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June 2, 2009
ステージ上のダブカル+コンバスの9名は単純な弦5部としてではなく、9重奏として活用されていますので、この人数でも出てくる音楽に厚みがあります。
平成21年6月1日、東京オペラシティ「武満メモリアルホール」
「Music Tomorrow 2009」
ジョナサン・ノット指揮、NHK交響楽団演奏
第57回尾高賞受賞曲
藤倉大氏の「secret forest for ensemble」が始まりました。
弦楽器を演奏する弓は、指揮者の指先、バトンと糸でつながっているという想定。
そう、それはマリオネットをイメージしているのだそうです。指揮者に制御された演奏家たち。
そして楽曲名にあります「forest」は客席にあるようです。
ここでの「forest=森」は、鼻がむず痒くなったりしない、あくまでも藤倉氏の頭の中で想像される「森」だそうで、客席のところどころに配置されました木金管奏者たちはみな楽器をレインスティックという雨の擬音を発する打楽器に持ち替えて「森」の世界を現出させてゆきます。客席中央にはファゴット奏者が「人」として存在しているのですが、彼のフレーズはなんと呑気なのでしょう。まるで熱帯の森の中に、場違いな道化師が現れたようです。面白いなぁ。
そしてこのときステージ上の弦楽奏者たちは「弓」を捨て、マンドリンのようにチャカチャカチャカチャカと弾いてゆきます。制御からの解放でしょうか。道化のフレーズを聴いたマリオネットは魂を注がれて「人」になったのでしょうか?
面白すぎます。
posted by mniijima : Jun 2, 2009
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