・ジョラス:ポストリュード。ジョラスという人自体、初めて知る。横に流れる音の揺れのようなものに惹かれる。ペダル・ワークが秀逸なのでしょう、音の切れ際の柔らかい弧を描くカーブ、それが毎回同じ切れ方をしているのに心地よさを覚え、唸らされました。
その3)幼子の第6曲が、こんなにもオルガン的な響きに満ちているとは! このリサイタルの演目のなかで、聴いたことがあるのはこの幼子の全曲だけ。生では初体験。然し乍ら聴いていたCDはミッシェル・ベロフが19歳のときに弾いて全世界に衝撃を与えた作品。
それでも昨日、生で聴いた演奏の立体感は代え難いもの。やはり生で聴かなきゃ駄目ですね。
その4)飯野さんが毎年行なっているこのリサイタルのシリーズでは、邦人の同時代作曲家に作品を毎回委嘱されています。今回は金子仁美さんという方の作品。最初シンプルな下降音形から始まる。そこに付けられた(不協)和音の色彩に魅せられる。全体的に、誤解を怖れずに云えば、瑞々しい響きに満ちた作品。是非もう一回、いや何度でも聴いてみたいと思ったのですが、そのような機会を得ることは難しいでしょう。

6:00 PM permalink | music | comments (0) | trackbacks (0)

September 21, 2010
  心のなかに置いてゆかれた大切なものたちの響き

今年のまだ寒かったころに、京島のLOVEGARDENにて聴かせていただいた素敵なアコーディオン。世界を旅する音楽の思い出は心にずうっと残っておりました。
そのアコーディオン奏者、岩城里江子さんが、暑かった夏のまっ盛りに素敵なCDアルバムをリリースされました。わたくしは、その発売記念コンサートに行き、そこでアルバムを手にしたいと考えておりましたが、生憎野暮な用件で行くことが適わなくなり、発売後にブラジルの大河にて購入したのでした。夏のあいだ、ずうっと聴いて、遅くなりましたが、その素敵なアルバムの紹介とともに拙い感想文を添えさせていただきたく存じます。


O-KA-E-RI / Rieko Iwaki (RAKU HOUSE / RAK-3001)


iwaki-cd100921.jpg


※コメント欄に、近々行なわれますライブの情報ページへのリンクを追記しました。

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9:47 PM permalink | music | comments (5) | trackbacks (0)

September 18, 2010
  MacbookのBluetooth接続を修復する

先日来、わたくしのMacbookのBluetooth機能が駄目になっておりました。OSがDEVICEを認識しなくなっていたのです。おおよその見当がついたので、液晶モニターをカバーしているアクリルを外してみました。


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5:13 PM permalink | general | comments (0) | trackbacks (0)

September 17, 2010
  遂にそれらが本格として顕現するのだらうか

少し大きめの封筒が届き、その宛名書きの文字から、ああ、展覧会が始まるのだなと察したのでした。
封書の送り主は、景仰してやまない写真家、清家冨夫さんからでした。
今回はすべてディジタルカメラで撮影し、高品位インクジェット・プリンターによってアーカイバル・プリントされた作品ばかりなのだそうです。そういえば数年前よりSIGMAのカメラを徹底的に使われていたことを存じておりましたので、到頭ご自身のなかで納得できるものが生まれたのかと、それを見ることができる機会がやってきたことに、子供のように胸を高鳴らせるのでした。

清家さんといえば、何度も拙文より引いてしまうほど、最初に拝見した銀塩プリント印象が強烈であったのでした。

ここはシャドウだ、というところには躊躇無く黒く潰す潔さ。そして印画紙の地色に向けてどこまでも粘るハイライト。温黒を描くトーンの美しさはパリの妖気を写しているようです。

そして3年前に初めて発表された氏のディジタル・プリントを拝見したときには、

ツールが変わろうが、清家さんの作家性は揺るぎないものであると認識いたしました。

としながらも(それら作品が、デジタル・プリントだけでなく銀塩プリントのエディションもあることで)、

もしかしたら銀塩のほうがハイライトのトーンがよりきれいに出ているのかも

と、疑問も感じたものでした。
ところで、いただいた今回の案内にはプラハにて撮影された1カットが印刷されてあったのですが、印刷でここまでのトーンを描けているのならば、実際のプリントのクオリティを確認することが甚く楽しみにさせられたのでした。


TOMIO SEIKE「Untitled」
会場:目黒のBlitz Gallery
開期:本日より始まって、11月27日まで(日曜、月曜 休廊、入場無料)
13:00〜19:00


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11:59 PM permalink | 写真展 | comments (0) | trackbacks (0)