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November 30, 2007
  墨東の記 その(2)

東向島に訪れましたその翌日、午前中から休日の誰もいないオフィスで少し仕事をしまして、天気もよろしいので午後は再び墨東へゆくことにしました。
ところでこの日、毎年行われ、会社近くがそのコースになっております東京国際女子マラソンが開催されておりましたので、昼少し過ぎにスタートした選手のうち、首位の選手が戻ってくるころ、コース脇の歩道へゆき一時の観戦を楽しんだのでした。
其処は38キロ地点にあたりまして、優勝しました野口選手は既にスパートをかけ、2位のケニアの選手を引き離しにかかっておりました。野口選手は大きなストライド走法が特徴と云われておりますが、ほんとうにダイナミックでして、かつ素人判断ですが恐らくは腰の位置がブレないのでしょうね、スゥーと滑るかのように目の前を通り過ぎてゆくその姿、殊の外美しかったのでした。

そんなこんな、しばらく通過する選手たちに頑張れとエールを送っておりましたので、すっかり墨東ゆきの出足が遅れてしまいました。
この日は前日と経路を変えまして、地下鉄を乗り継ぎ、都営浅草線の押上駅で降りてみました。拙ブログへコメントをお寄せくださるbraryさんの興趣尽きぬエントリー「秋の曳船界隈」を既に読んでおりましたので、わたくしも押上から歩き始めてみようと真似をしたのです。

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12:50 AM permalink | comments (2) | trackbacks (0)

November 27, 2007
  墨東の記 その(1)

新規の写真をアップできませんので、先々週末に訪れた墨東について記しておきます。
思えばおよそ1年前、お世話になっております烏山在住の写真家Sさん宅にて、「墨東綺譚(注:エントリー末参照)」を肴に飲む会がございまして、わたくしが遅れて到着しますと、地下の撮影スタジオで行われておりました鑑賞会、新藤兼人監督、津川雅彦、墨田ユキ主演の映画(DVD)は既に終りかけておりましたが、その後みなで持ち寄りました摘みと酒での会を楽しく参加したのが、墨東を撮ってみようかなと考えたきっかけでございました。

ところで様々な街歩き系写真ブログを見ておりますと、やはり墨東は定番と云いますか、みなさん撮っていらっしゃる。これはやはり荷風の作品と、木村聡氏の本が大きく影響しているのでしょう。
小林信彦氏は、敗戦直後のブームや、岩波からの全集が「東京オリンピックにともなう<町殺し>の時期」に出たこと、さらには昨今のことを挙げ、

永井荷風は東京が破壊される時に必ず読まれる

と記していますが、なるほどよく解ります。(イタリックの箇所は「昭和の東京、平成の東京/筑摩書房/2002」より引用)

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11:30 PM permalink | comments (0) | trackbacks (0)

  感謝の辞

みなさまへ、

前回のエントリーに寄せて、たくさんの温かなメッセージをいただき、洵にありがたき幸せでございます。
みなさまのお言葉は、なにより一番の温湿布の効果がございましたようで、まだ仕事中はマックスベルトをはずせないものの、症状はだいぶ和らいでまいりました。

これからはさらに寒くなってまいりますが、みなさまもお身体くれぐれもお大切にあそばしますよう伏して願いあげます。

11:00 PM permalink | comments (0) | trackbacks (0)

November 25, 2007
  きゅっと締めるとなかなか心地よいのです

とうとうやってしまいました。
昨午後より腰に痛み。夜半には腰を少しでも曲げようとしますと激痛が走るようになってしまいました。
今朝目覚めてみますと起き上がれない、寝返りがうてない、靴下が履けない、と最悪でございました。日曜に診療をしてくださる形成外科、整骨院を調べ、家内に車で送ってもらい菊名迄。軽いヘルニアとのこと、安静を言い渡され、湿布と内服薬とコルセット(商品名マックスベルトR2。変身できそう。)のお世話になっております。
おそらくは運動不足が祟りました腹筋背筋力の低下が原因でしょう。
ということでして、写真を焼くこともできず、アップがしばらくできませんことご了承くださいませ。
空気が乾燥して透明度が増してきましたので、夜間撮影したいところも多々あるのですが、しばし大人しくしていましょう。

回復しましたら筋トレを日常化することを決意しました週末でございます(涙)

11:19 PM permalink | comments (20) | trackbacks (0)

November 22, 2007
  川からは空が見えるのが望ましい(12)

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"水路をゆく/神田川/御茶ノ水・水道橋(4)"

Oct '07, @Kanda-gawa, Tokyo.
Taken with the Nikon new FM-2 with the Nikkor 35mm f2 lenz.
Fuji Neopan 1600 Super Presto @EI 800, dev in Kodak X-tol (1:3)
Fuji Varigrade WP AM, dev in Fuji Korectol E (1:1)

仕事の船と擦れ違いました。

11:44 PM permalink | comments (0) | trackbacks (0)

November 20, 2007
  川からは空が見えるのが望ましい(11)

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"水路をゆく/神田川/御茶ノ水・水道橋(3)"

Oct '07, @Kanda-gawa, Tokyo.
Taken with the Nikon new FM-2 with the Nikkor 35mm f2 lenz.
Fuji Neopan 1600 Super Presto @EI 800, dev in Kodak X-tol (1:3)
Fuji Varigrade WP AM, dev in Fuji Korectol E (1:1)

さて、船はJR御茶ノ水駅前を再出発しまして、さらに上流、水道橋方面へ向かいました。
この附近は神田川の護岸のなかでも、もっとも景観に優れたところではないでしょうか。わずか左右に蛇行する流れは、船に乗っていますと意外ときつく感じられます。
そして左岸には化粧石を施されました護岸が、さらに植物によって覆われており、その緑色がとても心地よいのです。
右岸はJRの私有地で、美観というケアには頓着されていないのですが、この左岸を造った文京区のセンスはたいしたものだと感じました。

12:19 PM permalink | comments (4) | trackbacks (0)

November 19, 2007
  川からは空が見えるのが望ましい(10)

聖橋をくぐり、JR御茶ノ水駅の真下に出てきますと、先をゆく、小学生たちを乗せた1号船が停まりました。30メートルほど離れて、わたくしたちの2号船も停まり、なにごとかが始まる予感に期待していますと、前の船の子どもたちが一斉におだんごのようなものを川に投げ込みはじめました。
当船に乗るスタッフの説明によりますと、川を浄化させる菌を拳大のだんごにして、それを投じているのだそうです。
この有機物による浄化作戦が少しでも実を結ぶことを願っています。

ところで、この様子は御茶ノ水駅ホーム上の人々や、駿河台上と湯島側、東京医歯大病院前を結ぶ、お茶の水橋上を歩く人々からも注目を浴びておりました。おそらく魚の餌でも投げ入れているのでは、と思われていたかもしれませんね。

さて、この附近は駿河台と、湯島ー本郷の台地に挟まれ、神田川はたいへん深いところを流れておりますが、此処が江戸初期につくられた人工の渓谷であることはあまり知られていないのかもしれません。
元々此処には川は流れておりませんでした。平川と呼ばれた流れは、現水道橋駅の少し上流から、南流し、現皇居のほう、江戸城の方向へ流れておりました。
それをまず15世紀に太田道灌が流れを少し東側に移し、現在の日本橋川とほぼ同じ水路ができました。
江戸開府以降、川の氾濫による城や、周囲の被害を無くすため、この江戸城附近を流れる水路への負担を軽減するため、現在の主水路(=神田川)を掘ったのです。最大の難関はこの湯島本郷、駿河台の山を抜けるための渓谷をつくることだったようです。

因みに先に紹介しております下流域の浅草橋附近では、右岸に堤(そして柳を連ねて植えておりましたので柳原堤と呼ばれていたそうです)を築いて、武家屋敷が多く並ぶ城下方面への水の浸入を防いでおりました。すなわち氾濫したときは請地とした左岸側に溢れた水を流すようにしているのです。ところがそこには下町、町人の街が広がっておりますが、この下町の広がりが神田川造成の先か後か、気になるところです。

いずれにしろ、このような大規模な土木事業が可能であった幕府の力というものに驚きを隠せません。

8:46 PM permalink | comments (0) | trackbacks (0)

November 15, 2007
  川からは空が見えるのが望ましい(9)

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"水路をゆく/神田川/御茶ノ水・水道橋(2)/聖橋"

Oct '07, @Kanda-gawa, Tokyo.
Taken with the Nikon new FM-2 with the Nikkor 35mm f2 lenz.
Fuji Neopan 1600 Super Presto @EI 800, dev in Kodak X-tol (1:3)
Fuji Varigrade WP AM, dev in Fuji Korectol E (1:1)

4:24 PM permalink | comments (2) | trackbacks (0)

November 13, 2007
  川からは空が見えるのが望ましい(8)

浅草橋を過ぎますと、両河岸沿いの路はなくなり、ビルの背が左右から迫ってまいります。その間を船はゆっくりと進みます。頭上に首都高上野線が走る昭和通りの和泉橋をくぐりますと、左岸(船は上流に向かっておりますので、わたくしたちから見ますと右側の岸に)の橋詰には防災発着場、すなわち災害時に活用される桟橋が見え、そしてJRをくぐる直前の右岸には室町時代まで由緒を辿ります柳森神社。ビルの背ばかり見ていた眼に、お社の姿はなんと美しく感じられることでしょうか。

そして万世橋、交通博物館跡(もしくは旧万世橋駅跡)のレンガ壁。小学生のころ、この博物館には何度も訪れたのですが、2006年に閉館となってしまったことはたいへん残念なことです。

次に昌平橋をくぐり、その上さらに高い位置にJR総武線の鉄橋がございます。
実は、交通博物館跡あたりから、昌平橋、そして総武線の鉄橋を見越すようなアングルで撮りましたカットをプリントしたのですが、出来がよくありませんでしたので掲載は見送らせていただき、今回はその先、だんだんと御茶ノ水駅に近づいているところ、正面に地下鉄丸の内線の鉄橋と神田川でもっとも雄大で美しい聖橋が見えてくる光景をアップいたしました。


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"水路をゆく/神田川/御茶ノ水・水道橋(1)"

Oct '07, @Kanda-gawa, Tokyo.
Taken with the Nikon new FM-2 with the Nikkor 35mm f2 lenz.
Fuji Neopan 1600 Super Presto @EI 800, dev in Kodak X-tol (1:3)
Fuji Varigrade WP AM, dev in Fuji Korectol E (1:1)

12:48 PM permalink | comments (2) | trackbacks (0)

  まるで、あにいもうと

堀切菖蒲園駅前の「青木書店」さんにて購入しました藤田佳世著「大正・渋谷道玄坂」を早速読み始めております(前回エントリー参照)。

この本は、深川のことを随分参考にさせていただきました「深川散歩/東京クリップ」のじんた堂さんに教えていただいたのですが、さすが本にお詳しい方の推薦とありまして、穏やかな筆の運びによき日の渋谷の姿をいっぱい想像できる素晴らしい本であります。

そして同日に購入しましたもう一冊、大岡昇平氏の「幼年」ですが、こちらは現・旧山手通りに沿ってございました三田用水や、明治通り沿いの渋谷川につきまして調べておりましたら、大岡氏が幼年時代を綴ったこの本に渋谷川の描写があるとのことで購入に至ったのです。
大岡氏も幼少年時代を渋谷(の彼方此方)で過ごしているのですが、「幼年」を書くにあたり、そのあとがきに「藤田佳世さんに有益な御教示を得ました。」とありましたことは、わたくしの想像にはなかったことでして、またその藤田氏の本(大正・渋谷道玄坂)を読み進めてゆきますと、どうやら大岡氏のリクエストにより藤田氏が古老にアポをとり、一緒に取材をする項があるではないですか。
すなわちこの2冊はまるで兄妹のような本であることを、購入して気付いたのでした。

12:25 PM permalink | comments (0) | trackbacks (0)

November 12, 2007
  堀切菖蒲園駅前の古書店

街を歩いて古書店を見つけますと必ずや立ち寄ってみることにしています。
ある処では趣味が違っていたり、またある処では欲しかった本が偶然見つかったりと、それはとても楽しい時間となります。
ところで昨今は、とても便利な時代でございますから、欲しい本はネットで調べ、通販で手にすることもしばしばございます。殊に地方の古書店にて絶版ものが格安でリストされているような場合、このようなシステムはたいへん有り難く思います。

ところで先頃より探しておった本、地域の図書館では館内閲覧のみ可能で、貸し出してはくださらず、それならば都立図書館より取り寄せてほしいとリクエストしましたら、地区内に蔵書しているものは取り寄せはできないのですと断られてしまい、ならば古書を求めようと、いつものようにネット検索をしたのでした。
そこでヒットしたHPへアクセスしてみますと、どこかで見覚えのあるページでした。しばらく考え、あぁ!と確認してみましたら、やはり「Kai-Wai散策」さんで紹介されておりました『青木書店』さんだったのです。
これは是非ともお伺いしまして、希望の書籍を手にしたく、先日京成電車に乗り「堀切菖蒲園駅」まで出掛けて参りました。

厚い雲に覆われた日でしたが、店の前に立ちますと、低い色温度の温かなあかりが隙間なく書架に並べられた本たちを照らしております。店頭のガラス仕切りと、ドアの桟の緑色が、きれいに映えております。そして、まさに「本である」『噂』のドアの取っ手をひき、店内に入りますと、本たちが放つ匂いが仄かに香ってまいりました。

店にはご主人と奥様がいらっしゃり、こちらに来た経緯や、わたくしも拙い写真を撮っていることをお話しさせていただいたのですが、水辺の写真というわたくしのテーマについて、ご主人から葛飾区内にございます水元公園を薦めていただきました。帰宅後、少し調べてみますと、なるほど素敵な水風景が撮れるかもしれません。其処はこれからの課題として調べを進めてみたいと考えております。

一冊一冊、とても大切に扱われていることが見てすぐ解る書架。ああ、本を愛していらっしゃるのだなぁ。そのなかから、たった2冊だけでしたが、入店したときには既に揃えていただいておりました本を手にして、とても豊かな気持ちになったのでした。

book071109m.jpg

この日購入した本
 ・大正・渋谷道玄坂(シリーズ大正っ子)/藤田佳世著/青蛙房
 ・幼年/大岡昇平著/潮出版

どちらも美しい箱入り娘たちでございました。

11:02 PM permalink | comments (4) | trackbacks (0)

November 9, 2007
  川からは空が見えるのが望ましい(7)

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"水路をゆく/神田川/柳橋・浅草橋(6)"

Oct '07, @Kanda-gawa, Tokyo.
Taken with the Nikon new FM-2 with the Nikkor 35mm f2 lenz.
Fuji Neopan 1600 Super Presto @EI 800, dev in Kodak X-tol (1:3)
Fuji Varigrade WP AM, dev in Fuji Korectol E (1:1)

※懲りずに、またまた船宿景でございます。ようやっと浅草橋をくぐった上流側にやってまいりました。
 このあとは、スピードアップで上ってゆきます。

12:22 PM permalink | comments (0) | trackbacks (0)

November 7, 2007
  川からは空が見えるのが望ましい(6)

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"水路をゆく/神田川/柳橋・浅草橋(5)"

Oct '07, @Kanda-gawa, Tokyo.
Taken with the Nikon new FM-2 with the Nikkor 35mm f2 lenz.
Fuji Neopan 1600 Super Presto @EI 800, dev in Kodak X-tol (1:3)
Fuji Varigrade WP AM, dev in Fuji Korectol E (1:1)

8:06 PM permalink | comments (0) | trackbacks (0)

November 5, 2007
  川からは空が見えるのが望ましい(5)

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"水路をゆく/神田川/柳橋・浅草橋(4)"

Oct '07, @Kanda-gawa, Tokyo.
Taken with the Nikon new FM-2 with the Nikkor 35mm f2 lenz.
Fuji Neopan 1600 Super Presto @EI 800, dev in Kodak X-tol (1:3)
Fuji Varigrade WP AM, dev in Fuji Korectol E (1:1)

これは柳橋・浅草橋(2)と同じアプローチですね。船宿パレードということでご了承くださいませ。

3:04 PM permalink | comments (0) | trackbacks (0)

November 2, 2007
  川からは空が見えるのが望ましい(4)

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"水路をゆく/神田川/柳橋・浅草橋(3)"

Oct '07, @Kanda-gawa, Tokyo.
Taken with the Nikon new FM-2 with the Nikkor 35mm f2 lenz.
Fuji Neopan 1600 Super Presto @EI 800, dev in Kodak X-tol (1:3)
Fuji Varigrade WP AM, dev in Fuji Korectol E (1:1)

10:43 AM permalink | comments (0) | trackbacks (0)