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January 29, 2007
  a live on Friday night

夕方から小雨模様となった金曜、混み合う新宿の街、人の波を縫って2丁目へ。
ピアニストの友人と仕事の話しをする予定から一転、彼女が大推薦するアーティスト・菅野邦彦さんが2丁目の「非常口」という怪しげなクラブでのイベントに出演されるとのことで駆けつけたのです。
演奏前に友人より紹介してもらった菅野さんは齢70歳代とのことですが、ポジティブな感情が豊かで、たいへん若々しい。どんな音を出されるのか興味津々です。

ライブはドラム、ベース、パーカッション、ギター&ヴォイス、チェロ、そして菅野さんのキーボードという6人編成が輪となりフロア中央に、わたしたち客はその周りを囲み親密な雰囲気が溢れた中で行われました。チェロ弾きの女性だけが若手で、あとはベテラン勢によるアンサンブルは、ブラジルを基盤にルーズなグルーブを派生させる素晴らしいもの。かっこいい。
20歳代後半から30歳代がほとんどであるこの店の客層の中で、見事なほどマッチしたゆったりとした時間の流れを作り出し、ラウンジ独特の雰囲気が心地よかったです。

その中で鍵盤に不思議な改造を施したキーボードを弾く菅野さんの音は温かく、そしてどこまでも寛容なのです。もう完全にヤラれてしまいました。菅野さんが作り出す音世界に惚れてしまったのですよ。
イベントはどうやらオールで行われるようでしたが、その夜はおとなしく、未練たっぷりに、終電に乗ることが出来る時間に辞してきたのですが、また是非聴きに来よう、ようし追っかけるぞぉ、という気持ちで一杯になりました。
そして次回は菅野さんのかっこいい演奏姿を撮らせていただこう。

11:58 AM permalink | comments (0) | trackbacks (0)

January 24, 2007
  在庫と放出品への未練連綿?

昨夜は体調が優れず暗室作業をしませんでしたが、今日はさらによくない。。。

ところでハンガリー発のファイナンシャル・ジャーナルによるこの記事(リンク先は英文)

によりますと、白黒感剤を製造しておりますハンガリーのFORTEは2006年に1億5千万ハンガリーフォリント(およそ9千3百万円)を超える損失を被ったとのこと。そして今年2月には生産をストップし全従業員を解雇すると。
記事中注目すべきは、05年窮地に陥ったフォルテは資本が代わり社名を変え本社を移していた。そのときは利益をあげた。さらにドイツとフランスの競争相手の脱落(筆者注:ドイツのメーカーはアグファ・フォトのことと思われます)はさらにフォルテの前途に光を与えた、はずであった!
ところがそれら閉鎖した2社の商品が市場に流れ、供給過剰になり、その煽りをフォルテはもろに喰ってしまったようなのです。確かに人気のあったアグファの印画紙はマスターロールを買い取ったところから市場に流れ、最近では日本国内でも購入できるようになっておりました。

さてフォルテの白黒フィルムと印画紙、現像液は数年前より近代インターナショナルさんの扱いで国内の量販店に並んでいましたので利用された方も多いと思います。
わたくしなどは最近RC紙、FB紙ともにフォルテを気に入って使っておりましたので、ありゃまぁ! どうしましょ! 状態なのでございます。
では現在まだ店舗の棚に残っている商品を買い溜めるか、となりますと、第2第3のフォルテを生み出すことに加担する可能性があるわけですよ。
そこで現在白黒感剤を頑張って供給している富士フィルム、サイバーグラフィック社のオリエンタル印画紙、そしてイルフォード・フォトを中心に印画紙もセレクトしてゆこうと考えさせられた記事でございました。

7:19 PM permalink | comments (9) | trackbacks (0)

January 22, 2007
  日曜日はオフ会に

昨日はモノクロ写真フォーラムの関東地区オフに参加してきました。午前11時に上野駅に集合し、そして各々街を撮り歩き、再集合して撮ったフィルムをラボに出し、同時プリントをみんなで見せ合うという昨年もおこなった企画を楽しんできました。夜はそのまま親睦会、すなわち飲み会です。初参加の方々との出会いも嬉しく、たくさんの刺激を受けた日曜日でございました。

さて、天気が安定しない週末で「雪」という予報もあり、帰宅時には小雨が落ちてきたのですが、撮り歩きをする昼前後の時間帯には陽もでており幸運このうえありません。
使用したフィルムはイルフォードXP-2 Super。所謂C41(カラーネガ現像)処理する白黒フィルムです。
ところがこのフィルム、ミニラボによっては受け入れを拒否されるところもありまして、今回は神田西口まで行き、55ステーションさんで現像プリントをしていただきました。

今回わたくしは早々に参加の皆さんから別れ一人上野駅から入谷のほうへ向かいました。以前からその辺りを歩いてみたかったのですよ。地下鉄日比谷線の入谷駅の西側、JR鶯谷駅の北東側に根岸という町があり、このあたりは戦災に遭わず、古い街並み、建物が多く残っているとのことで、たいへん興味があったのです。
町は交通量の多い大きな幹線道路に挟まれた中に、ひっそりと佇んでおりました。2時間掛からず36枚を撮りきったのですが、狭い路地から路地へ、古い集合住宅や商店を中心に撮影。ただし建物全景をいれるような構図では面白くないので、そういった建物の一部を切り取るような構図を常に意識しました。結果少し見上げるような写真が多くなり、変化に乏しく、フィルム1本、36枚を通して見ると飽きがきますね。何枚かセレクトして構成すると良いのかもしれません。
このオフでは先にも記しましたが撮影後、フィルムをミニラボに出し、1時間後にあがった同時プリントをみんなで見せ合うのですが、その中から一人一枚をみんなで選び、白黒銀塩プリントを作るという課題があります。わたくしの36枚の中から選ばれたカットは下の写真。これは同時プリントのスキャンです。

st_ngs070101l.jpg

Jan '07, @Negishi, Taito-ku, Tokyo.
Taken with the Nikon new FM-2 with the Nikkor 28mm f2.8 lenz.
Ilford XP-2 Super @EI 200, dev and printed by a mini-lab.

この階段の右側は建物の外壁(?)となっているのですが、その壁は上部にぽっかり穴が空いておりまして、この建物がここに在った時間を象徴しておりました。しかしそのぽっかり空いた穴、言い換えれば建物の古さ、ボロさ、に注目して撮影するのは悪趣味というもの。ところが空いた穴の内側、すなわちこの階段には穴からの光がとてもきれいに射しておりました。これは絵になると思いシャッターを切りましたので、この「きれいな入射光」が作品のテーマであり、プリント作業はそれを表すべく試行錯誤するわけですね。
今夜は帰宅が遅かったため、明日夜にはプリントしてみたいと考えております。

11:56 PM permalink | comments (12) | trackbacks (0)

January 12, 2007
  フィルム文化の存続

日頃お世話になっているモノクロ写真フォーラムでの投稿により、一旦は8ミリムービー(シングル8)用のフィルム製造販売と現像サービス業務の終了を決めた富士フイルム株式会社が、その業務終了延期を記した文章を発表したことを知りました。

この件は昨日(07.1.11.)の毎日新聞・夕刊でも記事になっており、さらなる詳細を知ることができました。

その記事によりますと、現役映画人から「8ミリ文化の灯を消すな」という声があがり、映画評論家氏が「フィルム文化を存続させる会」を結成、事業存続をフジ側と話し合ってきたとのこと。フジは設備を更新、修理して数年をめどに存続を決定、さらに会は今後もフジと協力し、さらに長く継続できる具体策を検討してゆくとのことです。

ところで一旦は業務の終了を決定したフジですが、そのとき採算性だけを考慮した決定ではなく企業側にも大きな苦心があったのではないかと今回想像するに至りました。前述の「フィルム文化を存続させる会」ブログを拝見しておりますと、フジ社内の業務マシンも随分トラブル、故障を抱えていたようです。こういったマシンは新たに製造されているわけではないと思いますので、当時からの機を大切にメンテナンスしながら業務を続けていたのでしょうね。わたくしも機械を使ってサービスを提供する職にありますから、このように現在の主流ではなく、利用される機会は減ってはいるものの、それでもお客様からの需要がなくならないマシンのケアにつきまして、その尽力は想像に容易いのでございます。

そういった企業側の尽力と、それを促した「会」の動きにはたいへん思うところがあり、このエントリーを記したのですが、どうぞ銀塩写真趣味のみなさまも「フィルム文化を存続させる会」ブログをお読みになることをお勧めいたします。とくに「フィルム文化を存続させる会発足にあたって」というエントリーは一読に値すると思います。

8:13 PM permalink | comments (4) | trackbacks (0)

January 6, 2007
  柳橋日記(その1)

昨5日、仕事の取引先への挨拶回りを済ませ、新年会へ向かう途中で柳橋に立ち寄ってまいりました。船宿はどこも明かりが灯いておらず、川沿いは寂しかったです。
この日はほんの少しだけ北に歩いてこの辺りの氏神さまが祭られている第六天榊神社へ。

初詣は毎年家内の実家近くの大きな社へ家族で出向くことにしております。今年は3日に訪れました。そこはわたくしたちが挙式をし、娘のお宮参りをした処。毎年たくさんの人で賑わっており参拝するのも一苦労なのですが、今年も家族で訪れることが出来たということが大事なのだと思っています。
晴れも褻もないわたくしたちの毎日にあって、さらにわたくし自身まったく信仰心というものが希薄なのですが、それでも神社でお参りをするとピーンと背筋が正される思いが致します。とはいえ初詣先の賑わいの中ではそういった厳粛な気分はまったく味わえません。

ところが昨日うかがった第六天榊神社は初詣の提灯が明るく灯っていたにもかかわらず、訪れた夕暮れ時境内には他の参拝者はおらず、とても得した気分になりました。静かな境内、手水舎から拝殿前へ。賽銭を投げ、二拝した後、二拍打つ。パン、パンッという音は拝殿から反射し、自分自身へ返ってくるようです。その音にピーンと気持ちが張ります。そしてもう一拝。それだけで構いません。そおっと静かに社を辞してまいりました。
今年、何度この付近を歩くことになるでしょうか。まったく楽しみなことであります。


橋近くのお稲荷さん(篠塚稲荷)で数枚スナップを撮る。Super Presto @EI 800.

11:59 PM permalink | comments (2) | trackbacks (0)

  新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。

本年も Across the Street Sounds および Sound Of Silence をどうぞよろしくお願い申し上げます。

7:46 PM permalink | comments (2) | trackbacks (0)