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October 21, 2006
どうもピンと来なかったんです。それらはツチ(土)クニ(国)ミヤコ(都)から日本の原風景を探った写真とのことですが、僕には正直そんな風景を感じることができませんでした。高梨豊さんの写真集「初國 pre-landscape」を見たときの感想です。
そこで、その写真集のオリジナル・プリントを展示した同じタイトル「初國 pre-landscape」を見に、東京工芸大学の写大ギャラリーに行ってきました。
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都市を撮り続けてきた高梨さんが、日本各地に赴き80年代中頃から撮影を開始し、93年に写真集として発表した「初國」。以前写真集を見たときに、どうしても理解できなかった彼が描く原風景。オリジナル・プリントからならば何か見えてこないだろうか、という期待を持って今回の写真展に足を運びました。
高梨さんは60年代から広告写真家、写真作家として活躍、中平卓馬さん、森山大道さんらの「プロヴォーク」にも参加、絶えず都市を撮り続けてきた方という印象があります。
さて、プリントを前にすると僕にも感じることができたようです。このシリーズにおける写真家のディレクションを。写真的な情緒とか、感傷を、技法的な面からも排除した、とても素な状態の風景。一切の虚飾を捨てて表現しようとしたのかもしれません。ここはもっと焼きこんで、ここは陽が落ちてくるまで待って、ここは逆行を使って、などという写真臭くなる演出は不要だったのですね。
うん、確かに見えてきました。ですが、そこに僕がシンパシーを感じるかどうかは別の問題。見えてきたんですが、それでもやはりその視線に同調することは出来なかったのです。
高梨さんの別の写真集「都の貌」にはとても感じ入るものがあったのですが。。。
高梨豊写真展「初國 pre-landscape」
10月24日(火)まで(いつも情報がギリでごめんなさい)
写大ギャラリー(東京工芸大学中野キャンパス内)
地下鉄丸の内線・大江戸線 中野坂上下車・徒歩7分
東京都中野区本町 2-9-5 TEL 03-3372-1321 open 10:00~20:00 (会期中無休)
posted by mniijima : Oct 21, 2006
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