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March 12, 2007
昨日はtokyo-photo.netさん、銀塩ウエットプロセス・フォーラム、メンバーであるSさんが遠方へ越されるとのことで、壮行会オフを開き、参加してきました。
みなが集まるとやはり留まらなくなる写真談義。いつものことですがメインとしてプランしていた写美での鑑賞の時間がなくなりそうな勢いでした(笑)
さて、その写美では3階展示室にて「"TOKYO" マグナムが撮った東京」が開催中でした。1950年代から10年一区切りで時代時代をブースで別けての展示。
マグナム・フォト(あるいはwikiを参照)ですから基本的に報道を扱った写真群なのですが、外国人(日本人、久保田博二氏もメンバーですが)から見た東京という街のイメージを観ることができます。年代を追って様変わりする街、それはひたすら無機質な方向へ向かっているように僕は感じましたが、では人々はどうなのか、身に着けているものなどの外見的変化を認める反面、どの時代においても個人個人にはなんとも言いようの無い孤独さが垣間見られ、集団としての東京人あるいは日本人の表情にはその孤独感を隠すがごとくの仮面的姿が、酔った会社員にも、原宿で踊る者たちにも、警官隊に突入するデモ隊にも共通して見ることができたような気になりました。
しかしこういった印象を持って、外国人の東京観、日本人観を表していると簡単に言うことはできないでしょう。この展示に関しましても、また違った見かたをできるでしょうし、あくまでもひとつのディレクションの下に構成された、それは言い換えれば観て欲しいことを意図を持って選択し、並べられた展示なのですからね。
ですから総評というものが持つ危うさを感じますので、ここでは気に入った個別の写真、またはシリーズという見地からあらためて挙げてみたいと思います。
まずもっとも印象的だったものはスイス人、ルネ・ブリ氏が1961年(昭和36年)に撮った「ミセス・イワキの1日」と題された4枚組みもの。東京オリンピックを控え急速に開発が進む東京、その中でごく一般的と思われる家庭の中に入り込んだ、たいへん興味深い作品。エプロンといいますか、割烹着を来た主婦を買い物の店先で、台所で、茶の間で撮影したものですが、マスな東京を捕らえる以上に、時代を、東京を、または日本人を象徴する写真として、たいへん注目いたしました。
また80年代(1983年=昭和53年)の米国人リチャード・カルバーー氏による、日常の中での人間の造作、肢体への興味が、巧みな構図の中で生かされたシリーズものが面白かったです。
(注:先のリンク先=マグナム・フォト内のブリ氏、カルバー氏それぞれのページには、ここでの展示写真は掲載されていません。)
さて、このマグナム・フォトでは現在もっとも人気のある作家かもしれませんが、エリオット・アーウィット氏の個展が4月に開催されます。詳しくはコチラ。
また俳優や、ミュージシャンを撮り続けているデニス・ストック氏の個展も4月に。彼のジャズ・シーンの写真を見たいのですが、こちらは大阪です。う~ん。
さて、3階展示室を出た後に地階に向かったのですが、個人的にはこの地階での展示のほうが興味深かったです。
(続く)
posted by mniijima : Mar 12, 2007
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