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June 1, 2009
拙ブログ「おもちゃのピアノって、ひどく悲しい音で響きませんか?」で記しました、おもちゃのピアノ(トイ・ピアノ)をも一部使って協奏曲を書いたのは藤倉大という英国在住の作曲家でございました。
その彼の2008年作品「secret forest for ensemble」が今年の「尾高賞」を受賞し、そのお披露目の場であります「Music Tomorrow 2009」でジョナサン・ノット指揮、NHK交響楽団によりまして演奏されるとのこと、久しぶりに初台の東京オペラシティ「武満メモリアルホール」へ行ってまいりました。
「Music Tomorrow」は尾高賞受賞曲と、N響による委嘱作品を中心に演奏披露されるイベントで、今回、藤倉氏とともに受賞されました原田敬子氏の「echo montage for orchestra」、そしてN響委嘱作品で世界初演となる斉木由美氏の「Morphogenesis」の2曲がこの日の前半を飾り演奏されました。
ともに巨大な編成のオーケストラを使っての作品。原田氏の曲は3部構成でバス・フルートのベース音が印象的であった第2部目が秀逸だと感じました。
斉木氏の曲は虫の発する音をモチーフに、タイトルであります「Morphogenesis」=「形態形成」すなわち生物がつくられる過程を、音が発せられ、それが音楽としてかたち為してゆく過程を想定しながら作曲されたようですが、そのような事前情報(開演前にプレトークがあったのです)によって、音楽が進んでゆき楽想ががらりと変化した際にわたしの脳裏に過りましたのは「ミューテイション」または「コピー・ミス」という言葉。楽曲の後半はカンサーからデスなのでしょうか?
休憩を挟みステージの上はだいぶ簡素な編成となりました。ステージ上には22221、すなわちダブカル(ダブル・クワルテット)+コントラバスの9名の弦楽奏者、客席のところどころに8名の木・金管奏者が配置される空間配置にも凝った(前述の原田氏の作品もヴァイオリン奏者が2名づつ2階バルコニー席の左右で弾く配置が施されていました)楽曲、藤倉大氏の「secret forest for ensemble」が始まりました。
posted by mniijima : Jun 1, 2009
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