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January 25, 2010
  【急】Hope For Haiti Now

企画の決定から実施まで猛スピードで進んでいった感がございます。事の緊急性を考えると、それは正しいことであったでしょう。そしてそのために恐らくは数百人のスタッフが何日も寝ずに準備を進めたのではないか、そんな彼らの努力に対しても大きな拍手を贈らなければならないと思ったのでした。
ハイチの地震から一週間を経て発表された「Hope for Haiti now」の企画、そしてその4日後(地震発生から10日後)の開催と、音源のリリース
こんなチャリティ・ショーはいままでなかったことではないかしら?

弊宅ではCS放送など観ることができないのですが、放送の翌日から予想通りYouTubeにはどんどん番組がアップロードされ、ほぼ内容を把握することができました。Stevie WonderやBruce Springsteen、Neil Youngといった超ベテランから、U2のメンバー、Sting、Madonnaなどの80年代組、そして00年代のキラ星たち。このクラスのアーティストのプレイはほんとうに安心して観、聴きすることができます。
そのライブ音源が、放送後、直ちにiTunes Storeにアップされて購入可能になるとは(当初は米国内にアカウントを持つユーザーだけが購入可能だったはずですが、日本国内のアカウントで購入できるようになったのはいつからでしょう? 今日iTunesからの配信メールで知ったのでした。)正しくデジタル時代のチャリティ・ショーではなかったでしょうか。早速ポチっとしてしまいましたよ。
通常リリースをS社と契約しているアーティストたち(Alicia Keys、Beyonce、Christina Aguilera、Bruce Springsteen、、、けっこう参加している、、、)の音源も揃ってアップされているのが有難いです。

個人的にはColdplayのイカした曲(書き下ろし?)、Shakiraの変幻自在な声色、Madonnaが89年にリリースした懐かしいLike A Prayer、そしてThe Edgeのギターの格好よさに魅せられ、AguileraとBeyonceはともに薄いオケで歌いましたが両者のパワーには圧倒させられ、さらにはStevie Wonderによる(「明日に架ける橋」に入る前の)Time To Loveの深い深い歌唱には麻痺させられました。

(関連エントリー)
● MADCONNECTION: Hope for Haiti Now

● MY Favorite Things: 今だって,何かができるはず


(画像クリックでiTunes Storeへ / 上記画像コピーライトはiTunes K.K)


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January 19, 2010
  カーテンの向こうのビロード(2)

旧東独逸の国営レコード会社でありました、ドイツ・シャルプラッテン(が為した仕事)の素晴らしさを認識したのは英EMIから発売されたリヒャルト・シュトラウスのオペラ「ナクソス島のアリアドネ」、ルドルフ・ケンペ指揮のLPを数年前に入手したときです。
これはシュターツカペレ・ドレスデン(国立歌劇場管弦楽団、当時)と、そのドレスデンの名歌手たちをたっぷりと起用し、プリマドンナに西側から絶世の美声を誇ったグンドラ・ヤノヴィッツを招聘し録音された、発売当時から(CDでも発売されていますが)超有名な盤でした。ところがわたくしは斯様な誉れ高い名盤ではありますが、発売元が英EMIということで、録音の質はあまり期待しておりませんでした。


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11:54 AM permalink | music | comments (0) | trackbacks (0)

January 17, 2010
  カーテンの向こうのビロード(1)

東ドイツというのは不可思議な国であったというのが、国際情勢とか政治の門外漢であるわたくしの率直な思いです。東側の国であったはずなのに、人も物資もだいぶ西側と行き来があったように感じられるのです。その反面、ベルリンの壁が象徴していたように分断があったことも事実なわけです。
わたくしが面識ある唯一その国に生まれた音楽家トルステン・ラッシュは、いまでこそゲンダイオンガクや映画音楽の作曲家ですが、学生時代は東ベルリンでバンド活動しておりました。ところがインディーチャートの上位に食い込むといった人気ぶりは西ベルリンでのこと、わたくしにはまったく?なことであります(おそらくは放送電波などが情報の媒介となっていたのでしょう)。

前回、追悼記事を書きましたオトマール・スウィトナー氏はオーストリア出身で、西側でキャリアをスタートしたのだそうですが、1960年にドレスデン国立歌劇場(現、ザクセン州立歌劇場)に着任してからは、以降ベルリン国立歌劇場と、活動を東ドイツを中心に行なっていたとのことです。(詳しくは、wiki

ところでスウィトナー氏が指揮を振った多くの音源は、東ドイツの国営企業でありましたドイツ・シャルプラッテンが制作しておりました。
東側のレコード・レーベルでは旧ソ連邦のメロディアが有名ですが、メロディアの悲惨な音に比べて、シャルプラッテンはいま聴いても惚れ惚れする素晴らしい音が魅力です。
前回ご紹介した「フィガロ」も「魔笛」もそのシャルプラッテン・サウンドを堪能できる作品。わたしが所有している「フィガロ」はこのシャルプラッテンを米国で販売していたセラフィム・レーベルの盤で、米国の音らしいカッティング処理を経ており、ブライトでジョリっとした仕上がりになっておりますが、音楽的な魅力を減じてはおらず、逆にスウィトナーのキビキビした演奏にとてもマッチしております。そしてなによりシャルプラッテンによる元々の録音が素晴らしいので活き活きとしたドタバタ・オペラが表されております。
このようにシャルプラッテンの音源は当時から様々な国で紹介されており、日本でもいくつかのレコード・メーカーによってLPの時代から知られた存在であったと思います。東の崩壊後、主立った音源はベルリン・クラシックというレーベルが引き継いでおりますが、いくつかのライセンスは他国のレーベルも所持しているようで、「魔笛」のほうはRCA CLASSICSレーベルとして(これも)米国BMGから発売されたCD。こちらもジョリジョリした米国風サウンドが付加されてしまっておりますが(おそらくは彼らの機材を通過しただけで、こういった味付けが加わるのではないかと想像)、やはり元々の録音が優秀なのは一聴にして判る名盤。
ことほど左様に旧東独というカーテンの向こうで、シャルプラッテンというレコード・レーベルは、冷戦まっただ中の1960年代においても現代に通じる素晴らしい仕事を為していたということに興味が尽きません。

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January 13, 2010
  美しい教会の天井へ駆けてゆく管弦楽の響きとともに、彼の魂も。

水も滴るいい演奏。オトマール・スウィトナーという指揮者が導きだすモーツァルトには、そんな感想を述べたくなります。
昨日の夕刊に訃報記事が掲載され、いたく残念な気持ちにさせられました。
わたくしがクラシック音楽を聴き始めたころはNHK交響楽団の名誉指揮者として、サバリッシュやシュタインなど同じくドイツ系の指揮者たちと軒を軋るがごとく、わたしたちによい演奏を聴かせてくれたものでした。氏は90年以降、パーキンソン病を患い、引退されていたようですが昨年ドイツ制作のドキュメンタリー(父の音楽〜指揮者スウィトナーの人生)が国内でもBSで放送されたそうで、わたくしは観ることができませんでしたが、引退後の氏の姿が初めて伝えられ多くの感動を呼んだのだそうです。そこでは氏の東と西(ドイツ、或いはベルリン)での二重生活も明かされる(監督は西側妾宅の息子)内容も含んでいたそうですが、なんといってもその息子(=監督)ただ1人が見守る中で、かつての手兵シュターツカペレ(歌劇場管弦楽団)・ベルリンを病によって震える手で指揮をしたシーンがたいそう感動的であったようです。
ところで、この悲しい出来事を機に、彼の追悼のため、そのドキュメンタリーを再放送していただけないものかと希望するのは、いささか不謹慎で我侭なことでございましょうか? 氏が遠い極東の国に残してくださったこと、その仕事の誉れの高さを、思い出し、少しでもわたくしたちの記憶の深層にしまっておくためにはよい機会ではないかと思うのでございます。

昨夜はスウィトナー氏が残したモーツァルトから「フィガロの結婚」をLP(米・セラフィムレーベル盤)で聴いておりました。このドタバタ喜劇をスリリングに駆け抜けてゆくスウィトナーの指揮、シュターツカペレ・ドレスデンの艶やかな音色とルカ教会の天使が舞うがごとくの響き、そしてドレスデンの名歌手たちによる圧倒的な歌唱!
ここに最上のモーツァルトが聴こえてくるのです。

スウィトナー指揮、フィガロの結婚(1964年/ドイツ語歌唱版)

そして今夜はCDで、フィガロ同様に極上の「魔笛」を聴きながら、このエントリーを書いております。ところが美しい演奏、歌唱のおかげで、なかなかキータイプが進まず、ようやっとここまで打ってまいりました。

スウィトナー指揮、魔笛(1970年)

合掌。

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January 5, 2010
  年明け、五日後のねがい

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あけましておめでとうございます。

皆様が、この一年もご健康に過ごされ、ご多幸に恵まれますことを願ってやみません。


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