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November 11, 2009
何故、彼はそこまで激しく踊る必要があったのでしょうか?
それはあくまでリハーサル。しかも本番までの日も充分にあったと思われるなかでのことです。彼はオーディションで選ばれた共演バック・ダンサーではなく、行なわれようとしているコンサートの主役。しっかりとした演出家やその他充実したスタッフが揃ってはいますが、全ての最終決定は彼の掌中にあったはずです。動きを示し、流れのガイドとなるだけで、そのときの彼の仕事は成立したはずなのですが、単純にミュージシャンとしての、ダンサーとしての血が、そうさせただけなのでしょうか?
ここしばらくの彼の音楽にも、そして先日の彼の死にさえ、わたしの心には響いてきませんでしたが、彼方此方から推薦のメールをいただきましたので、マイケル・ジャクソンの「This Is It」を観てまいりました。
折角の音楽もの映画です。以前から興味がございましたIMAXシアターへ行こうと、川崎駅西口のシネコンへ、仕事帰りに寄って(とは云いつつ、しっかり事前予約をして)きました。21:30からのレイトショー枠です。
わたくしにとりまして、リアルなマイケル・ジャクソンの音楽体験はアルバム「Off The Wall」と「Thriller」の2点だけといってよいでしょう。ともに80年代前半の音楽シーン(「Off The Wall」のオリジナル・リリースは79年でしたが)にとって大きな大きな影響力を持ったアルバムだったのは云うまでもないことでしょう。
ところが「We Are The World」の仕事を経た後は、シーンに大きな影響力を持って(彼一人のせいではないのですが)米国ポップ・ミュージックがメロディを逸してゆく、その最先端を走っていたように思えます。その仕事は評価しつつも、個人的には好きな音楽ではなくなっていったのは明確で、90年代、ポップなメロディを求めて、わたくしの趣向はヨーロッパへ向いていったのでした。そしてマイケル・ジャクソンの存在は以降今日まで、その彼の死にさえ心に響いてこないアーティストとなっていたのでした。
よって今回の映画「This Is It」の公開さえ、今更何だろう、しかもリハ映像、と興味をまったく覚えなかったのでした。
ところが既に観に行った方たちの狂熱度合いが甚だしく、殊に音楽を演じている方々から続々とお勧めのメールをいただいたのです。これは観ておかなくてはなりません。ということで、(期間延長されたとはいえ)短期上映のようですので早速劇場へ駆け込んだのでした。
(続く)
posted by mniijima : Nov 11, 2009
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