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May 6, 2007
夕方から降雨と雷鳴による荒天でしたが、これからライブを見にゆこうという遅い時刻には街は穏やかさをとりもどしておりました。
去る4月28日、店内がカフェにもなっている家具屋さんラケルメジェールへ、目黒まで行ってきました。
見ると頑丈なつくりをした大きなテーブルの上に楽器が乗せられています。あら素敵、此処が本日のステージですか。ライブ会場にするには狭い店内には、既に多くの人が集まっており、空いている席を探すとその大きなテーブル、舞台の真ん前にひとつ。ようし、今夜は一番前で楽しませていただきましょう。
テーブルの上に専用の台を置き、その上に乗せられた楽器は立派な25弦琴。その独奏でライブは始まりました。と思いきや、この奏者、少しだけ擦れ気のある声でうたも歌いはじめました。ゆったりと、ゆったりと流れる旋律は25弦琴の音色によく混じり、とても良い心地がします。
さらに、楽曲の展開、和声の展開にしっかりとした仕事の跡を聴くことができ、感覚的世界観とそれを支える音楽的充実のバランスを感じ、むむむ、やるなぁとオープニング曲から感心させられました。
2曲目で今日のユニットの、もう1名が加わりました。デュオになってのうた、その混じった声の質感という感覚的な面と、ハーモニーのつけかたという技術的要素と、ここでもそのバランスの心地よさが聴こえ一気に彼女達の世界に入り込んでゆきました。
ゆったりとしたメロディ、はねるアッパーな曲、どちらにも現れる、独特な柔らかさ、包み込まれるような感触。最前列から見上げると歌うお二人の周囲に点在するこのお店の商品であるアーティスティックな意匠の電灯の傘から透過する様々な色の灯り、ゆれるリズム、ゆれるふたりの白い衣装。
いっさいのPA機器を使わず、生の声と、楽器の音がこんなにも心地よく、決して音響的には響かない空間でありながら、心の根に響いてきたこの夜のライブを繰り広げたのは、25弦琴を奏で、うたい、カホンなどのパーカッションも同時にあつかった「かりんさん」、2曲目から登場したヴォーカリスト「玉井夕海さん」、おふたりによる「Psalm」というユニットでした。
あるご縁がきっかけで玉井夕海さんを知り、そしてご招待いただいたこの夜のライブでしたが、此処へ来る前にStar Navigationのこと、ホクレア号のこと、を教えてくださったのが玉井さんでした。
想いを描いて、星に導かれるように、海を渡ってゆくがごとく、「Psalm」のおふたりは前進されているようです。そこに、少しでも、なんらかのお手伝いができたら光栄なことだなぁと、この夜のライブを拝見して感じました。
玉井さんはかつて立った天草の地で、映画を撮りたいとずうっと思い描いていたのだそうです。そして脚本を書き、主演を為し、音楽もPsalmでつくった。そんな映画があるそうです。
「もんしぇん」と題された映画、わたくしは未見です。とてもとても興味があります。いつか、近い日に、この映画の上映を見たく思っております。
posted by mniijima : May 6, 2007
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