« 亀久橋より仙台堀を | main | 亀久橋のトラス »

August 5, 2007

  誰がナニゴト?を起こしたのか?

(click on the image for enlarged)

"誰がナニゴト?を起こしたのか?"
Jul '07, @Shinjyuku, Tokyo.
Taken with the canon poupulaire, with the canon L-mount 50mm f1.4 lenz.
Fuji Neopan 1600 Super Presto @EI 1600, dev in Kodak X-tol (1:3)
Ilford MG4 RC, Pearl, dev in Home brewed D-72 (1:2)

えっ、と思いました。
ナニゴト? と。

この日は、遠方に越した友人が久々に都内へいらっしゃるということで、数名の仲間と集まったのでした。表参道にて待ち合わせ、外苑、原宿と、散歩し、そしてJRに乗りまして新宿まで移動したのでした。
新宿駅のプラットホームを歩いていましたら、なにやら黒いブッタイが目に飛び込んできました。
近づきながらよく見ますと、大きめの黒いバッグをスチール製のゴミ箱に乗せ、こちらに背を向けた男性が、なにやらゴソゴソと身辺整理を行っているようでした。

おそらく、この光景を見たほとんどの人は、ナニゴト? と思うのだとわたくしは確信しております。
そしてナニゴト?と思い、その男性を一瞬だけ注視するものの、通り過ぎてしまえば、あるお姉ちゃんはもう頭の中ではこれから会うカレシと今夜はどこでご飯を食べようかと即座に思考を切り替えてみたり、あるオジサンはまっすぐ家に帰ってテレビの野球中継を見るか、それとも駅前の居酒屋に寄って、そこでビールを飲みながら観戦するかと先刻より思案していた問題に再び戻ったりと、各々の世界に立ち戻ってゆくのでしょう。
すなわち、ナニゴト?事件は、一瞬のうちに個人の視界を占領し、興味を懐かせるのですが、これまた一瞬の後に忘れられてしまう有為な光景なのでした。
こういったことは日常生活の中では茶飯事に起きていることだと思います。

ところで、わたくしがこのナニゴト?事件を発見したとき、男性はわたくしに背を向けておりました。そこでわたくしは歩きながら、カメラの設定を合わせて、このゴミ箱群とナニゴト男性を通過した直後に振り返り、シャッターを押したのでした。
一緒に歩いておりました友人によりますと、わたくしたちの後ろを歩いてきた人々は、わたくしのその日頃の駅では見られない常軌を逸した行動に、いったいナニゴト? と、わたくしを注視していたようでございます。

そのようなわたくしは、このナニゴト?事件から、便座やトイレットペーパーにまで論を展開してゆく豊かな思考を持っておりませんでした。

posted by mniijima : Aug 5, 2007

trackback

trackback URL for this entry:
http://www.mniijima.com/across/cgi/mt/mt-tb.cgi/184

comments

しかし、こんな雑踏の中で、身辺整理をしていたのね。これからは、うっかりゴミ箱の上で作業は出来ないなあ。

by おおえ : August 5, 2007 6:06 PM

まったく、いろいろな人がいるものですが、自分自身もいろいろな人の一人だということが、よく解りましたです。

by M.Niijima : August 6, 2007 2:24 AM

街でスナップしてるフォトグラファーを撮るのは好きで、そこまでは結構やってるんだけど、そのフォトグラファーを誰何している通行人まではなかなか撮れないモンだと、常日頃思ってたところです。
これもまたひとつ、面白いテーマなんだよね。

by karipee : August 6, 2007 8:57 AM

karipeeさん、
なるほど、面白いテーマですね。
僕の場合、柳橋で三脚立てて撮っていますと、いったい何を撮っているんだろう、なんて話しながら通り過ぎてゆくカップルなどがいました。

by M.Niijima : August 6, 2007 10:24 AM

post a comment




remember personal info?


(you can use some html tags.)