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April 12, 2010
ステージはアルバム「Take Love Easy」の曲順と同じく「Beautiful Love」〜「Take Love Easy」と進みました。
1曲目の歌の出だし、まったく音程が合わなかったので、どうした!と思ったのです。その後も数度、音程を外すシーンが見受けられました。そして間奏になりますとその歌い手はモニターPAまで寄ってゆき、エンジニアに耳打ち、、、
これを二度行なった後、ソフィー・ミルマンの歌う音程は安定しました。なるほど、モニター・バランスが悪かったのですね、可哀想に。然もこのステージは来日公演3日間の初日とはいえ、セカンド・ステージ。モニターの状況がファーストと変わってしまったのでしょうか? あまり褒められた仕事ではありませんね。
ということで、聴く側もほっとして3曲目へ。そう、期待に違わぬ「I Concentrate On You」をアルバムより若干落としたテンポで奏でられました。
ああ、心地よい。温かいものに包まれるような感覚が彼女から発せられる声にはあるのです。
彼女はライブでもスキャットはやらず、元のメロディを大切に軽いフェイクを交える程度でした。新たな発見として、高い声域に至ったときにかけられる細やかなヴィブラート、その美しさに引き込まれ、語尾の印象を深いものにさせられます。
バックの演奏はジャズ・コンボ(サックス含むクァルテット)らしく間奏ではアドリブが、フロントのサックスや、ピアノだけに留まらず、ベースやドラムにも回されてゆきますので、ライブならではの高揚感も味わえました。中間部ではソフィーは楽屋に引いて、バックのみで「Take The A-Train」を披露。メンバーはレコーディングのときとは異なり若手で組まれておりましたが、みな歴戦の勇士らしくホットな演奏が繰り広げられました。
後半ではブルース・スプリングスティーンの「I'm On Fire」がなかなかの聴きものでございましたが、アンコールの「Tenderly」をピアノとデュオで聴かせてくれたのが何と云っても素晴らしかった。この曲は彼女の何れのアルバムにも収録されていないのですが、たいへん彼女にマッチしたナンバーだと同行者(ヴォーカリスト)も思ったようでした。この音域幅の広いメロディを、しとやかに、かつ匂いやかに歌うソフィーは、この詩に表れるような、風であり、波であり、吐息であったのでした。
あっという間の(およそ)75分。
(4月9日 @ブルーノート東京/ 2nd ステージ)
●拙ブログ「I concentrate on Sophie.」

posted by mniijima : Apr 12, 2010
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