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November 12, 2007
街を歩いて古書店を見つけますと必ずや立ち寄ってみることにしています。
ある処では趣味が違っていたり、またある処では欲しかった本が偶然見つかったりと、それはとても楽しい時間となります。
ところで昨今は、とても便利な時代でございますから、欲しい本はネットで調べ、通販で手にすることもしばしばございます。殊に地方の古書店にて絶版ものが格安でリストされているような場合、このようなシステムはたいへん有り難く思います。
ところで先頃より探しておった本、地域の図書館では館内閲覧のみ可能で、貸し出してはくださらず、それならば都立図書館より取り寄せてほしいとリクエストしましたら、地区内に蔵書しているものは取り寄せはできないのですと断られてしまい、ならば古書を求めようと、いつものようにネット検索をしたのでした。
そこでヒットしたHPへアクセスしてみますと、どこかで見覚えのあるページでした。しばらく考え、あぁ!と確認してみましたら、やはり「Kai-Wai散策」さんで紹介されておりました『青木書店』さんだったのです。
これは是非ともお伺いしまして、希望の書籍を手にしたく、先日京成電車に乗り「堀切菖蒲園駅」まで出掛けて参りました。
厚い雲に覆われた日でしたが、店の前に立ちますと、低い色温度の温かなあかりが隙間なく書架に並べられた本たちを照らしております。店頭のガラス仕切りと、ドアの桟の緑色が、きれいに映えております。そして、まさに「本である」『噂』のドアの取っ手をひき、店内に入りますと、本たちが放つ匂いが仄かに香ってまいりました。
店にはご主人と奥様がいらっしゃり、こちらに来た経緯や、わたくしも拙い写真を撮っていることをお話しさせていただいたのですが、水辺の写真というわたくしのテーマについて、ご主人から葛飾区内にございます水元公園を薦めていただきました。帰宅後、少し調べてみますと、なるほど素敵な水風景が撮れるかもしれません。其処はこれからの課題として調べを進めてみたいと考えております。
一冊一冊、とても大切に扱われていることが見てすぐ解る書架。ああ、本を愛していらっしゃるのだなぁ。そのなかから、たった2冊だけでしたが、入店したときには既に揃えていただいておりました本を手にして、とても豊かな気持ちになったのでした。

この日購入した本
・大正・渋谷道玄坂(シリーズ大正っ子)/藤田佳世著/青蛙房
・幼年/大岡昇平著/潮出版
どちらも美しい箱入り娘たちでございました。
posted by mniijima : Nov 12, 2007
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comments
拙ブログエントリーへのリンクをありがとうございました。
青木書店さんって、先代ご主人のスピリットのようなものが、素敵なかたちで引き継がれているからこそ…という匂いが充満しているような気がします。なかなか行く機会がありませんが、Niijimaさんのエントリーを拝読すると、また、行きたい気分がムクムクです(^^;
ところで、こちらからもリンクさせていただきましたので、宜しくお願いいたします。
by masa : November 13, 2007 1:20 PM
masaさん、お手を煩わせてしまいましたようで恐縮です。
わたくしは未だ先代ご主人の著作を読んでおりませんので、まずは「古本屋五十年」を是非読みたいと思っております。
masaさんがエントリーにも引用されておりました「忘れもしない~」以下にて、この書店さんの雰囲気が伝わってくるように思えたのですが、このたび実際にお伺いしますと文字通り、本を愛している書店さんだなぁと、とても嬉しくなったのでした。
あのエントリーがありませんでしたら、堀切かぁと、メールで注文して、送っていただくに留まっていたと思います。kai-Wai散策あっての出合いでありましたこと、あらためてお礼申しあげます。
by M.Niijima : November 13, 2007 2:29 PM
先日はわざわざ足をお運びくださりありがとうございます。
書棚にあったときは多数ある書籍のうちの2冊だったものが、こうしてきれいに写真に撮っていただくと、立派な本にみえます。
また本を通じてよい出合いがございますように。
by ユーコ : November 14, 2007 7:59 PM
ユーコさん、
コメントをお寄せくださり、ありがとうございます。
確かに貴店の充実の書架にありましては、これらも目立たぬ存在だったかも知れませんが、「大正・渋谷道玄坂」は中味も立派でございました(「幼年」は未読です)。
また機会を見まして是非伺いたいと考えております。その際はどうぞよろしくお願いいたします。
日ごと寒くなってまいりますが、カメがよく眠れる落葉が見つかりますよう願っております。
by M.Niijima : November 15, 2007 1:55 AM