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December 31, 2006

  日本の音(6)

お葉の自作自演による音源のリスニングは叶わぬ夢なのでしょう。
その代わりと言ってしまっては演者にたいへん失礼なのですが、先日クリックしたCDが届きましたので、早速「散るは浮き」を聴いてみました。

ところがこのCDのこの曲、出来があまり良くありませんでした。CD全体が良くないのではなく、この曲を歌われた方の出来の問題であります。声質そのものは渋みがあるのですが唄をうたうための安定した発声に難があるように思えます。いや詳しくは知りませんが、おそらくこのCDにピックアップされている演者はみなこの世界では名の在るお師匠さんなのでしょう。そういった方に対して小唄初心者のわたくしが評をすることは甚だ失礼千万なのではございますが、これでも20年音楽の世界で生きてきた、そして数えきれぬ音楽テイクをジャッジしてきた立場から、敢えて発言させていただいております。正直幻滅いたしました。

しかし作品そのものの魅力には抗えません。お葉が一部加筆した不昧公による詩はたいへん美しいものです。初めて全文を読んだときにはサーッとその情景が目に浮かびました。
それを引用に留まらず全文をここでご紹介しても、既にパブリック・ドメインであるでしょうからまったく問題はないと思いますが、あえてやめておきます。
その代わり、その詩から想起したイメージを写真として作品化し後日ここでご紹介したいと思います。おそらくは1年後。そのころまでに作品化できればと考えております。
わたくしが想起したのはほんとうに拙いイメージ。それをお見せできる写真として表すことができるかどうか、「柳橋」作品群の最後を飾る一枚として作ることができるかどうか、それを来年の目標に掲げましょう。

さて、大晦日を迎えました。これが本年最後のエントリーになります。
この1年も多くのみなさまに支えていただきまして感謝に尽きることはありません。
どうかみなさま良いお年をお迎えくださいませ。

posted by mniijima : Dec 31, 2006

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comments

あけましておめでとうございます。
昨年は親しく言葉をかけて頂き、本当にありがとうございました。本年もよろしくお願い申し上げます。
次第に奥深い世界に分け入って行かれるご様子、楽しく拝読しています。いままでまったく知らない世界でしたから、興味津々です。同時に、M.Niijimaさんの被写体への対し方、識ることの大切さも......。私も「見て撮る」だけの写真からの脱皮を図らなきゃ.....。

by marmotbaby : January 5, 2007 10:26 PM

marmotbabyさん、あけましておめでとうございます。

独り善がりな雑文を読んでくださりありがとうございます。
実は今回テーマとした場所を撮るにあたりまして、かなり悩んでいるのです。どのように作品化してゆこうかと。
いろいろな資料にあたっているのも、そこから想像力を広げる何かヒントはないものだろうか?そういった気持ちであちこち調べごとをしているのです。

このエントリーで書きましたように「小唄」という江戸情緒を残す音楽との出会いから「お葉」「散るは浮き」とキーワードがつながってゆき、とうとうその詩文から「1枚の映像イメージ」に辿り着いたのは幸運でした。

今年は思う存分、悩んで写真を撮ってゆこうかと思っております。

by M.Niijima : January 6, 2007 7:23 PM

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