« 日曜日はオフ会に | main | a live on Friday night »
January 24, 2007
昨夜は体調が優れず暗室作業をしませんでしたが、今日はさらによくない。。。
ところでハンガリー発のファイナンシャル・ジャーナルによるこの記事(リンク先は英文)
によりますと、白黒感剤を製造しておりますハンガリーのFORTEは2006年に1億5千万ハンガリーフォリント(およそ9千3百万円)を超える損失を被ったとのこと。そして今年2月には生産をストップし全従業員を解雇すると。
記事中注目すべきは、05年窮地に陥ったフォルテは資本が代わり社名を変え本社を移していた。そのときは利益をあげた。さらにドイツとフランスの競争相手の脱落(筆者注:ドイツのメーカーはアグファ・フォトのことと思われます)はさらにフォルテの前途に光を与えた、はずであった!
ところがそれら閉鎖した2社の商品が市場に流れ、供給過剰になり、その煽りをフォルテはもろに喰ってしまったようなのです。確かに人気のあったアグファの印画紙はマスターロールを買い取ったところから市場に流れ、最近では日本国内でも購入できるようになっておりました。
さてフォルテの白黒フィルムと印画紙、現像液は数年前より近代インターナショナルさんの扱いで国内の量販店に並んでいましたので利用された方も多いと思います。
わたくしなどは最近RC紙、FB紙ともにフォルテを気に入って使っておりましたので、ありゃまぁ! どうしましょ! 状態なのでございます。
では現在まだ店舗の棚に残っている商品を買い溜めるか、となりますと、第2第3のフォルテを生み出すことに加担する可能性があるわけですよ。
そこで現在白黒感剤を頑張って供給している富士フィルム、サイバーグラフィック社のオリエンタル印画紙、そしてイルフォード・フォトを中心に印画紙もセレクトしてゆこうと考えさせられた記事でございました。
posted by mniijima : Jan 24, 2007
trackback
trackback URL for this entry:
http://www.mniijima.com/across/cgi/mt/mt-tb.cgi/99
comments
はじめまして、ラ・ペルラと申します。
こちらで拝見しまして、何気なくこだわりながらも使っている、フィルムや印画紙の事など、とても勉強になりました。
ありがとうございます。
わたしも、昨日ヨドバシでフォルテは他の人に譲って、フジのレンブラントを買ってきました。
企業人の誇りも、銀行系から来た重役は、数字のみで判断するだけの社会風潮のなかにあって、フジの企業精神は賞賛してあげたいですね。そして、その数字が何とか上向かないまでも、下降しないように、わたしも応援したいと思いました。
by ラ・ペルラ : February 9, 2007 4:55 PM
ラ・ペルラさん、はじめまして。
ウェブのギャラリーを拝見させていただきました。古き良き時代のものを多く撮影されているのですね。僕もいにしえの風情は大好きです。
銀塩感剤は微妙な時代になってきましたが、多くの趣味家が危機感を共有し、メーカーさんと共々、写真を続けられる環境を得られるようになりたいものですね。
コメントをありがとうございました。是非またお越しください!
by M.Niijima : February 9, 2007 6:58 PM
おお、早速のお返事、また下手な写真まで見ていただきまして♪ありがとうございます。
わたし、銅版画の長谷川潔のファンでして、写真でそのようなイメージにできないかなぁ~なんていろいろ試しているのです。
これからも、宜しくお願いいたします。
by ラ・ペルラ : February 9, 2007 10:02 PM
長谷川潔さんですか。僕は版画には詳しくないのですけど、それでもああいった作品を拝見しますと、所謂版画でどうしたらあのようなディテールが描けるのか、とても不思議です。
僕の知り合いの写真家さんで、版画もやっていらっしゃる方がおります。その方は白黒写真の印画紙ではコットン紙をベースに使ったベルゲールのファイン・ポートレートが版画用紙のアルシュみたいで好きだなんて仰っておりました。ラ・ペルラさんは使われたことありますか?
僕自身は未経験なのですが、いつか使ってみたいと思っているのです(いい価格しますけどね)。
by M.Niijima : February 10, 2007 4:15 AM
こんばんは♪
ベルゲールは回りで数人の方が使ってらっしゃいますが、現像液との組み合わせで、漆黒の黒が出ると使った方は仰いますから、厚いベースに更に厚いエマルジョンが塗布されているのでしょうかね。確かに作品には独特の黒の深みを感じます。
わたしも、そろそろベルゲールと考えていた矢先でしたから、ケントメアのアートクラシックが無くなり、アメリカの某大判フィルムと印画紙を扱っている感材屋さんも倒産してしまったようで・・・やり難い状況ではあります。
一億に満たない金額で倒産するフォルテもまた、企業としては細々と昔の機械を手入れしながら何とか今まで来たのでしょう。旧東欧圏にそういう機械でOEM生産する工場が1社でもあれば、比較的安価にこれからも上質な印画紙が入手できると考えていたのですが、考えが甘かったようです。
by ラ・ペルラ : February 10, 2007 6:23 PM
こんばんは。
そうそう忘れてました。ベルゲールの紙を推しておいてなんなのですが、あそこはレシピを自社で開発し、生産をフォルテに委託していたようなのです。ベルゲール自体はストックを半年分くらい持っているそうなのですが、新たな工場探しをしており、フォーマとも会合を持ったという「あくまでも噂」があります。
フォーマは比較的新しい設備らしいのですが、是非とも頑張ってほしいところであります。
by M.Niijima : February 11, 2007 2:58 AM
おお、ありがとうございまする!。
そのうち、ベルゲールかしら?
先ずは、フジでどれだけ納得できるか?です。
by ラ・ペルラ : February 12, 2007 2:44 PM
ラ・ペルラさん、レス遅くなりましてごめんなさい。
ひとつ前にいただいたコメントで、
> アメリカの某大判フィルムと印画紙を扱っている感材屋さんも倒産してしまったようで・・・
とありましたが、これJ&●のことですか。確かにショップはクローズしてますね。
国内で入手できない感剤類の海外通販を希望されているのならば、カリフォルニアのFreestyle Photographic Suppliesってところがあります(既にご存知ですか?)
ttp://www.freestylephoto.biz/
by M.Niijima : February 14, 2007 10:37 AM
そうです。ご推察どおりのショップでした。
ありがとうございます。とてもいい情報を頂きました。
ゆっくりこれから見させていただきます。ポンド、ユーロも高いから、ドル圏から入れるのがいいかもしれませんが、最近は円安ですね。重ねましてありがとうございまする。
まあ、フィルムは日本で買うのが一番安いのですよね~♪
by ラ・ペルラ : February 14, 2007 1:06 PM