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March 7, 2009
京浜工業地帯のまっただ中で、臨海部だけでなく、JR線に沿った地域でも大手製造業の本社や工場が集まる川崎。労働者のためには競輪競馬の公営ギャンブル場が用意され、またJR駅の北と南にはそれぞれ色町も発展したこの地域は、長きにわたり雰囲気のよくない街としてのイメージが定着していたように思えます。
斯様なイメージを払拭しようと、製造メーカー跡地を再開発し、現在のJR西口一帯はあらたな商業地域として、どこにでもあるようなショッピングモールと様変わりしております。その再開発の先駆けとなったのはオフィス棟、ショッピングモールが一体となったMUZA川崎でしょう。このビルの中心はコンサートホールで5年前の平成16年にオープンされています。
世界的に活躍する川崎出身のピアニスト、小川典子氏もアドバイザーを務め、たいへん響きのよいホールなのだそうですが、なかなか機会なく訪れることが叶いませんでした。
昨年秋、音楽監督のハンス=マルティン・シュナイト氏とたいへん素晴らしい仕事を繰り返して評判の神奈川フィルハーモニーの公演(拙ブログ「出航の銅鑼の音はドイツの響き(1)、同(2)、(3)参照)に興奮してきましたが、そのコンビが、普段の定期公演を行う横浜みなとみらいホールを離れ、此処MUZA川崎で企画公演を行うとのことで期待を胸に3月7日の土曜日に行ってまいりました。
公演は「名曲コンサート 珠玉の名旋律」と題され、ブラームスの「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 作品102」と、同「交響曲第1番ハ短調 作品68」の重厚な2曲ではございますが、土曜のマチネに相応しくリラックスした雰囲気で楽員たちが席につき始めました。
協奏曲のソリストは、外部からお呼びするゲスト・ソリストではなく、同楽団の主席チェロ奏者の山本裕康氏と、コンサートマスター石田泰尚氏が務めます。
シュナイト氏もよちよちとした歩みで舞台袖から指揮台に向かいますが、表情から察するにお元気そうでなにより。
二重協奏曲はオケ全強奏により、3〜4小節目の2拍3連が印象的な前奏で始まります。
posted by mniijima : Mar 7, 2009
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