« そんなに長いわけではないので写歴でも綴ろう(その13/最終回) | main | 100年前の写真技法 »
September 16, 2006
ギャラリーからのDMが随分遅れて届いたようです。この手のお知らせはたいてい以前訪れた写真展で芳名帳に記した住所に宛てて送られてきます。最近引越しをしたうちへは、前住所から転送されてから届けられるために、そのような時間差を生じてしまったのですね。
届けられた封書には2件の写真展の案内が同封されていました。そのうち期の早いほうは17日(日)までではないですか! しかも三島浩さんの写真展。
-
写真作家・三島浩さんの個展には2年前に一度訪れました。見事というしかない古典技法=プラチナ・プリントによる東欧の田舎の光景からは、まるで19世紀にトリップしたような感覚を与えられました。
その三島さんの展示ならば急いで見に行かないと!
今回の展示、三十点弱のうちプラチナは一点のみで、あとは全て通常の銀塩プリントでした。パリやニューヨークで撮られ、8x10くらいの小さい紙に焼かれた旧作がその中心でしたがどれも素晴らしいプリント。大きめのプリントは東欧もの。アーカイバル面だけでなく色調効果を狙ったトーニング処理もなるほどそれぞれの作品にマッチした使い方を為されております。お値段もお安めで機会があったら買いたいなぁ。
そしてご本人と随分お話をさせていただきましたが、写真制作の技術面において一番重要なことはフィルム現像のデータをしっかりと作っておくこと。そして撮影時の測光であるとのこと。なるほど。おおいに刺激を受け、勉強になった写真展でした。
三島浩写真展
2006年9月17日(日)18時まで(開廊は12時)
アートスペース瑠璃
東京都港区南青山5-6-19 セイナンビル別館 (03-3499-2212)
地下鉄「表参道」駅、B1出口を出てスパイラル前から渋谷方面へ向かい、最初の路地(骨董通りの1つ手前、通称ビストロ通り)を左に入り、20メートルほど左側。クドウというケーキ屋さんの入っている複合テナントビルの1階奥。
("写真展" on trackback people.)
posted by mniijima : Sep 16, 2006
trackback
trackback URL for this entry:
http://www.mniijima.com/across/cgi/mt/mt-tb.cgi/31
comments
プラチナプリントって、文字通りプラチナを焼き付けて像を出すプリントですか?
初めて耳(目?)にしました。
日程的に観に行くことができなさそうなのが残念。
観てみたいなぁ、プラチナプリント。
by ちぇる : September 16, 2006 6:34 PM
ちぇるさん、コメントありがとうございます。
機会があればプリントを見ることをお勧めいたします。
プラチナ・プリントは銀塩の銀をプラチナに置き換えた技法です。詳しくは新しいエントリーを用意しましたのでご参照ください。
http://across.mniijima.com/2006/09/post_22.html
by M.Niijima : September 17, 2006 2:53 AM