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March 24, 2008
すこしの寒さが戻ったり、暖かい雨が降ったり、そして強い風に顔を背けたりした平日を過ごし、先週に引き続きうららかな週末を迎えました。
うちの前の白木蓮の花はもうほとんどが散ってしまいましたが、街なかのさくらはいくつかの枝に、元気な花をつかせ始めました。
毎日新聞の土曜夕刊(東京版)に「訪ねたい」という特集連載がございます。22日は「和歌山・湯浅 香り立ちのぼる醤油のふるさと」という、和歌山市より南へ、直線距離で20キロほどでしょうか、町内に熊野古道が通る町を紹介しておりました。
リンクしましたウェブ・ページはテキストだけで残念なのですが、紙面には街中の写真もございまして、広川と山田川に挟まれた地区に、重要伝統的建造物群保存地区というのがあるようです。拝見するに、なるほどこれはまるで明治のころの街並みと思わせるような一画が写っております。
こういうところは、ちょっと博物館のようで、訪れてみるだけの感興がわかないのでございますが、それでも此処には、現在も生きた生活が営まれておりますし、その中心的役割を果たしているのが、記事のタイトルにもございます醤油の醸造元「角長」。天保のころの創業で、いまも手作りで製造していらっしゃるとのこと。
これを読んで、明治のころからの手法で、おなじく醤油をつくっている関東の醸造元のことを思い出したのです。
23日の日曜は、前日に引き続き、うららなお天気でして、娘が公園で縄跳びを練習したいと云いますので、それなら一昨年まで暮らしていたところの近所にある公園へ行ってみないか、さくらももしかすると少し咲いているかもしれないよ、と提案しましたところ、家族の同意を得られ、上着を着ていると汗ばむ陽の中で、子供を遊ばせ、わたくしは家内に娘を託し、ひとりカメラをもって散歩へ。
この公園近くに、明治元年創業で、現在まで5代にいたる、当時の製法を継承した醤油醸造所へと足を向けたのでした。
かつて住んでいたところの近所にありながらも、通勤や買い物など、生活に必須な経路からは外れた路地の奥に、ひっそりとその醤油醸造所はございますので、以前も一度か、二度ほど、その前を通ったに過ぎず、そのときにカメラを向けた記憶はあるので、フィルムの現像はしているのでしょうが、あまり印象に残っておりませんし、プリントもしていないのでした。
新聞紙面に載りました和歌山の醤油醸造所「角長」の通りに面した風趣に富んだ建物の外観に比して、昭和の町工場を思わせますこちらの醸造所を前にして、撮った記憶があるのに、プリントまで至らなかった理由が蘇ってまいりました。ここの魅力はカラーでこそ生かされるのでした。
ということで、こちらの撮影は、午前中の光もみてみたいですし、また日をあらためて、カラーの感剤も用意して挑戦することにいたしました。
さて、最近ほとんど写真を掲載できていないでおります当ブログでございますが、ただいまは何名かのかたにお贈りするプリントをつくっておりまして、それも来月にはニューヨークから来日されるご夫婦のエキサイティングなライブ・ステージ写真を含んでおりますが、まだ完成に至っておらず、仕事のほうはこれから年度末の決算期を向かえ繁忙期に入るにもかかわらず、果たしてどこまで出来るのか、暗中模索しているところでございます。
posted by mniijima : Mar 24, 2008
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comments
和歌山から5駅の大阪の南に住んでいました。
その頃は よく 湯浅に行きました、海と温泉に!
そして、角長に寄って お醤油を得て帰る・・・・懐かしいな〜。
M.Niijimaさんのこだわり写真がアップされるのを ゆっくり待っていますね。
町工場のようなお醤油工場・・・・・どんななのでしょう?
きっと 地味な工場だと思うのに カラーの方が魅力が生かせる・・・と言うところにもとても興味が有ります。
どういう事かしら?って。
by 光代 : March 27, 2008 9:02 AM
わぁ、光代さん!
関西の方によります、湯浅の様子が垣間見えるコメントをありがとうございます。
湯浅は観光地でもあるのですね?
本文に記しましたこちら関東の醤油工場は、お察しのとおり、地味な外見の工場です。それでも工場が工場として営んできた、よい意味での汚れ、歴史が染みこんでいるように思えます。そんな汚れを撮りたいと思ったのですよ。まだ先になると思いますが、写真をUPしたら是非ご覧いただきたく思います。
by M.Niijima : March 27, 2008 10:18 AM
面白いものですね。
今日 友人と話していたら あるサイトのオフ会をしようと思うというのですが、それが何と「湯浅」なのです。
湯浅を訪ねるオフ会ですって!
M.Niijimaさんのこのエントリーが空を飛んで 大阪の上辺りでパンと爆ぜて 何人かの人の心の中に入り込んだみたいでしょう?
by 光代 : March 29, 2008 2:46 AM
へええ!
光代さん、それはなんという偶然なのでしょうか!
湯浅でオフ会ですか。ああいう処で、人が集まって、一日を楽しく過ごす。とても良さそうな企画ですね。
これが近かったら、混ぜていただいたのに、残念です。
by M.Niijima : March 29, 2008 6:42 AM
むらさき
で江戸紫の布地色をイメージ♪
佃煮の「むらさき」
お醤油でしたのね(^^♪
懐かしい香ばしい香りが朝から漂って~~~
写真のUPを心待ちに致しております
by chatnoir : April 19, 2008 7:21 AM
chatnoirさん、
わたしたちは、古来より、色を表現するための素敵な言葉(単語)をたくさん持っているようですね。単に薄い、濃いだけで微妙な階調を判断するのではない、そういう豊かさを是非見習いたいものです。
そして醤油を煮詰めてゆく香り、晩景の路地からは、よく香っていたような気がいたします。彼方此方の建物が立派になり、そういった生活臭も疎まれる昨今、時刻を感じる匂いもまた失われてしまったようですね。
by M.Niijima : April 20, 2008 2:22 AM